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都市計画道路・高速鉄道スレッド

1■とはずがたり:2002/12/21(土) 09:07
都市計画に関するスレッド。田舎の道路開通も可。

811とはずがたり:2006/10/04(水) 21:12:46

’06記者リポート:富山ライトレール開業から5カ月、現状と課題 /富山
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061002-00000272-mailo-l16

 全国初の本格的LRT(次世代型路面電車システム)として注目され、4月29日に開業した富山ライトレール(LR)。開業から5カ月が過ぎた現状と課題を、乗客数と採算面から探ってみた。【上野宏人】
 ◇予想超える利用者だが…収入増に結びつかず−−観光客取り込み必要
 ◆開業ブーム
 駅ホームから車椅子の乗客がそのまま低床の電車「ポートラム」(愛称)に乗り込み、休日の富山駅北口は観光客でにぎわう。全国の自治体から視察も相次いでいる。
 富山市によると、8月末日までに約65万8000人が乗車し、1日の平均利用者数は5264人(平日4912人、休日6010人)。移行前のJR富山港線時代の平日2266人、休日1045人(05年10月)を大きく上回る。「富山港線路面電車化検討委員会」が04年2月にまとめた報告書では、需要予測は1日約4200人だった。
 富山LRの大場一成・経営企画部長は、路面電車化に際し、▽1本の運行間隔が30〜60分だったのを10〜15分に▽終電を午後9時台から同11時台に▽新駅を四つ増設▽低床車両を導入――したことなどが奏功したとみる。
 財団法人北陸経済研究所(富山市)の山崎正治・情報開発部長兼地域開発調査部調査担当部長は、路面電車化前後で平日と休日の利用者数が逆転した点に注目。「富山LR目当てで休日に乗る。少なくとも8月まで開業ブームは続いた」と見る。
 ◆当面は赤字
 だが、収支採算性は楽観視できない。運賃(大人200円、子供100円)は07年3月末まで、平日午前9時〜午後4時31分や、土・日、祝日は半額にした。このため利用者が予想を超えても、そのまま収入増に結びつかない。同検討委は、1年目の運輸収入を2億1300万円と試算したが、大場部長は「下回る可能性がある」と話す。
 また富山県職員の自主研究サークル「県交通政策研究グループ」が中心に7月7日(平日)に実施した調査では、この日乗車の5780人の約47%、2724人が半額時間帯に利用。調査に加わった山崎部長は「この時間帯を狙った乗客がいたことも読み取れる」として、赤字を推測する。
 同検討委も、富山駅南の路面電車と直結し需要喚起を見込む約10年後までは年間2000万〜3000万の赤字を予測。富山市は赤字補てんはしない方針で、富山LRは「その間、資本金4億9800万円を切り崩す」。

812とはずがたり:2006/10/04(水) 21:13:07
>>811-812

 ◆定時性の確保
 「開業ブームはいずれ終わる」という声に、富山LR側は「来年4月以降も、乗客数を維持したい」考えだが、課題も多い。
 県交通政策研究グループの調査では、朝の通勤時間帯、客の乗降に時間がかかり数分の遅れが出た。富山LRも改善策をとったが、山崎部長は「(遅れが常態化すれば)客は1本早い電車に乗らなければならない。電車が定時に走らないと客は遠のく」と予測。「定期やプリペイド式のICカードを使う2800人程度は、富山港線時代から鉄道を利用したような固定客。その維持、増加には、電車の定時性の確保が不可欠」と指摘する。
 また一般に、低床車両は積雪に弱いとされる。逆に、道路が渋滞する冬季に定時性を保てれば、車から富山LRへの乗り換えが期待できる。大場部長も「開業に続くもう一つの山」と位置づけ、除雪車導入などに力を注ぐ。
 さらに鍵となるのが観光客だ。岡山、長崎などでは路面電車が観光客の足となっており、富山でも沿線の振興が不可欠。山崎部長は「富山LRは行政主導で作ったが、イベント開催などで沿線を盛り上げる市民活動がほしい。開業人気が続くうちに、そういうグループが出てほしい」と期待する。
 ◆脱・車社会へ
 市と国土交通省は、利用者調査を10月にも実施予定で、交通手段を車からLRに乗り換えた乗客数などを分析する。富山県は、世帯当たりの自動車保有台数が1・73台という全国有数の車社会。LRには低公害、都市交通のバリアフリー化など多様な効果が期待されているが、市民の意識変化も乗客数に影響していくだろう。その取り組みはまだ始まったばかりだ。
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 ■ことば
 ◇富山ライトレール
 富山駅北―岩瀬浜間の約7.6キロ(うち1.1キロは併用軌道を新設)を、次世代型路面電車(LRT)が約24分で結ぶ。北陸新幹線整備に伴うJR在来線の高架化で、赤字ローカル線だった富山港線をJR西日本が富山市に売却し、同市が路面電車化した。第三セクターの「富山ライトレール」(社長=森雅志・富山市長)が運営を担う公設民営型。総工費約58億円。
 LRT導入は全国7番目だが、LRT車両だけを走らせるのは全国初。バリアフリーを意識した高さ約30センチの低床車両が、1日約120〜130本運行する。2016年度には、富山駅南側の中心市街地を走る富山地方鉄道の路面電車との接続が計画されている。

10月2日朝刊
(毎日新聞) - 10月3日17時23分更新


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