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石油・LNGなど=エネルギー総合スレ=
104
:
荷主研究者
:2003/09/23(火) 03:57
以前の石油資源開発のホームページにあったLNGの鉄道輸送に関する記事。長いため2つに分ける。
学んでみよう 特別編
当社では昨年3月より鉄道輸送とトレーラー輸送とを組合せた方式(タンクコンテナ方式)で北陸地域のガス事業者にLNGを供給しています。この方式による輸送は日本で始めての試みです。(国外の場合、タンクコンテナが作られたという実績はありますが、この方式を用いてLNGの供給を行ったという例は確認できていないため、下記の本文中においては世界初という記述になっています。)
供給開始に至るまでの経緯を取上げた記事が業界紙であるガスエネルギー新聞に掲載されましたのでそれを紹介します。
(平成12年4月12日付 ガスエネルギー新聞紙面)
<以下本文掲載>
2000年3月15日は、LNGの陸上輸送に新しい道を開いた記念すべき日である。この日の夜、世界初のLNGタンクコンテナ1基を載せた貨物列車が、JR新潟貨物ターミナル駅から金沢駅に向けて出発した。この輸送方式を産み出す原動力となった石油資源開発営業本部営業一部LNGサテライトグループ長、豊崎昌男さんに、発想の原点から実現に至るまでのスピード感あふれる経過を話していただいた。
1998年7月6日。豊崎さんはこの日を「運命の日」と呼んでいる。石油資源開発がLNGローリー輸送の一部を委託している「日本石油輸送」の担当者と話をしていた時のことだ。たまたま、化成品輸送用のタンクコンテナの写真を見せられた。 コンテナをフレームで囲ったものだった。トレーラーにも貨車にも載せられる、という。「これならLNG輸送にも使える」この閃きがすべての出発点だった。当時、豊崎さんは北海道方面の担当で、勇払の国産天然ガスを北海道のガス事業者に供給するのに鉄道が使えれば、安全で安定的に運ベて好都合、と考えていた。「タンクコンテナを使ったLNG鉄道輸送は可能でしょうか」との質問に、「難しいでしょう」という答えが返ってきた。輸送業界の常識として、鉄道がトラックに勝てるのは、輸送距離が500km以上の場合だ。勇払〜函館間は250km、勇払〜旭川間は200km。これでは鉄道輸送の経済性は成り立たない。
「引き続き検討してみてください」とお願いだけはしておいた。JR本社に紹介してもらい、すぐに札幌にあるJR貨物北海道支社に電話を入れた。「LNGをタンクコンテナで運びたい」との考えを説明。検討を頼みに10日後、自ら札幌に飛んだ。
いろいろ調べているうちに分かったのは、昭和40年代に東京ガスが根岸〜日立間でLNGを鉄道輸送した実績があることだった。この時に使われたタンク車は鉄道台車とタンクとが切り離せない形式のもので、頭に描いた「切り離しできるタンクコンテナ」とは異なるものだった。しかし、LNG鉄道輸送は可能だという希望を、これで持つことができた。
検討を頼んで1ヵ月しないうちに、JR貨物北海道支社から返事が来た。結論は「高圧ガス保安法に基づくコンテナを造ってもらえれば、運べる」というものだった。
入り口の扉は開いた。しかし、すぐ壁にぶつかった。JRの鉄道台車の長さは18m。これに積むコンテナには、JRの基準で長さ3.6mもの(これだと台車に5基積める)か6mもの(同3基)に限るという決まりがあった。
6mのコンテナでもLNGを5tしか積めない。これでは到底経済性はないだろう。しかし、ここであきらめてはいけない。「一回り大きいタンクコンテナは無理でしょうか」。念のため聞いてみたのだったが、意外にも「最近、宅配便会社用に9mものの箱型コンテナを扱い始めた」との答えがJR貨物から返ってきた。
長さ9mのタンクコンテナが可能なら、日本最大級のタンクローリー(9.8t積み)と同じくらいのLNGを積める。JR貨物、日本石油輸送、石油資源開発の3者で詰めた結果、「いける」との結論になったのは、98年10月のことだった。
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