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石油・LNGなど=エネルギー総合スレ=

149とはずがたり:2004/02/11(水) 19:40
http://mytown.asahi.com/kagawa/news02.asp?kiji=6230
四電、液化天然ガス導入へ

  四国電力は、液化天然ガス(LNG)の販売に乗り出し、一部発電所の燃料としても利用する方針を決めた。電力自由化による競争で、簡単に収益を上げるのは難しく、新たな収益源が必要になっていた。発電燃料をLNGに替えれば、発電コストが下がり、二酸化炭素の排出も減らせるという計算もある。(諏訪和仁)


  四国には電気を大量に使う大都市がなく、産業誘致も思うように進まないため、今後の電力需要の伸びは小さい見通し。将来にわたって収益を確保するには、電気以外の「商品」が必要になっていた。それだけに、LNG導入を発表した大西淳社長は「総合エネルギー企業の基盤がそろう」と、笑顔を見せた。


  新設するLNG基地は、コスモ石油、四国ガスとの共同事業だが、四電が主導権を握る。今のところLNGの売り先は四国ガスだけだが、ほかの客に直接販売すれば同社と競合しそうだ。一方で、工場や地域熱供給など、電気にガスを組み合わせた商売もでき、新たな客を取り込めるという期待もある。


  東京、関西電力など規模の大きい電力会社は01年から相次いでLNG販売に本格参入している。自由化で電気事業に参入してくるガス会社などへの対抗上不可欠という判断だ。今のところ、四国で四電に対抗する規模のガス会社はない。といっても、他地域からの参入の可能性は捨てきれず、安泰が続くかどうかは不明だ。


  95年からの電力自由化で、大口利用者から段階的に、電力会社以外からも電気が買えるようになってきた。例えば、大型ショッピングセンター「ゆめタウン高松」(高松市)は昨年4月から、大王製紙(愛媛県伊予三島市)が自家発電した電気を使っている。四電より安かったためだ。


  逆に四電は昨春、大王製紙から電気を買っていた香川大医学部(三木町)と高知大医学部(南国市)を「奪回」するなど、四国にも競争の芽が吹きだしている。


  四電は値下げに迫られ、電気料金を96年から2年おきに4度値下げした。累計で22%安くなった計算だ。02年10月の値下げ(5・22%)の影響だけを見ると、250億円の減収になる見込みで、収益への影響は大きい。


  この値下げに対応するにはコスト削減。LNGは発電効率が高く、石油より3割程度安く発電できることから、この面でも期待がかかる。今回の計画では、全体の発電能力の1割をLNG化し、今後増やすことも検討する。


  また、発電設備の更新も迫られていた。同社の火力発電は運転開始から平均25年たち、電力9社(沖縄電力を除く)の平均20年より古く、運転や修繕の費用がかさんでいた。


  二酸化炭素の削減も重要課題だ。LNG転換で、5%削減できるという。


  同社の1㌔ワット時当たりの排出量は電力10社中上から5番目。二酸化炭素などの温室効果ガスの排出について、国内での規制が実施される可能性があり、早期に対応する必要があった。


  四国電力のLNG導入
  坂出市番の州にあるコスモ石油坂出製油所に、国内最大級の18万㌔リットルのLNGタンクを新設。同時に坂出発電所にある四つの発電設備のうち二つを更新・改造し、燃料を重油などからLNGに変更する。いずれも06年に着工、10〜11年に操業開始予定。総投資額700億円。
(2/11)


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