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統一地方選・地方議員関連統一スレッド

1■とはずがたり:2003/01/11(土) 04:21
政権交代には足腰となる地方組織が重要である。
統一地方選や地方議会ネタを扱います。

1406とはずがたり:2004/11/12(金) 00:20
波高し・鍵田奈良市長の船出]
<上>深まる議会との溝
http://mytown.asahi.com/nara/news01.asp?c=30&kiji=15
助役選任案は不同意・百条委設置

  助役選任案は不同意、税金滞納問題をめぐる調査特別委員会(百条委)の設置−−。奈良市の定例市議会閉会日の15日、就任したばかりの鍵田忠兵衛市長は「オール野党」状態の議場で厳しい洗礼を浴びた。市政刷新を掲げて初当選した鍵田市長だが、議会との溝は深まり、職員の間にはとまどいも広がっている。改革を求めた有権者の期待にどうこたえていくのか。新市政の現状を報告する。
  15日午後7時すぎ、本会議が再開された。
  「賛成の方の起立を求めます」。岡本志郎議長の声に対し、立ち上がった出席議員は約3分の1にとどまった。中和田守・市財務部長を助役に選任する案が同意を得られなかった瞬間、鍵田市長は宙を仰いだ。
  続く百条委設置案の採決では、賛成して立ち上がる議員の数を目で追いながら、口を一文字につぐんだ。
  「しっかりと百条委で話をさせていただく。助役人事は残念。私の不徳のいたすところ。市議との対話が欠けていた」。議場を出た鍵田市長は、疲れた表情で報道陣に語った。
  市長選では、共産党を除く市議会の大半が4選を目指した大川靖則・前市長を推した。鍵田市長は単身で敵陣へ乗り込む格好になった。
  大川前市長の任期満了と同時に、助役、収入役、教育長らが辞職。鍵田市長は助役に県幹部らの登用を検討していたが、市議会からは「市職員全体が納得できる人物でないと認めない」と市役所内部からの人選を求める声が上がった。鍵田市長は人選を部長級職員らの協議に任せる異例の手法で中和田部長を候補に選んだが、議員らは「議会に一切根回しなしの人事案だ」と受け入れなかった。
  市議会の攻勢は助役人事にとどまらない。13日の市議会一般質問。上原雋市議(交政会)は、鍵田市長の亡父で元市長の忠三郎氏が住民税など計約450万円を滞納し、鍵田市長が遺産相続しながらこれを支払っていなかったと指摘した。14日午後、各会派の幹事長会で岡本議長らがこの問題での百条委設置を発案。居合わせた市議からは「賛成、賛成。徹底究明しよう」と声が飛んだ。
  鍵田市長は「道義的責任を感じている」として15日、自らの報酬を1年間50%削減する条例改正案を提出して事態収拾を図ったが、市議会は継続審議にしてかわした。
  一方、「反鍵田」で突き進む市議会に疑問を感じる議員もいる。ある若手議員は「何でも反対では議会は進まない」とこぼす。ベテラン議員も「是々非々でやろうと他の市議に持ちかけても、『鍵田になんぼもろてん』と言われかねない状態だ」と議論ができない現状を嘆く。
(10/16)

1407とはずがたり:2004/11/12(金) 00:21
鍵田奈良市長の船出<中>
新市長の登場で職員らに不安と期待が渦巻く奈良市役所
http://mytown.asahi.com/nara/news.asp?kiji=3540
職員、変化に戸惑い
想定問答集の準備・リポートの提出

  「体育の日」の11日午後。奈良市の幹部職員らは休日返上で市役所に集まった。13日に控えた市議会一般質問に向けて、「想定問答集」をつくる打ち合わせだった。
  大川靖則・前市長時代、職員たちは議員を回って事前に質問内容を教えてもらい、そのうえで市長答弁を作成していた。しかし、鍵田忠兵衛市長が迎えた初めての定例議会は雰囲気が一変した。
  「あんたも市長の行財政改革の内容は知らんでしょ。議会で市長に聞くわ」。ある課長が議員に質問内容を尋ねに行っても、素っ気ない答えが返ってくるだけだった。
  ある部では12日夜までに、鍵田市長の行財政改革案を勉強し、五つの想定問答を用意した。「こんなに緊張感のある議会は初めて。良いことなんだろうが、市長と議会の間に溝があると職員が右往左往してしまう」と幹部はこぼす。
  「何や、これ?」。12日午後、ある職員は庁内から届いた電子メールを読んで思わず声を上げた。
  鍵田市長が選挙戦で掲げた行財政改革案「奈良再生プログラム」を読み、行動プランを1千字以内のリポートにまとめよ−−という内容だ。対象は主幹級以上の約200人。締め切りは11月1日となっていた。

