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海上コンテナ鉄道輸送

1名無しさん:2002/12/14(土) 19:37
最近増えていますが、今後はどうでしょう

686荷主研究者:2010/05/15(土) 15:40:05

http://www.shizushin.com/news/pol_eco/shizuoka/20100503000000000008.htm
2010年05月03日 07:42 静岡新聞
清水港の荷減るの? 知事発言が波紋

 川勝平太知事が荷主や港湾関係者との懇談などで使う「コンテナ取り扱い比率を清水港7、御前崎港3程度にしたい」の表現が、関係者に波紋を広げている。御前崎港でのガントリークレーン4基体制を構想する知事は、清水港を基準に御前崎港の目標を分かりやすく説明しようとするが、「清水の荷を御前崎に持っていくつもりなのか」(清水港のある荷役業者)と懸念する声も上がる。知事発言が“独り歩き”している。

 知事は、先の定例記者会見でも7対3の表現を使い「御前崎港の発展を支えたい」と説明。清水、御前崎、田子の浦の3港を一体的に発展させる「駿河湾港」の振興策により、目標の実現を目指す姿勢を示した。

 県の担当者は「清水の荷を強引に御前崎に誘導するなど、県内の荷の引っ張り合いはしない。御前崎港は、新規需要を掘り起こして発展させたい」と強調する。だが、港湾業界は世界同時不況の影響をもろに受けているだけに「知事発言に過敏になるのは当然のこと」(静岡市内の物流業者)との指摘がある。

 清水港の2008年のコンテナ貨物取扱高は51万4930TEU(20フィートコンテナ換算個数)。御前崎港は同年4万7388TEUで、比率は約10対1。清水港の荷を維持したまま7対3の比率を達成するには、御前崎港の取扱高を5倍近くに増やす必要がある。

 国土交通省清水港湾事務所によると、本県を出入りする輸出入コンテナ貨物は、輸出の28%が東京湾に運ばれるなど、約4割が他県の湾を使っている。御前崎港の振興には伊勢・三河湾で扱われる荷の取り込みが不可欠で、川勝知事は「県西部の企業の協力がなければならない」と強調する。

 太平洋に突き出した立地の御前崎港は利便性が高いとされるが、定期航路は現在、アジア向けの週1便のみ。県港湾企画課は「陸上アクセスの整備も進んでいる。コンテナ貨物も地元の港で輸出入する『地産地消』でいきたい」とした。

 「駿河湾港」構想 国際貿易を担う清水港、御前崎港、田子の浦港を一体的にとらえ、整備・振興策を図る視点で川勝平太知事が打ち出した。総合物流の円滑化で新東名、静岡空港とも関連付け、陸海空を連携させた交通基盤整備の重点構想に据える。知事は発災時の物流機能の相互補完など危機管理の面からも3港を一体的に整備する意義を説いている。

687荷主研究者:2010/05/15(土) 15:45:25

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100507_1
2010/05/07 岩手日報
大船渡港を重点港湾に 国交省直轄事業絞り込みで県
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 国土交通省が進める直轄公共事業の絞り込みで県は、今後の新規事業着手の対象となる「重点港湾」に、大船渡港の選定を求める方針だ。大船渡港は湾口防波堤の老朽化が進み、大規模改修が急務となっている。同省は7月をめどに予算を重点配分する全国約40港を決定する見通しで、県は近く見込まれる事前協議で、国への働き掛けを強める。

 港湾整備事業の絞り込みは、前原誠司国交相が進める直轄事業の「選択と集中」の一環。全国には港湾法に基づき国が指定した重要港湾が103あり、直轄で岸壁や堤防などの整備を行う。県内は久慈、宮古、釜石、大船渡の4港がある。

 政権交代後、国は103の重要港湾のうち約40港を「重点港湾」に絞り込み、今後の新規事業着手の対象とする方針を決定。これに伴い、県は4重要港湾のうち、新規事業の緊急性がある大船渡港を「重点港湾」に選定するよう求めていく。

【詳しくは岩手日報本紙をご覧下さい】

688荷主研究者:2010/05/15(土) 16:25:54

http://www.tomamin.co.jp/2010t/t10041003.html
2010年 4/10 苫小牧民報
輸出好調、輸入は苦戦 苫小牧港のコンテナ輸送

 2009年度の苫小牧港外貿コンテナ貨物取り扱い実績がまとまった。下期の冷凍魚など好調な水産品に支えられて、輸出は08年度比15%増の3万7623個(20フィートコンテナ換算)。ただ、輸入は08年秋から続く世界的不況を尾を引き4.7%減の8万3245個にとどまった。空コンテナを含めた総数は17万9068個。2年連続18万個を下回った。

 苫小牧東港国際コンテナターミナルを運営する苫小牧港外貿コンテナ事業協同組合のまとめ。06年度の18万5141個をピークに減少が続き、歯止めが掛かっていない。

 09年度は上期(4〜9月)の落ち込みが大きい。輸入はすべての月で前年を下回り、14.2%減(4万1272個)。輸出も円高で16.7%(1万5817個)と2ケタ減だった。

 復調の兆しを見せた始めたのは11月から。輸入は前年比3〜16%増で推移し、輸出も、豊漁だった秋サケを中心に中国、韓国などアジア向けの冷凍魚が伸びた。輸出増はコンテナの稼働率につながり、年間の空コンテナは5万8200個にとどまった。08年度比1.9%の減だ。

 組合は10年度輸出入コンテナを、4%増の12万5000個と見込んでいる。輸入のを約20%回復を期待し、9万9100個を目標とした。空コンテナを含めた総数を18万個と想定している。

689 ◆ESPAyRnbN2:2010/05/17(月) 23:31:36
やはり焦点は、阪神vs伊勢湾。しかし、この件は産経、良い記事を書くなあ。

http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100517/biz1005172234025-n1.htm
ハブ港湾めぐり4港激戦 パネルベイの切り札なるか阪神港、危機感強める伊勢湾 (1/3ページ)
2010.5.17 22:33

 どの港がアジアの主要港に対抗する日本のハブ(拠点)港湾となるのか。枠は1つか2つ。取扱量で
トップの京浜港が一歩抜け出すなか、大手家電メーカーの工場が集積する阪神港と自動車産業の
一大拠点を擁する伊勢湾の間で“2番目の港”を激しく競う状況となっている。(松村信仁、石川有紀)

