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石油・LNGなど=エネルギー総合スレ=

124荷主研究者:2003/11/21(金) 02:31
>>109-111 代替出荷が興味深い。

http://www.cargo-news.co.jp/table1.htm
カーゴニュース 3266号(2003/10/21)
出光興産タンク火災により北海道製油所が機能停止 同製油所が供給を担当する北海道、東北、北陸の物流ルートを変更

 先月26日に発生した出光興産の北海道製油所(苫小牧市)におけるタンク火災の影響により、同製油所からの石油製品出荷が停止している。それを受け同社は同製油所から供給していた北海道、東北、北陸の各エリアへの物流ルートの再構築を進めている。

●北海道製油所供給分についての輸送ルートを変更
 出光興産はタンク火災発生後、苫小牧製油所の機能が停止したことに対し、まず道内の同社他油槽所からの振り替え出荷で対応した。道内に4ヵ所ある油槽所のうち、函館油槽所と釧路油槽所は地震による影響で一時、出荷停止となっていたが、9月26日の午前中には両油槽所とも出荷体制を整備。苫小牧製油所からの供給分の一部の出荷を函館油槽所、釧路油槽所、網走油槽所、稚内油槽所の4ヵ所から開始した。

しかし、苫小牧製油所が1ヶ月に生産する石油製品は60万㌔㍑に及ぶため、4油槽所からの出荷だけでは供給しきれない。そのため、北海道内の出荷分に関しては新日本石油の室蘭製油所と苫小牧油槽所、苫小牧埠頭の石狩ターミナルと苫小牧ターミナル、ホクレンの苫小牧油槽所、コスモ石油の苫小牧油槽所の6ヵ所からの出荷をさらに追加した。その際の配送車両は自社の利用しているタンクローリーを使っている。

あわせて、苫小牧製油所が北海道のほかに供給を担当している東北、北陸エリアへの出荷は同社の千葉製油所と愛知製油所などから行う体制に切り替えた。

苫小牧製油所からモノが出て行く動きとしては唯一、同製油所のタンク内に残った石油などを徳山製油所、秋田油槽所、富山油槽所、函館油槽所などにフェリーで転送する作業を現在行っており、今後もしばらくは継続する見込みだ。

また10月分に限り、月間生産分のうち4分の1にあたる約14万㌔㍑をコスモ石油に精製委託するなどの対策を打ち出した。11月も継続して精製委託するかどうかは現在のところ検討中だという。

これらの施策により、苫小牧製油所の月間生産量60万㌔㍑のうち、10月分については供給のメドがたったという。

●フェリー4社は損害賠償請求の文書を提出
 9月28日に発生した2回目のタンク火災により、苫小牧港の利用が規制され、30日早朝の規制解除までの間、フェリーの運行に支障が出た。30日には規制が解除され、通常運行となったが、28日から29日までのフェリー運行に支障が出たとして、10月7日、苫小牧船主協会所属の川崎近海汽船、東日本フェリー、太平洋フェリー、商船三井フェリーの4社が出光興産に対し、損害賠償請求する方針を連名の文書で伝えた。4社連名での通知提出後は各社が個別に対応する形となる。今月中には被害額の算出を終え、再度、出光興産側との交渉を持ちたい意向だ。

●トラック事業者、鉄道、荷主への影響は… 北海道のある特積事業者は、苫小牧港が使えなかったため、一時フェリー利用を苫小牧東港と室蘭港からに変更した。通常利用する東京〜苫小牧間よりも車両の走行距離が長いため、若干のコスト増となったという。フェリー各社のように損害賠償請求に踏み切るかどうかは被害額の算出後に検討を開始するとしている。

また、日本通運は消化作業の際に使用する消化剤の大規模大量輸送を米国の現地法人と協力して行った。

JR貨物は通常、石油製品の利用が活発となる12月の繁忙期から、北海道向け列車の増発を行っている。しかし、北海道全体での石油製品の生産能力が低下したことを受けて、今月から1日1便の増発を決めた。関東向け石油製品を北海道に輸送する需要を見込んでいるという。

今回の火災により、苫小牧港が一時使用不能になったものの、フェリー会社以外はそれほど大きな損害を受けなかった模様だ。しかし、現在のところ、苫小牧製油所からの出荷は未だにメドが立たない状況のため、今後も各方面へなんらかの影響が出てきそうだ。

 なお、苫小牧工場からの製品輸送の大半を苫小牧港発の海上輸送に頼っているある荷主企業は、港が利用不能になった間、出荷が停止したものの、その影響は軽微だったという。


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