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石油・LNGなど=エネルギー総合スレ=

1542とはずがたり:2013/10/22(火) 14:54:02

露プーチン政権、LNG輸出を自由化へ 「サハリン1」一転、争奪戦
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20131022096.html
産経新聞2013年10月22日(火)07:56

 ■国営企業の事業競合激化

 【モスクワ=遠藤良介】日本政府も出資するロシア極東の石油・天然ガス開発事業「サハリン1」をめぐり、国営天然ガス企業「ガスプロム」と国営石油大手「ロスネフチ」が激しい駆け引きを演じている。プーチン政権が液化天然ガス(LNG)の輸出を自由化する方針を打ち出し、両社がサハリン1のガスを当て込んだ事業を計画しているためだ。製品の売却先が決まらず、暗礁に乗り上げていたサハリン1の天然ガス開発には思わぬ光明が見えてきた。

 サハリン1に出資するロスネフチは、サハリン(樺太)にLNGプラントを独自建設する案を打ち出し、米エクソンモービルと計画作業の着手に合意した。サハリン1や他のオホーツク海鉱区で産出される予定のガスを液化し、アジア市場向けに輸出したい考えだ。

 これに対し、ガスプロム幹部は9月末、サハリン1のガスを、自社が経営権を持つ「サハリン2」のLNGプラント拡張に充てる方が効率的だと反発。ロスネフチ側は「競争相手による追加の(事業)評価は必要ない」(イタル・タス通信)とはねつけた。

 サハリン1ではすでに石油の生産が軌道に乗っているものの、天然ガスをめぐってはこの数年、開発が事実上の凍結状態になっていた。ロシアでは2006年成立のガス輸出法でガスプロムに独占輸出権が与えられ、同社がこれを盾にサハリン1からの直接輸出を認めなかったためだ。サハリン1を主導する外資連合がパイプライン敷設による中国向け輸出を計画していたのに対し、ガスプロムは破格値で自社にガスを卸すよう要求していた。

 だが、プーチン大統領が2月、LNG輸出の自由化を検討するよう政府に指示し、事情は一変。プーチン氏の最側近、セチン氏の率いるロスネフチが、サハリン事業でガスプロムと競合する形となった。LNG輸出自由化の新法は年内にも成立するとみられている。

 米国発の「シェールガス革命」のあおりで、昨年のロシアの天然ガス輸出量は前年比で8・9%減。最大輸出先の欧州向けが伸びず、世界的に取引の増えているLNGで、ロシアのシェアがわずか4・5%と出遅れている影響が大きい。

 プーチン政権は、硬直的な経営体質のガスプロムから独占輸出権を奪い、成長するアジア向けのLNG開発を加速させたい考えだ。

 ただ、ロシアに現存するLNGプラントはサハリン2のみで、サハリンやウラジオストクで計画される新規プラントの稼働開始は18年の見通し。それまでにはオーストラリアやインドネシアなどで続々と新プラントが完成する予定で、他国との競争は厳しくなりそうだ。


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