 「釜山港との競争は厳しく、貨物を奪還することが喫緊の課題だ」

 5月12日。大阪市の平松邦夫市長らは前原誠司国交相に阪神港選定の要望書を提出し、東西2つの
国際ハブ港の必要性を訴えた。

 かつて阪神港の主力だった神戸港は、平成7年の阪神大震災からハード面では復興を果たし、今年4月には
大型船が入港できる水深16メートルの岸壁も備えた。しかし、取扱量は20年で204万TEU(1TEUは
20フィートコンテナ1個分)とピーク時(6年)の270万TEUには遠く及ばない。

 取扱量が伸びない要因のひとつは韓国・釜山港の存在だ。震災で機能を停止した神戸港に代わり、
今や取扱量は世界5位に。大阪と神戸両市は日本からの貨物だけで阪神港の総取扱量の約4分の1を
占める年間100万TEUが流出しているとみる。

 国際コンテナ戦略港湾検討委員会で、両市は流出している貨物を奪還、32年には集荷貨物量を20年の
約1・5倍に引き上げる数値目標を公表。また、27年までの神戸、大阪の埠(ふ)頭(とう)公社民営化と
経営統合を“公約”し、効率的な経営でコスト減と集荷増を目指す。

 「グローバル企業にとって韓国や中国を経由する時間のロスはボディーブローのように効いてくる」

 関西経済界と行政、港湾関係者でつくる「国際物流戦略チーム」事務局の担当者は危機感を示す。

 関西地区は今、薄型テレビ用パネルや太陽電池など環境技術の集積地となりつつある。特に湾岸部は
“パネルベイ”と呼ばれ、巨大工場が次々と稼働しているだけに、関西経済界もハブ港湾への選定を
期待している。

   ■   ■

 国際コンテナ戦略港湾の選定をめぐり、複数の名古屋港関係者は「事実上、京浜港は決まっている。
残り1つを阪神港と取り合うことになる」と異口同音に話す。

 10日前の5月7日。東京で、政府・与党関係者への陳情を終えた名古屋市の河村たかし市長は、
厳しい表情でこう言い放った。

 「産業が集積している中部地区を外したらこの政権はなんぼのもんだといわれる。国際競争力をそぎ、
日本の破壊につながる」

 この日の陳情にはトヨタ自動車など名古屋港を利用する主な荷主企業6社の幹部も同行。トヨタ出身の
直嶋正行経済産業相は「愛知はモノづくりの拠点。よく分かっている」と述べ、国土交通省への働きかけを
約束した。

 名古屋港の平成21年の貨物取扱量は、1億6510万トンで8年連続の日本一に輝いた。ただ、貨物量の
大半は自動車や原油など、コンテナで運びにくいもので占められ、外貿コンテナ貨物量は全体の約2割に
過ぎない。このためか、2月14日に名古屋港を視察した前原誠司国土交通相は「名古屋港は過去の実績で
いくと、(選定は)だめだ」と語ったという。

 名古屋港のセールスポイントは、コンテナターミナル(CT)の自動化に早くから取り組んだこと。
平成17年に稼働した飛島埠頭南側コンテナターミナルは20台の無人搬送台車と12機の門型クレーンを備え、
コンテナの積み出しなどを管理棟から遠隔で行う。これにより、作業員の人件費圧縮を実現した。

 埠頭の管理会社、飛島コンテナ埠頭の加藤真人社長は「メーカーや商社など荷主がメリットを享受できる港が
今後生き残る。そのためには低コスト運用が欠かせない」と話す。この自動化を武器に、ハブ港湾の座を
狙っている。

690 ◆ESPAyRnbN2:2010/05/18(火) 12:39:57
> ライバルの京浜、阪神はすでに港域の一体化を実現。四日市、名古屋両港でも一体化すれば、払っていた税金が
> 1回で済むだけに、利用業者が増える可能性があるが、地元市町村には税収減となる

http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000001005180003
将来左右の巨額予算「一体化」で出遅れも
2010年05月18日

◇◆四日市市長ら「戦略港湾」プレゼン◆◇

 国が整備予算を重点配分する「国際コンテナ戦略港湾」の選定に向けたプレゼンテーションが17日、
国土交通省であり、四日市港と名古屋港は「伊勢湾港」として、国際産業ハブ港や経済特区構想を提案した。
終了後、四日市市の田中俊行市長は「優位性を正しく理解すれば、当然結論は伊勢湾だと思う」と自信をのぞかせた。
政府は6月までに戦略港湾を選ぶ。

 「国からの金を考えたら、負けるわけにはいかない」

 名古屋港との1港化を打ち出した四日市港関係者はこう漏らす。巨額の投資が必要な港湾整備で、どれだけ
国から予算が取れるかは港の将来を左右しかねないためだ。

 野呂昭彦知事も17日夜、河村たかし名古屋市長や田中市長とともに前原誠司国土交通相に直談判。会談後、
「名古屋と四日市が選ばれなかった場合、日本にとっても大損失になる」と強調した。

 両港は2004年7月、国の「伊勢湾スーパー中枢港湾」に選ばれた。名古屋港では「飛島埠頭(ふとう)南地区
国際海上コンテナターミナル」に6年間で計581億円、四日市港では「霞ケ浦北埠頭地区国際海上コンテナ
ターミナル」に計194億円の国費が投じられ、整備が進んだ。

 田中市長は「戦略港湾に漏れると、スーパー中枢港湾の位置づけは変わらなくても、予算的にはかなり不利になる
のが一番の懸念」と話す。

 伊勢湾港は、自動車産業や石油コンビナートなど日本経済を支える産業を周辺に抱え、「貿易黒字額が断トツに
多い」ことが強みだが、外貿コンテナ貨物量は280万TEU(08年)で、戦略港湾に応募した4地域の中では、
京浜港、阪神港に次ぐ3番目だ。

 ライバルの京浜、阪神はすでに港域の一体化を実現。四日市、名古屋両港でも一体化すれば、払っていた税金が
1回で済むだけに、利用業者が増える可能性があるが、地元市町村には税収減となる。これまで名古屋側の自治体の
反対もあったが、戦略港湾選びの劣勢をはね返そうと「利便性が向上すれば減少分はカバーできる」と団結している。

(姫野直行)

691荷主研究者:2010/05/20(木) 23:41:55

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002976793.shtml
2010/05/13 11:13 神戸新聞
バナナの輸入量が過去最高に 09年神戸港

熟成したバナナの出荷作業に追われる従業員ら=神戸市東灘区魚崎南町3、サミット神戸合同物産

 神戸港に輸入されたバナナを熟成させる倉庫がフル稼働している。バナナを食べるダイエットブームに加え、健康や節約志向を追い風に需要は右肩上がり。同港でのバナナ輸入量も2009年に過去最高を記録した。気候に恵まれる4〜6月期が需要のピークといい、神戸の熟成業者も出荷に追われている。(段 貴則)

