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石油・LNGなど=エネルギー総合スレ=

125荷主研究者:2003/11/29(土) 03:59

http://www.jij.co.jp/news/chemical/art-20031124194433-RVNVABIWUF.nwc
化学大手6社の04年3月期見通し、5社が有利子負債削減へ(日本工業新聞 2003/11/25)

 化学メーカーの有利子負債の圧縮が進んでいる。大手6社のうち、情報電子関連で戦略投資を進めた住友化学工業を除く5社で、2004年3月期末の有利子負債が前期末を下回る見通しだ。資産圧縮や設備投資抑制に加え、本業で得たキャッシュフロー(現金収支)を積極的に負債圧縮の原資に回し、各社が原料価格や市況動向に左右されない財務体質の強化を急いでいる。04年3月期の連結決算も、IT(情報技術)関連向けに情報電子材料が伸長し、5社が経常増益を見通すなど、堅調な業績を追い風に、しばらくこの傾向が続きそうだ。

 三菱化学は「有利子負債削減を最優先の数値目標」(冨沢龍一社長)に掲げ、9月中間期の有利子負債を前期末から約400億円圧縮した。12月中旬に上場連結子会社の三菱ウェルファーマの株式を公開買い付け(TOB)により取得し、出資比率を最大で60%に高めるため、買い付け資金約580億円が必要となる。だが、「うち230億円は織り込み済みで、残りの資金についても在庫削減や決済期間の短縮、本業の利益でめどをつけている」(同)とし、今期末の有利子負債は前期末比で4.0%減の9250億円(当社推定)を予想する。

 旭化成は設備投資を前期から約70億円削減、三井化学も「設備投資の圧縮で得られるキャッシュフロー」(子安龍太郎副社長)で有利子負債の削減を進める。

 宇部興産は従来、資産売却を中心に有利子負債の削減を進めてきた。だが、「今後は設備投資の抑制と事業収入」(岡田和彦取締役)を原資に、負債をさらに圧縮する戦略だ。東ソーは苛性ソーダやVCM(塩化ビニールモノマー)市況の好調さを背景に利益を伸ばし、負債の削減が進む。

 一方、住友化学は医薬品部門の研究開発費や、韓国のLCD(液晶ディスプレー)カラーフィルターの新設備など情報電子化学部門の戦略投資がかさみ、9月中間期の有利子負債が5000億円超にまで膨らんだ。ただ、今期末には、利益の拡大などで4900億円にまで圧縮する計画だ。

 04年3月期の化学大手6社の連結業績は、三菱化学のDVD(デジタル多用途ディスク)や三井化学のPDP(プラズマ・ディスプレー・パネル)フィルターなど、IT(情報技術)関連製品が好調なほか、有利子負債の圧縮に伴う金融収支の改善もあり、住友化学を除く5社が経常増益を見通す。事業収入の拡大に加え、「資金の効率化や運転資金の削減」(冨沢龍一・三菱化学社長)などで、各社がさらなる財務体質の強化を目指す考えだ。


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