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統一地方選・地方議員関連統一スレッド

1407とはずがたり:2004/11/12(金) 00:21
鍵田奈良市長の船出<中>
新市長の登場で職員らに不安と期待が渦巻く奈良市役所
http://mytown.asahi.com/nara/news.asp?kiji=3540
職員、変化に戸惑い
想定問答集の準備・リポートの提出

  「体育の日」の11日午後。奈良市の幹部職員らは休日返上で市役所に集まった。13日に控えた市議会一般質問に向けて、「想定問答集」をつくる打ち合わせだった。
  大川靖則・前市長時代、職員たちは議員を回って事前に質問内容を教えてもらい、そのうえで市長答弁を作成していた。しかし、鍵田忠兵衛市長が迎えた初めての定例議会は雰囲気が一変した。
  「あんたも市長の行財政改革の内容は知らんでしょ。議会で市長に聞くわ」。ある課長が議員に質問内容を尋ねに行っても、素っ気ない答えが返ってくるだけだった。
  ある部では12日夜までに、鍵田市長の行財政改革案を勉強し、五つの想定問答を用意した。「こんなに緊張感のある議会は初めて。良いことなんだろうが、市長と議会の間に溝があると職員が右往左往してしまう」と幹部はこぼす。
  「何や、これ?」。12日午後、ある職員は庁内から届いた電子メールを読んで思わず声を上げた。
  鍵田市長が選挙戦で掲げた行財政改革案「奈良再生プログラム」を読み、行動プランを1千字以内のリポートにまとめよ−−という内容だ。対象は主幹級以上の約200人。締め切りは11月1日となっていた。

  職員の間に動揺が広がる。
  大川前市長が否定的だったごみ処理施設移転について、鍵田市長は移転実現を公約した。「移転に反対です、とは書けない。過去の政策方針を引きずらないことだ」と環境清美部の課長。同様の施設移転について、他の自治体の実例などを勉強し始めた。
  別の課長は「これは踏み絵ともとれる。市長の再生プログラムに沿うリポートでなければ、降格されるかもしれない」と不安を募らせる。
  政策調整室の担当者は「発案は市長自身。職員の意識改革が狙いだと聞いている」と説明した。
  市職員の新規採用計画も頭の痛い問題だ。鍵田市長は2014年度までに、約3300人の職員を約2500人まで削減する考えだ。毎年度100人前後の退職者に対し、新規採用は10人程度に抑えなければならない。
  しかし、人事課の担当者は「今年は約40人が入庁した。たった10人の採用で市を支えていけるのか。一人あたりの事務量は膨大になる」と難色を示す。採用試験の日程も決められず、受験を考えている人からの問い合わせ電話が絶えないという。
  ある課長は「市長が変わったのは有権者の意思。ただ、船長が変わっても、乗組員はすぐには変われない」とつぶやいた。意識改革を求める鍵田市長の思いとはずれがある。
  一方で、大川前市長まで24年間続いた助役出身者による市政への反省もある。職員の一人は「内部出身の市長のもとで一体感はあったが、積極的に意見を出し合う機会は少なかった。鍵田市長のやり方は新鮮だ」という。
  助役出身候補の選挙戦を支えてきた市職員組合の奥俊也委員長も、変化の必要性を意識する。「職員を守るのが我々の仕事。だが改めて市民の目線に立ち、市役所はどうあるべきかを市長と対話しながら考えたい」
(10/17)


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