 バナナは青い状態で日本に陸揚げした後、「室(むろ)」と呼ばれる倉庫で熟成させる。

 国内大手のバナナ熟成業者、サミット神戸合同物産(神戸市東灘区)の神戸の倉庫は、年180万ケースを熟成できる。需要増を見越して、08年に倉庫の広さを約1・4倍に広げたばかり。青いバナナは1週間ほどで糖化が進み、皮が鮮やかな黄色へ変わる。

 バナナの輸入量は増加傾向。財務省の貿易統計によると、同港は09年に初めて30万トンを突破し、過去最高を更新した。08年度に話題になったダイエット効果など、過去にも“特需”はあったが、「甘熟王」ブランドを手掛ける住商フルーツ(東京)は「健康にもよく、年中手ごろな価格で買える上、甘くてコクがある品種を増やしたことが、需要増加の背景にある」と指摘している。

692荷主研究者:2010/05/20(木) 23:48:15
>>527
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0420100513beai.html
2010年05月13日 日刊工業新聞
日産、日立港から栃木生産の北米向け高級車を出荷開始

 【水戸】日産自動車は茨城港日立港区(茨城県日立市、写真)からの北米向け自動車の定期出荷を24日に始める。対象は栃木工場(栃木県上三川町)で生産する北米向け高級車「インフィニティ」で、今年度は同港から6万台を出荷する予定。

 現在は神奈川県の横浜港、横須賀港、本牧の同社専用埠頭(ふとう)から出荷している。栃木―茨城間を結ぶ北関東自動車道を利用し日立港区から出荷することで輸送時間が短縮でき、今年度は1047トンの二酸化炭素(CO2)削減効果も見込む。

 栃木工場で生産する全車種の2010年度の生産目標は国内外向け合わせて19万台。日産が同港区を定期利用するのは今回初めて。同工場での生産は約8割が輸出向け。

 日立港区は自動車の物流拠点としての機能が高まっている。

693荷主研究者:2010/05/20(木) 23:58:11

http://www.minyu-net.com/news/news/0429/news3.html
2010年4月29日 福島民友ニュース
小名浜港指定目指す/石炭など国際貨物拠点港湾

 県は28日までに、国が石炭や鉄鉱石などの国際貨物を取り扱う拠点港湾を選定する「国際バルク戦略港湾」について、いわき市の重要港湾「小名浜港」の指定を目指す方針を決めた。戦略港湾は、石炭など品目ごとに数港を指定する見通しで、県は小名浜港の取扱量が多い石炭での指定を狙う意向。

 佐藤知事が28日、小名浜港整備促進期成同盟会長などの要請を受け「小名浜港整備は、県の海上物流全体に大きく影響する。市と一緒に国などにしっかり働き掛けていきたい」と述べ、戦略港湾指定に積極的に取り組む考えを示した。

694荷主研究者:2010/05/21(金) 00:17:41

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/169597
2010年5月5日 00:56 西日本新聞
昨年の北九州港 フェリー貨物 2割減 高速割引 影響深刻 貨物量は全国5位に

 北九州市がまとめた2009年の北九州港の貨物量などの概況によると、港全体で取り扱った貨物量は前年比20・7%減の約8674万トン。入港船舶数も同10・8%減の6万1013隻となり、貨物量は2年連続、船舶数は4年連続の減少となった。同市港営課は「世界同時不況に加え、高速道路の料金割引の影響が大きい」としている。

 貨物量は全国4位から5位に転落。国内貨物は、約半分を占める貨物扱いのトラックや乗用車などの内航フェリー貨物が前年比19・7%減で、高速道路の料金割引の影響が浮き彫りになった。

 輸入貨物は、7割近くを占める石炭と鉄鉱石の輸入がそれぞれ同19・6%、同26・3%減少。コンテナ貨物量は、同23%減の約40万9千TEU(20フィートコンテナ換算)。自動車部品が同46・5%減少したほか、産業機械なども減少した。

 入港船舶数は、外航船が3925隻(同14・9%減)、内航船が5万7088隻(同10・5%減)。

=2010/05/05付 西日本新聞朝刊=

695 ◆ESPAyRnbN2:2010/05/25(火) 12:38:36
空港でもやってたけど、これは酷い。
> 最低はむつ小川原港(青森県)の1%だった

http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010052501000421.html
貨物目標の達成3港のみ 「実態と乖離」と国交相

 前原誠司国土交通相は25日、海上輸送の拠点となる重要港湾と国際海運の拠点となる特定重要港湾計126港に
ついて、港湾計画上の貨物取扱量の目標値と2007年の実績値を公表した。目標年次を迎えている36港のうち
目標をクリアしているのは3港、目標年次前の達成分を含めても、全体の12・7%の16港にとどまった。

 前原氏は「需要予測と実態はかなり乖離している」と指摘し、来年度以降に集中投資の対象とする全国約40の
「重点港湾」の選定などで、整備対象の絞り込みを進める考えをあらためて強調。港湾管理者の地元自治体などに
根本的な計画の修正を求めるとし、「見直しが行われなければ国が支援するのは難しい」と述べた。

 目標年次を迎えた港湾の取扱目標の達成率は、高い順に愛知県の三河港(105・5%)、徳島県の橘港(101・1%)、
鹿児島県の川内港(100・2%)。最低はむつ小川原港(青森県)の1%だった。

2010/05/25 11:57 【共同通信】

697 ◆ESPAyRnbN2:2010/05/25(火) 15:38:51
予測÷07年実績
 187・3% 平良(沖縄県宮古島) ※トップ
 158・4% 尾鷲(三重県) 148÷94万㌧
 139・1% 名古屋 21,560÷15,5501万㌧
 105・5% 三河(愛知県) 3,207÷3,040万㌧
 101・1% 橘(徳島)
 100・2% 川内(鹿児島)
 96・2% 四日市 6,492÷6,750万㌧
 73・3% 衣浦 2,095÷2,860万㌧
 40・0% 津松坂 163÷410万㌧
 9・6% 直江津(新潟県)
 4・9% 久慈(岩手県)
 1・0% むつ小川原(青森県) ※最も予測との乖離(かいり)が大きかった

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2010052590135710.html
http://www.chunichi.co.jp/s/article/images/2010052599140135.jpg
需要目標達成の港湾12%止まり 名古屋、尾鷲は上回る
2010年5月25日 14時10分

