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石油・LNGなど=エネルギー総合スレ=

1318荷主研究者:2011/12/30(金) 21:00:12

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20111129304.htm
2011年11月29日03時19分 北國新聞
低燃費車普及や安値競争などで廃業止まらず 石川、富山の給油所

 北陸で給油所の廃業に歯止めが掛からない。石川、富山では昨年度に50店減少し、今年4月からは少なくとも13店減った。2月の法改正で老朽化したタンクの改修が必要となり、改修費を捻出できずに廃業を決断するケースが続出。業界はハイブリッド車の普及や安値の価格競争、後継者不足に加え、タンク改修という「四重苦」の状況に追い込まれ 、関係者からは「店を守ることさえ難しい」と悲鳴が上がっている。

 石川県石油商業組合によると、石川の給油所数は現在421店。昨年度は30店減少し、今年4月以降も4店減った。清水和雄専務理事は「95%の給油所が開店して30年以上たつ。家族経営が多く、70〜80代の経営者が後継者不在を理由に、廃業を決意するケースが増えている」と話す。

 経済産業省の調べでは、富山の給油所は昨年度末で440店で前年度末より20店減った。富山県石油商業組合に加盟する給油所は今年4〜9月で9店が廃業。長沼克博理事長(富山石油社長)は、人口の少ない山間部で廃業が相次いでいるとし、「ガソリンスタンド過疎地化」を懸念する。

 業界で喫緊の課題となっているのは、タンク改修の負担だ。

 今年2月、改正消防法による規制強化で、設置から40年以上たった地下貯蔵タンクは2年以内に改修することが義務付けられた。金沢市消防局によると、市内では230本のタンクが対象になっているという。

 1基の改修費は数百万円かかるとされ、「後継者のいない経営者がタンク改修を廃業のきっかけとするケースが多い」(富山県石油商業組合)という。

 石川県内に12店舗を展開する北星産業(野々市市)の担当者は「該当するタンクはないが、近いうちに40年以上たつタンクが出てくる。需要が減る中、設備投資は正直厳しい」と困惑する。

 急速に増えていたセルフ式のスタンドは、頭打ち状態になっているという。

 石川のセルフ式スタンドは今年3月末時点で前年度末と同じ136店と、初めて横ばいだった。富山は109店から112店に増えたが、伸びは鈍化している。

 松村物産(金沢市)は1月、金沢市の「セルフ桜田SS」を閉鎖。金沢市内を中心に再編を進め、最大24店あった県内の給油所を19店に減らした。

 カーライフサポート事業部の担当者は「店を出しても、採算が取れない。業界全体が疲弊している」と話す。

 石油連盟(東京)によると、車離れやハイブリッド車の台頭などにより、日本国内の石油製品の需要は今後10年間で3分の2になる見通しで、給油所の淘汰は進むとみられる。

 富山県石油商業組合の長沼理事長は「給油所は生活に欠かせない社会資本であり、事業者が給油所を続けられるよう行政側に理解を求めていきたい」としている。


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