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都市計画道路・高速鉄道スレッド

812とはずがたり:2006/10/04(水) 21:13:07
>>811-812

 ◆定時性の確保
 「開業ブームはいずれ終わる」という声に、富山LR側は「来年4月以降も、乗客数を維持したい」考えだが、課題も多い。
 県交通政策研究グループの調査では、朝の通勤時間帯、客の乗降に時間がかかり数分の遅れが出た。富山LRも改善策をとったが、山崎部長は「(遅れが常態化すれば)客は1本早い電車に乗らなければならない。電車が定時に走らないと客は遠のく」と予測。「定期やプリペイド式のICカードを使う2800人程度は、富山港線時代から鉄道を利用したような固定客。その維持、増加には、電車の定時性の確保が不可欠」と指摘する。
 また一般に、低床車両は積雪に弱いとされる。逆に、道路が渋滞する冬季に定時性を保てれば、車から富山LRへの乗り換えが期待できる。大場部長も「開業に続くもう一つの山」と位置づけ、除雪車導入などに力を注ぐ。
 さらに鍵となるのが観光客だ。岡山、長崎などでは路面電車が観光客の足となっており、富山でも沿線の振興が不可欠。山崎部長は「富山LRは行政主導で作ったが、イベント開催などで沿線を盛り上げる市民活動がほしい。開業人気が続くうちに、そういうグループが出てほしい」と期待する。
 ◆脱・車社会へ
 市と国土交通省は、利用者調査を10月にも実施予定で、交通手段を車からLRに乗り換えた乗客数などを分析する。富山県は、世帯当たりの自動車保有台数が1・73台という全国有数の車社会。LRには低公害、都市交通のバリアフリー化など多様な効果が期待されているが、市民の意識変化も乗客数に影響していくだろう。その取り組みはまだ始まったばかりだ。
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 ■ことば
 ◇富山ライトレール
 富山駅北―岩瀬浜間の約7.6キロ(うち1.1キロは併用軌道を新設)を、次世代型路面電車(LRT)が約24分で結ぶ。北陸新幹線整備に伴うJR在来線の高架化で、赤字ローカル線だった富山港線をJR西日本が富山市に売却し、同市が路面電車化した。第三セクターの「富山ライトレール」(社長=森雅志・富山市長)が運営を担う公設民営型。総工費約58億円。
 LRT導入は全国7番目だが、LRT車両だけを走らせるのは全国初。バリアフリーを意識した高さ約30センチの低床車両が、1日約120〜130本運行する。2016年度には、富山駅南側の中心市街地を走る富山地方鉄道の路面電車との接続が計画されている。

10月2日朝刊
(毎日新聞) - 10月3日17時23分更新


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