 国土交通省は25日、自治体などが港湾を整備する際などに策定した取扱貨物量の需要予測と、2007年の
貨物量実績を重要港湾の126港について公表した。目標年に達していない港湾も含まれているが、需要予測を
実績が上回ったのは16港と全体の12・7%にとどまる。空港の需要予測と同様に、予測が過大評価に基づいて
算出されてきたことが浮き彫りになった。

 需要予測に達していた港湾は、平良(沖縄県宮古島)が187・3%でトップ。尾鷲(三重県)の158・4%、名古屋の
139・1%が続いた。一方で、最も予測との乖離(かいり)が大きかったのはむつ小川原(青森県)の1・0%。
計画に織り込んでいた工業立地の計画が進まなかったことに伴い、貨物が伸びなかったことが要因という。ほかにも
久慈(岩手県)が4・9%、直江津(新潟県)が9・6%と大幅に下回った。

 前原誠司国交相は同日の閣議後会見で、港湾の需要予測と実績が大きく乖離していたことについて「原因は
総花的に港湾をつくってきたこと。結果を踏まえてしぼりこんでいきたい。選択と集中を徹底させていく」と述べ、
国交省で現在進めている「国際コンテナ戦略港湾(ハイパー中枢港湾)」の選定や重要港湾の絞り込みに意欲を示した。

(中日新聞)

698とはずがたり:2010/05/25(火) 18:39:45
>>695-698
ひどいですよねぇ。。
>むつ小川原港は1%

画像保存しときます♪
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/2010052599140135.jpg

699とはずがたり:2010/05/25(火) 18:42:37

>兵庫県内は、尼崎西宮芦屋▽神戸▽東播磨▽姫路の4港。各港によって目標年次は異なるが、目標を達成したのは、2008〜12年の目標値4090万トンに対し、07年に4108万トンの実績があり、達成率100・4%となった東播磨だけだった。

>神戸は2013〜17年の目標値に対して達成率85・7%、尼崎西宮芦屋は同66・2%だった。最も低い姫路は05年の目標値5980万トンに対して実績値は3051万3千トンで、達成率51・0%だった。


目標達成は低水準 県内重要港湾の貨物取扱量 
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003020088.shtml

 前原誠司国土交通相は25日、海上輸送の拠点となる重要港湾と国際海運の拠点となる特定重要港湾計126港について、港湾計画上の貨物取扱量の目標値と2007年の実績値を公表した。目標年次を迎えている36港のうち目標をクリアしているのは3港、目標年次前の達成分を含めても、全体の12・7%の16港にとどまった。

 前原氏は「需要予測と実態はかなり乖離(かいり)している」と指摘し、来年度以降に集中投資の対象とする全国約40の「重点港湾」の選定などで、整備対象の絞り込みを進める考えをあらためて強調。港湾管理者の地元自治体などに根本的な計画の修正を求めるとし、「見直しが行われなければ国が支援するのは難しい」と述べた。

 目標年次を迎えた港湾の取扱目標の達成率は、高い順に愛知県の三河港(105・5%)、徳島県の橘港(101・1%)、鹿児島県の川内港(100・2%)。最低はむつ小川原港(青森県)の1%だった。

 兵庫県内は、尼崎西宮芦屋▽神戸▽東播磨▽姫路の4港。各港によって目標年次は異なるが、目標を達成したのは、2008〜12年の目標値4090万トンに対し、07年に4108万トンの実績があり、達成率100・4%となった東播磨だけだった。

 神戸は2013〜17年の目標値に対して達成率85・7%、尼崎西宮芦屋は同66・2%だった。最も低い姫路は05年の目標値5980万トンに対して実績値は3051万3千トンで、達成率51・0%だった。

(2010/05/25 14:49)

700 ◆ESPAyRnbN2:2010/05/25(火) 23:05:30
>>697>>699

 187・3% 平良(沖縄県宮古島) ※全国トップ
 158・4% 尾鷲(三重県) 148÷94万㌧ ※全国2位
 139・1% 名古屋 21,560÷15,5501万㌧ ※全国3位
 105・5% 三河(愛知県) 3,207÷3,040万㌧
 105・3% 福山
 101・7% 水島
 101・3% 宇部
 101・1% 橘(徳島県)
 100・4% 東播磨(兵庫県) 4,108÷4,090万㌧
 100・2% 川内(鹿児島)

 96・2% 四日市 6,492÷6,750万㌧
 85・7% 神戸(愛知県)
 66・2% 尼崎西宮芦屋(兵庫県)
 73・3% 衣浦 2,095÷2,860万㌧
 51・0% 姫路(兵庫県) 3,051÷5,980万㌧
 46・1% 岡山
 40・0% 津松坂 163÷410万㌧
 27・7% 尾道糸崎 ※瀬戸内しまなみ海道開通によるフェリー航路の減少が響いた
 25・7% 鳥取 ※中国地方最低

 9・6% 直江津(新潟県)
 4・9% 久慈(岩手県)
 1・0% むつ小川原(青森県) ※最も予測との乖離(かいり)が大きかった

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201005260019.html
港湾貨物の目標達成は1割 '10/5/26

 国土交通省は25日、海上輸送の拠点となる重要港湾と国際海運の拠点の特定重要港湾の計126港に
ついて、貨物取扱量の計画値と2007年の実績値を公表した。目標年を迎えていない港も含むものの、
計画値を達成したのは全体の12・7%の16港。中国地方では18港のうち福山港など3港にとどまった。

 中国地方では、105・3%の福山港を筆頭に、101・7%の水島港と、101・3%の宇部港の上位3港が
計画値をクリアした。国際コンテナターミナルに第2バースを本年度末に完成させる福山港について、
広島県港湾企画整備課は「製鉄所の原材料輸入と地元の繊維業向けの衣料のコンテナ貨物が好調なため」と
説明する。

 残る15港は計画値に届いておらず、鳥取港が25・7%で最低。尾道糸崎港が27・7%、岡山港が46・1%に
とどまった。同課によると、尾道糸崎港は、瀬戸内しまなみ海道開通によるフェリー航路の減少が響いた。

 全国で達成率が高いのは(1)平良港(沖縄県)187・3%(2)尾鷲港(三重県)158・4%(3)名古屋港
(愛知県)139・1%―の順。工業立地が進まないむつ小川原港(青森県)の1%が最低だった。

701とはずがたり:2010/05/25(火) 23:24:42
>茨城港(60・5%)

貨物取扱実績60%が目安 「重点港湾」40港の選定
http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010052501001024.html

 国土交通省は25日、来年度以降に集中投資の対象とする「重点港湾」約40港について、貨物取扱実績が目標の60%に達しているかどうかを一つの目安に選定する考えを明らかにした。

