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石油・LNGなど=エネルギー総合スレ=
1500
:
とはずがたり
:2013/07/14(日) 02:04:08
アメリカの石油輸送、鉄道が復権
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20121204002&source=goo
David LaGesse
for National Geographic News
December 5, 2012
アメリカでは2012年、ノースダコタ州が石油生産量でアラスカ州を抜き国内第2位となった。主な要因は、ノースダコタ州からモンタナ州、カナダまで広がる油田「バッケン・シェール」でシェールオイルの採掘が本格化したためだ。その影響で、アメリカでは石油の輸送手段にも変化が生じている。鉄道への関心が高まっているのだ。
RBN Energy社のエネルギー・アナリスト、ラスティ・ブラジエル(Rusty Braziel)氏は、「鉄道輸送が再び脚光を浴びている」と話す。
アメリカでは、石油製品の鉄道輸送量がこの1年間で44%も増加した。その引き金となったのが、パイプラインより鉄道に頼るノースダコタ州だ。もっとも、鉄道輸送はパイプラインよりも割高であり、環境に対する新たな懸念も指摘されているため、当初はパイプラインが増設されるまでの一時的現象と考えられていた。ところが予想に反してアナリストの間では、鉄道が輸送手段として今後定着するのではないかという見方が広まっている。
◆鉄道による石油輸送
エイボンデール・パートナーズ(Avondale Partners)の株式アナリスト、ドナルド・ブロートン(Donald Broughton)氏によると、内陸部に位置するノースダコタ州の場合、石油の輸送手段としてコストが最も安く効率的なのはパイプラインだという。だが、多額の建設コストがかかるパイプラインは、投資を回収するまでに数十年を要する可能性がある。
しかも、新たに発見されたシェールオイル層でフラッキング(水圧破砕法)を使った石油採掘が今後どの程度の期間続けられるか、いまだ見通しが立っていない。ブロートン氏は、「パイプライン新設は時期尚早だ」と話す。
さまざまな状況から投資家が下した判断は、鉄道輸送だ。ここ3年でさまざまな企業が、バッケン・シェール専用の鉄道ターミナル十数カ所を含む石油輸送関連の鉄道インフラに大金を注ぎ込んでいる。
ターミナルの責任者スティーブ・マグネス(Steve Magness)氏は、「今回の投資はかなり大がかりだ。われわれは鉄道輸送に対する需要が永続すると見込んでいる」と語る。
BNSF鉄道は、バッケンの油田があるウィリストン盆地一帯で採掘された石油輸送を一手に請け負う。輸送量はこの5年間で、これまでの70倍に相当する8890万バレル近くに達した。また、ユニオン・パシフィック鉄道やカナディアン・ナショナル鉄道などでも軒並み増加している。
さらに鉄道各社は、スチール・パイプや土砂など、石油掘削用資材の輸送によっても収益を伸ばしているという。
◆石油流出の危険性
ノースダコタ州の石油掘削や輸送のあり方については、環境保護の立場から懸念する声もある。同州の石油採掘量が飛躍的に増加するきっかけとなった新技術フラッキングは、地下水を汚染するおそれがあるとして、かねてから批判の的になっている。そして現在は、鉄道による石油輸送にも厳しい目が注がれている。パイプラインであれば人口密集地や脆弱な自然環境を迂回するように建設できるのだが、線路の敷設にあたってはそうした配慮がなされなかった。
アメリカの自然保護団体シエラクラブのノースダコタ支部で広報を担当するウェイド・シェーファー(Wayde Schafer)氏は、「列車が通過する地域には、脆弱な自然環境や町の中心部が数多く含まれている」と話す。ノースダコタ州の州都ビスマークでも、ダウンタウンにあるシェーファー氏の事務所から2ブロックの場所を線路が走っているという。
だが鉄道会社の幹部らは、列車から石油が漏れ出したとしても、パイプラインに比べればその量は微々たるものだと口を揃える。カナディアン・ナショナル鉄道のCEOクロード・モンジョー(Claude Mongeau)氏はこう語る。「仮に1両の貨車が破損したとしても、流出する石油の量は600バレル程度だ。パイプラインから流出する量の比ではない」。
鉄道輸送の優位性はまだある。例えば、カナダのオイルサンドなどから抽出される粘性の高い石油をパイプラインで輸送する場合、希釈剤(コンデンセートや合成油)を添加する必要があるが、鉄道輸送はその必要がない。
また鉄道の場合、輸送容量を石油生産量に合わせて速やかに調整可能で、出荷先も柔軟に変更できる。先述のブラジエル氏は、「パイプライン輸送は目的地が固定されてしまう。鉄道は線路が繋がっていればどこへでも輸送できる」と話す。カナディアン・ナショナル鉄道のモンジョー氏も、パイプラインが新設されても、鉄道がそれに引けを取ることはないだろうと強気の姿勢を見せている。
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