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石油・LNGなど=エネルギー総合スレ=

1595とはずがたり:2013/12/19(木) 13:35:45
【出光興産】
国内はコバンザメ商法
海外投資にひた走り“開拓魂”で構造転換
http://diamond.jp/articles/-/45994

国内石油産業が縮小の一途をたどる一方で新興国では石油需要が増大し、北米ではシェールガス革命の嵐が吹き荒れている。そんな中で国内石油2位である出光興産の“開拓魂”に火がついた。

 2014年3月、出光興産が第1号の製油所として立ち上げた山口県の徳山製油所が57年の歴史に幕を下ろす。…同地域で化学品の生産は続けるものの、徳山製油所における石油精製は停止する。

 徳山の精製撤退準備が粛々と進む一方、海を渡ったベトナムでは10月、同国首相を筆頭に政府関係者ら約1000人が出席する建設起工式が華々しく催された。出光が進めるニソン製油所・石油化学コンプレックス計画がいよいよ始動したのだ。プロジェクトの投資総額は90億ドル。ベトナムでは急増する石油需要に国内生産が追いつかず、大半を輸入に頼っていることに商機を見いだした。

 この二つの製油所の進退は、出光が仕掛ける事業ポートフォリオ転換の象徴といえるものだ。

 事業構成を見ると現状は圧倒的に国内石油事業に頼っている。その大半は、原油を精製してガソリンや化学原料などを生産・販売する石油製品で構成され、売上高の83%を占める。ところが営業利益を見ると、石油製品の割合は66%にすぎず、石油化学製品や石油開発の貢献が大きい。石油開発は、世界各地で油田の権益を取得し、油田開発や原油生産を行うもので収益性が高く、営業利益率は30%以上に上る。

 対して、石油製品の営業利益率はわずか2%ほど。利益率の低迷が続く理由は、国内の石油製品市場が供給過剰で過当競争に陥っていることにある。

少子高齢化やエコカーの台頭で国内の燃料油(ガソリン、軽油など)需要は1999年の2億4600万キロリットルをピークに減少を続け、2億キロリットルの大台を割り込んでいる。ガソリンスタンドの減少も顕著で、かつて6万店あったものが3万店強まで半減した。出光においても例外ではなく、系列店の数は10年前の5358店から3817店に減っている。

 市場縮小にもかかわらず、製油所の淘汰は遅々として進んでいない。国は石油各社に設備廃棄を促すエネルギー供給構造高度化法を来年3月に施行する。これに端を発し業界では再編が渦巻いている。単独では精製能力削減が難しい中堅・下位石油会社が合従連衡するか、大手が吸収するかが焦点だ。

 出光はそうした再編に距離を置く。一昨年、いち早く徳山の精製撤退を決め、全社精製能力を約20%削減。最大手JXホールディングスと製品相互供給の提携をすることで、自社で系列店に供給し切れない量や地域を補う戦略を取った。


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