 国交省は全国の重要港湾103港(特定重要港湾23港を除く)の中から重点港湾を選ぶ。前原国交相は25日午前、港湾計画上の貨物取扱量の目標値と2007年の実績値を公表したが、同省港湾局は「及第点といえる目安は目標達成率60%ぐらい」と説明。

 103港のうち、目標年次前の港湾を含め60%を超えるのは、沖縄県の平良港(187・3%)から茨城港(60・5%)まで57港となっている。

 前原氏は重点港湾の選定基準について、貨物取扱量の上位だけでなく、地域の拠点性や民間資本を活用した港湾運営計画、集荷拡大の可能性などを考慮するとしている。

 港湾管理者の地元自治体などから計画のヒアリングを行い、夏ごろに決定する。
2010/05/25 21:33 【共同通信】

702 ◆ESPAyRnbN2:2010/05/25(火) 23:41:54
>>700>>701
 187・3% 平良(沖縄県宮古島) ※全国トップ
 158・4% 尾鷲(三重県) 148÷94万㌧ ※全国2位
 139・1% 名古屋 21,560÷15,5501万㌧ ※全国3位
 105・5% 三河(愛知県) 3,207÷3,040万㌧
 105・3% 福山
 101・7% 水島
 101・3% 宇部
 101・1% 橘(徳島県)
 100・4% 東播磨(兵庫県) 4,108÷4,090万㌧
 100・2% 川内(鹿児島)

 96・2% 四日市 6,492÷6,750万㌧
 85・7% 神戸(愛知県)
 66・2% 尼崎西宮芦屋(兵庫県)
 73・3% 衣浦 2,095÷2,860万㌧
 60・5% 茨城
 51・0% 姫路(兵庫県) 3,051÷5,980万㌧
 48・7% 舞鶴(京都府) 944÷1,940万㌧ ※国際ふ頭の供用開始が今年4月にずれ込んだ
 46・1% 岡山
 40・0% 津松坂 163÷410万㌧
 27・7% 尾道糸崎 ※瀬戸内しまなみ海道開通によるフェリー航路の減少が響いた
 25・7% 鳥取 ※中国地方最低

 9・6% 直江津(新潟県)
 4・9% 久慈(岩手県)
 1・0% むつ小川原(青森県) ※最も予測との乖離(かいり)が大きかった

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100525000201&genre=A1&area=K00
特定重要港湾、目標達成は3港のみ
舞鶴港 計画見直しへ

 国土交通省は25日、海上輸送の拠点となる重要港湾と国際海運の拠点となる特定重要港湾の
計126港について、貨物取扱量の目標値と2007年の実績値を公表した。目標年次を迎えた36港のうち
目標を達成したのは3港だけ。京都の舞鶴港は目標の半分しかなく、甘い需要予測で港湾を整備したことが
浮き彫りになった。

 目標年次を迎えた港湾の取扱目標の達成率は高い順に三河港(愛知、105・5%)、橘港(徳島、
101・1%)、川内港(鹿児島、100・2%)。最低はむつ小川原港(青森)で目標の1%しかなかった。
今後目標年次を迎える港湾も含めた場合は、平良港(沖縄、187・3%)、尾鷲港(三重、158・4%)など
全体の12・7%の16港のみが目標を上回った。

 前原誠司国交相は会見で「需要予測と実態はかなり乖離(かいり)している」と指摘。舞鶴港を含む
重要港湾103港から、今夏にも約40の「重点港湾」を絞り込み、予算を重点的に投入する考えを示した。

 舞鶴港は目標達成率が48・7%と36港で19番目。全126港では101番目の低さだった。京都府が
1996年に計画を策定し、05年には1940万トンを扱う目標を掲げたが、07年の実績は944万トン、
09年でも760万トン。466億円かけて整備した舞鶴国際ふ頭の供用開始が今年4月にずれ込んだことが
影響したという。

 国交省は目標達成度が低い港湾には今後、計画の見直しを迫る考え。府港湾課は「企業への売り込みで
舞鶴国際ふ頭の利用を増やし、港湾計画も経済情勢に応じた内容に見直す」としている。

703 ◆ESPAyRnbN2:2010/05/26(水) 12:43:07
更に沖縄追加
 187・3% 平良(沖縄県宮古島) 1,929÷1,030万㌧ ※全国トップ
 158・4% 尾鷲(三重県) 148÷94万㌧ ※全国2位
 139・1% 名古屋 21,560÷15,5501万㌧ ※全国3位
 109・9% 石垣 1,539÷1,400万㌧
 105・5% 三河(愛知県) 3,207÷3,040万㌧
 105・3% 福山
 101・7% 水島
 101・3% 宇部
 101・1% 橘(徳島県)
 100・4% 東播磨(兵庫県) 4,108÷4,090万㌧
 100・2% 川内(鹿児島)

 96・2% 四日市 6,492÷6,750万㌧
 85・7% 神戸(愛知県)
 66・2% 尼崎西宮芦屋(兵庫県)
 73・3% 衣浦 2,095÷2,860万㌧
 60・5% 茨城 ※目標達成57番目
===同省港湾局「及第点といえる目安は目標達成率60%ぐらい」===
 53・3% 那覇 10,398÷19,500万㌧
 51・0% 姫路(兵庫県) 3,051÷5,980万㌧
 48・7% 舞鶴(京都府) 944÷1,940万㌧ ※国際ふ頭の供用開始が今年4月にずれ込んだ
 46・1% 岡山
 40・0% 津松坂 163÷410万㌧
 34・4% 中城湾 3,852÷11,200万㌧
 29・0% 金武湾 4,496÷15,500万㌧
 27・7% 尾道糸崎 ※瀬戸内しまなみ海道開通によるフェリー航路の減少が響いた
 25・9% 運天 492÷1,900万㌧
 25・7% 鳥取 ※中国地方最低

 9・6% 直江津(新潟県)
 4・9% 久慈(岩手県)
 1・0% むつ小川原(青森県) ※最も予測との乖離(かいり)が大きかった

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-162645-storytopic-4.html
http://ryukyushimpo.jp/uploads/img4bfc750448ae4.jpg
平良港187%全国1位 07年重要港湾の貨物目標達成率
2010年5月26日

 【東京】前原誠司沖縄担当相は25日、海上輸送の拠点となる重要港湾と国際海運の拠点となる特定重要港湾
計126港に関し、港湾計画上の貨物取扱量の目標値と2007年(現時点での最新データ)の実績値、目標の
達成率を初めて公表した。沖縄県内の6港も含む。宮古島市の平良港の達成率は187・3%で、最高値だった。

