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統一地方選・地方議員関連統一スレッド

7881名無しさん:2009/09/05(土) 02:20:51
>>7880

 菅沼 「地域主権」は看板倒れになりかねない?


 増田 掘り下げたものになっていない。民主党が本当に「地域主権」にかじを切っているとは思いづらい。「一括交付金」にしても、国交省がいくつかの補助金を「まちづくり交付金」としてまとめたものと似ている。体のいい補助金の「亜流」のような仕組みです。本当の解決策は税源移譲なのですが、民主党は消費税議論を封印してしまっているので、議論は限定的にならざるをえません。


 菅沼 そういえば「地域主権」の項目には、農業も高速道路無料化も入っていました。地方分権の担当議員は「十分に議論して作ったとはとても言えない」と嘆いていました。


 増田 一方で、民主党の基本方針としての政策集には、住民投票を法制化する、などの項目もあります。住民自治を強化する方向に取り組みを充実させることができる。国と地方の協議で、地方税をテーマにすれば「地方政府」を強化することもできます。これまで、自治体は地方税の負担増の調整はほとんど国会にお任せだったわけですから。いやしくも「地方政府」と言うなら、税負担の議論で住民と向き合わなければならない。


 菅沼 東北で最大の焦点のひとつ、農業改革がどう動くかも注目です。ただ、民主党のマニフェストには「戸別補償制度」の先に、この国の農業をどう再生させるのか、全体像がありません。


 増田 国際的に通用するコメ作り農家を育てるための大規模化への誘導策が見えません。民主党は自民党農政を「小規模農家切り捨て」と批判したところから出発。「戸別補償」で07年の参院選に勝ったから、なかなかホンネの農業戦略を表に出せない部分があります。来年の参院選も負けられないとなれば、実質的な議論は、それ以降に先送りになりかねません。


 菅沼 民主党が選挙前に立ち上げた「食と農の再生会議」には現場の農家が多数参加しているが、「戸別補償がいつまで続くのか。消費者の理解を得られるのか」など冷静な意見もある。何より、この「再生会議」には生協など消費者団体が参加しているのが特色で、これまで農政を50年間支配してきた自民党・農水省・農協の「鉄の三角形」を突き崩す可能性がある。


 増田 市民の声を吸い上げるパイプが詰まっているから、そうした消費者も含めた円卓会議方式が機能すると面白い。既得権益を壊すところまではきた。これから生みの苦しみはあるが、白いキャンバスに自由に将来像を描けることにもなる。


 菅沼 政権交代システムは根付くでしょうか。「小沢支配」をめぐって早くも摩擦が起きています。「小沢チルドレン」が衆参合わせて150を超える勢いになったことを背景に、岡田克也幹事長らのグループとの間で、党内人事をめぐって早くも火花を散らす気配です。


 増田 民主党はこれまで選挙や自民党との交渉を小沢さんに頼ってきた。党の意思がどのように決定されたかがわかりにくい所が多く、それは本来の民主党イメージにはそぐわない。簡単ではないが、協調態勢をどう築くかがポイントになる。ただ小沢さんには、細川政権当時に10カ月で政権を失った「前車の轍(てつ)」を踏まないという強い意識があるから、参院選に向けて自分を抑えるのではないか。「数のおごり」が出てくると危ないが。


◆「地域主権」の公約〜民主党マニフェストから
・国と地方の協議の場を法律に基づいて設置する
・国直轄事業に対する地方の負担金を廃止する
・国の「ひもつき補助金」を廃止、地方が自由に使える「一括交付金」として交付する
・国の出先機関を原則廃止する
・「戸別所得補償制度」を創設、農業を再生し、食料自給率を向上させる


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