  職員の間に動揺が広がる。
  大川前市長が否定的だったごみ処理施設移転について、鍵田市長は移転実現を公約した。「移転に反対です、とは書けない。過去の政策方針を引きずらないことだ」と環境清美部の課長。同様の施設移転について、他の自治体の実例などを勉強し始めた。
  別の課長は「これは踏み絵ともとれる。市長の再生プログラムに沿うリポートでなければ、降格されるかもしれない」と不安を募らせる。
  政策調整室の担当者は「発案は市長自身。職員の意識改革が狙いだと聞いている」と説明した。
  市職員の新規採用計画も頭の痛い問題だ。鍵田市長は2014年度までに、約3300人の職員を約2500人まで削減する考えだ。毎年度100人前後の退職者に対し、新規採用は10人程度に抑えなければならない。
  しかし、人事課の担当者は「今年は約40人が入庁した。たった10人の採用で市を支えていけるのか。一人あたりの事務量は膨大になる」と難色を示す。採用試験の日程も決められず、受験を考えている人からの問い合わせ電話が絶えないという。
  ある課長は「市長が変わったのは有権者の意思。ただ、船長が変わっても、乗組員はすぐには変われない」とつぶやいた。意識改革を求める鍵田市長の思いとはずれがある。
  一方で、大川前市長まで24年間続いた助役出身者による市政への反省もある。職員の一人は「内部出身の市長のもとで一体感はあったが、積極的に意見を出し合う機会は少なかった。鍵田市長のやり方は新鮮だ」という。
  助役出身候補の選挙戦を支えてきた市職員組合の奥俊也委員長も、変化の必要性を意識する。「職員を守るのが我々の仕事。だが改めて市民の目線に立ち、市役所はどうあるべきかを市長と対話しながら考えたい」
(10/17)

1408とはずがたり:2004/11/12(金) 00:22
<下>ごみ施設移転の公約に市民期待
http://mytown.asahi.com/nara/news01.asp?c=30&amp;kiji=17
実現に疑問の声も

 「ちゃんと公約通りだった、素直にうれしい」
  奈良市左京2丁目の会社員吉田隆一さん(42)はほっとした表情を見せた。7日の奈良市議会で所信表明した鍵田忠兵衛市長が「ごみ処理施設移転のための計画策定を推進する」と明言したからだ。
  吉田さんは自宅近くにある市環境清美工場の移転を求める「市清掃工場公害調停申請人の会」の会長を務める。工場は左京小学校や住宅地に近接し、同会には地元住民ら3千人以上が参加している。
  市は92年度、第2工場を建設する計画を明らかにし、住民らはいまの工場が移転することを期待したが、結局立ち消えになった。市は否定するが、吉田さんは「市側と施設移転の申し合わせがあったが、口約束で実現しないままになった」と悔やむ。
  吉田さんによると、工場との因果関係ははっきりしないものの、鼻血がよく出たり、気管支炎を患ったりする住民がいる。ごみをあさるカラスが多く、衛生面の心配も抱える。
  同会は昨年8月、県公害審査会に公害調停を申請。当時の大川靖則市長は「慎重に検討する」と述べるにとどまり、操業はいまも続く。
  それだけに、「ごみ処理施設を移転する」と公約に掲げた鍵田市長に、住民らは期待を寄せる。
  「具体的な指示はないが、上が変われば方針も変わる」。9月29日、鍵田市長就任後の最初の調停で、市の代理人はこう漏らした。平行線をたどってきた協議に変化の兆しが現れた。
  だが、移転実現に懐疑的な見方もある。今月13日の市議会一般質問で、最大会派・民政クラブの横井健二幹事長は移転の具体策を問いつめた。鍵田市長は「市内全域から病院、小学校などに近接していない場所を選び、積極的に情報公開を進めたい」と答弁するにとどまった。
  ベテラン市議の一人は「山間地への移転を想定しているのだろうが、どこに移しても住民合意は得にくい。財政負担も大きく、選挙用のパフォーマンスだったのではないか」といぶかる。
  鍵田市長は、民間のノウハウと資金を活用する事業方式を採用するとも述べた。だが、ごみ処理に詳しい市幹部は「民間は利潤が目的。ごみ処理施設の建設や運営ノウハウを持つ業者の目星がついているのか」と疑問を投げかける。
  13日夜、申請人の会のメンバーら約10人が集まり、次回の調停前に鍵田市長と面会し、公約実現を求めることを決めた。「助役が辞めたり、議会と対立したり、いろんな問題が噴出している。移転問題はお金ではなく、市民の健康にかかわること。口約束で終わる二の舞はご免だ」と吉田さんはいう。

 (この連載は糸井俊和が担当しました)
(10/18)


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