 国交省は来年度以降、重要港湾103港の中から集中投資の対象とする全国約40の「重点港湾」を選定する方向。
前原氏は選定に関し「貨物取扱量で上から40港を選ぶわけではない。地域性や民間の経営の観点、今後の
(貨物量の)伸びしろを含め行う」と述べた。

 県内のほかの港の達成率は今後目標年次を迎える石垣港が109・9%、那覇港は53・3%だった。目標年次を
既に迎えた港湾では中城湾港が34・4%、金武湾が29・0%、運天港が25・9%と低かった。

 国交省によると、平良港の達成率が高かった理由は、目標年次における取扱貨物量(計画値)が低く設定されて
いたのが要因。目標年次の「2018〜22年(平成30年代前半)」には伊良部架橋が完成し、貨物を運ぶ船舶が
減少しているとの見通しから07年の貨物量に比べ、低い計画値となっていた。石垣港は07年当時、現在は廃業
している有村産業の八重山―沖縄本島の旅客船があり、コンテナ量も多かったという。

 目標年次を迎えていない港に関して、前原氏は根本的な計画の修正を求める意向を強調。「見直しが行われな
ければ国の支援は難しい」と述べた。

 達成率が高かった平良港や、目標年次は迎えているが達成率が低かった中城湾港などについて、国交省港湾局は
「港湾の一面にすぎず、調査をした時点での状況にもよる。『重点港湾』の選定に直結しない」と述べている。

704とはずがたり:2010/05/26(水) 16:49:17
>>703
あざーす。
保存しときました。
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/img4bfc750448ae4.jpg

705荷主研究者:2010/05/27(木) 22:47:31

http://kumanichi.com/news/local/main/20100518002.shtml
2010年05月18日 熊本日日新聞
熊本港に高機能クレーン 12年度稼働めざす

県が熊本港への整備を計画するガントリークレーン=17日、八代港

 県が熊本港に、精密機械など振動に弱い貨物を安定的に搬出入できる高機能クレーンの整備計画を進めていることが17日、分かった。2012年度中の稼働を目指す。既存のクレーンはコンテナが揺れやすいため、港の弱点の一つとして指摘されていた。高機能化を機に、半導体関連工場などの利用につなげたい考え。

 現在、熊本港には、コンテナを1カ所で釣り上げる方式のジブクレーンしかない。搬出入の際にコンテナが揺れやすいため、精密機械など振動に弱い貨物に向かず、海運会社などが高機能化を求めていた。

 計画では、既存クレーンがある熊本港の水深7・5メートルの岸壁に、コンテナを4カ所で安定的につり上げるガントリークレーンを整備する。

 県議会の6月定例会に提出する一般会計補正予算案にクレーンの設計費2千万円を盛り込む予定。11年度予算でも購入・設置費に4億〜5億円を要求する方針。

 国土交通省も県の要請に応じ、10年度に約7億3千万円を岸壁一帯の地盤改良工事事業費として確保。ことし9月以降、工事に着手する予定。11年度もクレーンを据え付ける土台の基礎工事に関連予算を盛り込む考え。

 県内では八代港だけがガントリークレーンを備える。

 県港湾課では「新クレーンでIC部品や精密機械、二輪車などを扱える。取引量が増えれば、コンテナ船の増便にもつながる」としている。(中原功一朗)

706荷主研究者:2010/05/27(木) 23:14:24

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002995054.shtml
2010/05/18 11:24 神戸新聞
埠頭公社、民営化の波 重点港湾を来月選定 

コンテナの積み降ろしや仕分けでにぎわう神戸港=神戸市中央区港島8

 国際コンテナ埠頭(ふとう)を管理する全国の埠頭公社で、民営化の動きが相次いでいる。国が1〜2港に重点投資する「国際コンテナ戦略港湾」の選定基準に「民の視点からの効率経営」を掲げているためだ。ただ、収益性を重視するあまり、不採算の港湾用地を売却したり、転用したりする懸念も指摘されており、安易な民営化には慎重論も出ている。(西井由比子)

 公社の民営化の口火を切ったのは、旧東京港埠頭公社。2008年4月に「東京港埠頭株式会社」として発足した。他の公社で追随する動きはなかったが、国が昨秋、重点投資港湾の絞り込みを公表すると、残るすべての公社が民営化を表明した。神戸と大阪は11年の株式会社化を目指す方針。東京・横浜と、神戸・大阪はそれぞれ14年度と15年の経営統合にまで踏み込んだ。

 民営化には、どんな利点があるのか。国土交通省港湾局は「民間会社になることで、管理・運営の効率化が期待でき、その分、港湾使用料の引き下げなどのサービス向上や競争力の強化につながる」と説明する。

 実際、東京港埠頭は、設備投資の予算が複数年度で組めるようになり、規模拡大によるコスト低減を実現させた。09年には、新交通システム「ゆりかもめ」や国際展示場をグループに持つ「東京臨海ホールディングス」に傘下入りし、「経営母体が大きくなることで融資枠が広がる。グループの連携で経営の効率化が進めば、国際競争力をより高められる」と大和総研ホールディングスのコンサルタント、米川誠氏はみる。

 重点港選定の鍵として各港が急ぐ民営化。

 現状では、いずれの埠頭公社も自治体の外郭団体。だが、神戸・大阪は公社の民営化に際し「民間から人材、資本を導入する」とし、業界の注目を集める。

 港湾の利用者はどうみるか。荷役、倉庫会社などでつくる日本港運協会(東京)は「民営化は難問」とした上で、「一般論として、用地の売却や転用を促す恐れもある」と指摘。過度な収益性重視につながりかねない民営化にくぎを刺す。「一つ間違えば、国策としてあるべき港湾戦略が、逆に揺らぐことになりかねない」としている。

707荷主研究者:2010/05/27(木) 23:15:21

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003008872.shtml
2010/05/22 10:45 神戸新聞
神戸港コンテナバース集約 11年春完了見通し 

コンテナバースの集約が進む神戸港=神戸市中央区港島8

 国のスーパー中枢港湾事業の一環として、神戸港で進められているコンテナバースの集約が、2011年春で完了する見通しとなった。ポートアイランド1期に残る最後のバースの廃止が21日までに決定。ポーアイと六甲アイランドに整備されたコンテナバースは、神戸市が大型船への対応と港湾作業の効率化を目指し、ポーアイ2期東側と六アイ南側の両地区への集約を進めていた。これで計10バースとなる。

 廃止が決まったのは水深12メートル、延長300メートルの公共コンテナバース。荷役業者の日新(神戸市中央区)などが利用していたが、来春をめどにポーアイ2期への移転が決まった。空いた用地7・1ヘクタールは、青果物を扱う物流業者への売却を目指す。

 今回の集約で、コンテナ船と港湾関連業者が両地区に集中することになる。「作業効率が上がるとともに、バースごとに課しているリース料を引き下げられる」(神戸市みなと総局)とし、貨物量の増加を期待している。

 また、同市は国際コンテナ戦略港湾の選定に向けて、コンテナバースの集約とリース料の引き下げなどを、国際競争力の具体的な強化策として提示している。事業実現のめどが立ったことで、アピール材料にもなりそうだ。

(西井由比子)

708 ◆ESPAyRnbN2:2010/05/28(金) 12:38:06
その3つを結びつけるのは、ちょっと無理のあるような。
遠州灘は遠浅だから、せっかく浜松に工場があっても、大型コンテナ船が近づけないんですよねえ。
> 川勝知事は県内の御前崎、清水、田子の浦の3港を「駿河湾港」と表現

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20100528/CK2010052802000183.html?ref=rank
定期コンテナ船が4カ月ぶりに寄港 御前崎港で
2010年5月28日

 御前崎市の御前崎港で27日、コンテナクレーン事故以来、寄港を中止していた海外定期コンテナ船が約4カ月ぶりに
寄港した。現地を訪れた川勝平太知事は港見学会で集まった県中西部の荷主企業や船会社の関係者200人を前に
「12月には御前崎港と東名高速が金谷御前崎連絡道路でつながる。ぜひ期待してほしい」と同港の利活用を呼び掛けた。

 県や御前崎市、牧之原市、港湾関連企業などでつくる「御前崎港ポートセールス実行委員会」は、荷主企業や
船会社を対象に年1回実施する港見学会を開き、事故の再発防止策や新荷主向け助成事業を説明した。

 川勝知事は県内の御前崎、清水、田子の浦の3港を「駿河湾港」と表現し、県外港に流れてしまっている荷を
駿河湾港のいずれかで扱いたいと力説。御前崎港について「輸出入が増えれば二基体制のクレーンが四基になる。
東名だけでなく、新東名とも結び付けるし、途中には空港もある。いろいろなネットワークが広がるので気持ちを
一つにして育ててほしい」と語った。

 6月12日には前原誠司国土交通相が、空港と御前崎港を視察する。川勝知事は「大臣は『選択と集中』をやる。
御前崎港を必要と判断するか、切り捨てるか重要なところ。1月の事故以来、不安定要素があったが、原因究明して
関係者の理解を得た。駿河湾港として、しっかり育てると大臣に伝える」と力を込めた。

709荷主研究者:2010/05/30(日) 11:25:02

http://www.chemicaldaily.co.jp/news/200904/27/02201_2125.html
2009年4月27日(月)化学工業日報
アスト、内外航でケミカル船を整備拡充

 液体化学品物流のアスト(大阪市西区、石橋明社長)は今年9月、新たに内航ラテックス専用船の運用を開始する一方、同社初となる電気推進船(ケミカル船)が今年末にも引き渡しされる。さらに2011年には塩ビモノマー(VCM)向けの外航ガスキャリアー船(3500立方メートル)2隻を就航させる。現在、貨物が減少傾向にあるが、同社では代替建造を主体に内外航船の整備を図っていく方針。ラテックス専用船は「第2菱豊丸」1000DWTで、先月起工、7月に進水式、9月引き渡しとなる。建造は佐世保の前畑造船。三菱製紙向けに東北、京浜、中部圏を対象に運用する。
 [流通]

710荷主研究者:2010/05/30(日) 11:40:41
鉄道輸送の活用はどうなっているのだろうか。
>関東地区への輸送に関し内航船の活用比率を向上

http://www.chemicaldaily.co.jp/news/200912/09/01201_2121.html
2009年12月9日(水)化学工業日報
三井化学グループ、樹脂輸送など岩国で物流合理化

 三井化学、三井・デュポン・ポリケミカルなど三井化学グループは、山九と連携して、岩国地区におけるPEなどの樹脂ペレット輸送の合理化対策を実施した。地域に分散していた倉庫を集約するとともに、関東地区への輸送に関し内航船の活用比率を向上。これにより物流コストの大幅低減とCO2排出量の削減などの環境対応を同時に実現した。岩国大竹工場近隣の大竹港湾地区に大型の新規倉庫を建設。岩国地域に7個所あった倉庫を3つにまで集約した。各倉庫間での一時保管のためのトラック輸送の距離が削減された。合わせてバッテリーフォークリフトの導入も図った。
 [基礎/石油]

711 ◆ESPAyRnbN2:2010/05/31(月) 11:34:58
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20100530-OYT8T00882.htm
国交相港湾など視察
整備の必要性に理解

 前原国土交通相が30日、今年度の政府予算で岸壁の新規着工が見送られた仙台塩釜港など県内の港湾や
河川などを視察した。前原国交相は、同港について「経済圏に支えられている港。新規事業の着手を求める要望には
理解できる」と整備の必要性を示した。

 同港をめぐっては、トヨタ系の生産子会社「セントラル自動車」が来年1月に大衡村で工場を稼働させるのに伴い、
完成車など貨物量の増加に対応するため、県は、新しい岸壁「高松埠頭(ふとう)」の建設を要望した。

 ただ、予算計上が見送られ、村井知事は前原国交相に現場の視察を求めてきており、30日は村井知事自らが説明。
前原国交相は「今年度は全新規事業を凍結したが、来年度は必要な事業に着手する。仙台塩釜港は整備すれば
発展する」と重要性を認めた。村井知事は「来年度すぐに着工しないと間に合わない」と引き続き要望する考えだ。

 前原国交相はこのほか、岩手・宮城内陸地震の被災地を空から視察するなどした。

(2010年5月31日 読売新聞)

712 ◆ESPAyRnbN2:2010/06/08(火) 14:26:49
> 国は従来、国際貿易や国内物流の拠点港を特定重要港湾(23港)や重要港湾(103港)に指定し、国費で整備を
> 進めてきた。大半が1980年代までの指定で、その後の人口減や財政悪化を受け、重要港湾のうち今後も
> 新規事業を行う港を40港程度に絞り込もうというのが、前原誠司国土交通相が昨年12月打ち出した「重点港湾」だ

> 酒田港の2007年貨物取扱量は337万トンで103港のうち60位
> 定期コンテナ船は週1便の釜山航路のみ

> 鹿野正人県県土整備部長は「江戸時代の紅花交易による文化の発展など、山形県にとり酒田港は単なる
> 物流拠点を超えた存在」と、複眼的視点での選定を求める

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100608t52001.htm
「日本海側玄関口に」自動車産業集積 重点港湾入り 正念場

 国が積極投資する港の数を従来の半分以下に減らす「重点港湾」に酒田港が選ばれるかどうか、山形県などが
気をもんでいる。現行の「重要港湾」と「特定重要港湾」は東北に15あり、山形以外の5県は複数抱えるが、
山形県は酒田港だけ。重点港湾入りの可否は8月の概算要求までに固まる見込みで、官民の関係者が運動を
強めている。

◎怖い負の印象

 「重点港湾から外れれば負の印象は計り知れない」「東北への自動車産業集積を生かせるかどうかの正念場だ」。
7日の県議会建設常任委員会で複数の県議が語気を強め、意見書提出を発議した。

 民間の危機感も強い。「酒田港を拠点に、環境産業を日本海各港や東アジアへ波及させたい」。1日に酒田市役所で
あった会合で、力を込めたのは前田直之前田ホールディングス社長。民間主導の「酒田港成長戦略プロジェクト」を
始動し、要望や宣伝に乗り出す。

 国は従来、国際貿易や国内物流の拠点港を特定重要港湾(23港)や重要港湾(103港)に指定し、国費で整備を
進めてきた。大半が1980年代までの指定で、その後の人口減や財政悪化を受け、重要港湾のうち今後も新規事業を
行う港を40港程度に絞り込もうというのが、前原誠司国土交通相が昨年12月打ち出した「重点港湾」だ。

 酒田港は主に冬場の高波で船が接岸できない日が年間約30日ある。これを3分の1に減らす沖合防波堤が
総工費871億円で建設中。重点港湾を外れると、こうした着工済みの事業も完成が遠のくとみられる。

 実は、重点港湾を絞り込む基準は必ずしも明確ではない。国交省関係者でさえ「政治主導で出てきた言葉で、
霞が関の官僚も大臣や政務官の記者会見を基に方向性を読み解いている」と言う。

 酒田港の2007年貨物取扱量は337万トンで103港のうち60位。40港という絞り込み目標は「狭き門」に見えるが、
前原氏は5月25日の記者会見で「取扱量で上から40を選ぶわけではない。今後の伸びしろも含める」とも説明している。

 加えて選択基準の一つとされているのが、地域拠点性。山形県が企業向けに作ったパンフレットは、宮城県周辺で
進む自動車関連産業の集積と中国やロシアの経済発展という二つの動きを強調。「南東北の日本海側の玄関口として
酒田港を位置付けたい」(経済交流課)と解説する。

◎足場固め急ぐ

 ただ、大目標への足場固めはこれから。吉村美栄子山形県知事は5月に全国知事会の一員として訪ロし、酒田港を
売り込んだ。だが帰国後の記者会見では「酒田港の前に山形県の位置から説明した」と語り、対ロ貿易後発港の
知名度の低さを痛感した様子だった。

 定期コンテナ船は週1便の釜山航路のみ。県は新規利用や大口の利用拡大に助成金を出し、需要拡大をてこに
複数便化や中国への航路延長を図るが、「国内はおろか、経済成長の続く中国の港との航路争奪戦」(経済交流課)に
なっている。

 間もなく大詰めを迎える絞り込みに、阿部寿一酒田市長は「大都市ではなくとも頑張っている港に必要な事業がある」と
強調。鹿野正人県県土整備部長は「江戸時代の紅花交易による文化の発展など、山形県にとり酒田港は単なる
物流拠点を超えた存在」と、複眼的視点での選定を求める。

2010年06月08日火曜日

713とはずがたり:2010/06/08(火) 14:35:58
>>712
重点港湾の指定非常に楽しみにしてます。
酒田は入っても良いと思うんですよね。新潟から秋田まで間隔が空き過ぎる気もするし。
ただ村山地区は仙台からの流動が大きいし庄内地区と精々最上地区となると拠点性には欠けるのかなぁ。
産業立地も秋田に較べると見劣りもするしなぁ。

715とはずがたり:2010/06/09(水) 22:44:16
>>714
先ずは県に一つに絞らせるのは良いかも知れないですな。

716名無しさん:2010/06/12(土) 07:30:53
ブログからの転載ですが、舞鶴港が頑張っているようです。
http://kyotonorteconomy.blog109.fc2.com/blog-entry-73.html
ヒラキ 舞鶴港揚げ開始 フリータイム活用で回転率向上

靴の激安ディスカウンター、ヒラキ(本社:神戸市須磨区、向畑達也社長)は、一段と輸入物流費の削減や商品回転率の向上を追求する。今月から中国・青島出しの輸入コンテナ物流で、青島保税物流園区を出荷拠点としたほか、この物流で初の地方港利用として舞鶴港(京都府舞鶴市)での揚げを始めた。

青島保税物流園区の運営を含めた青島−舞鶴港の一貫輸送には阪急阪神エクスプレス(本社:大阪市北区)を起用。青島、舞鶴港とも各30日のフリータイム(無料保管期間)があり、ヒラキでは「各物流園区経由貨物は、できるだけ保管型から回転型とする考えで、青島―舞鶴港ルートはその第一弾」(梅木孝雄・取締役専務執行役員)とする。このルートが軌道に乗れば、積載率向上などで2010年度は50〜100FEU程度の利用コンテナの削減も見込まれるという。

717名無しさん:2010/06/12(土) 07:32:56
http://kyotonorteconomy.blog109.fc2.com/blog-entry-75.html
陸揚げ港を舞鶴港へ 東南アジアからの合板 丸玉産業・舞鶴工場

平工業団地の丸玉産業・舞鶴工場(小林永政工場長)が、舞鶴港の利用を促進しようと、主力製品のフローリング材の原材料で東南アジアから船で運ぶ合板の陸揚げ港を、堺市の堺泉北港から舞鶴西港に切り替えた。これまで堺泉北港からトラックで陸送するのに比べ、二酸化炭素(CO2)を月間で90.6%の削減にもつながる。日本海側への船便の少ないローカルポートのハードルを越えるため、荷揚げ業者と協力して取り組んだ。

建築用木工部材の設計・製造をする舞鶴工場は、原材料の合板をインドネシアとマレーシアから堺泉北港へ輸入。月間24万枚(4,800立方メートル)の合板を使う。過去5年間、年に数回程度、船便の都合で舞鶴港に陸揚げしたこともあり、年間を通して全て舞鶴港に回そうと、昨年8月から徐々に切り替え、今年4月に100%陸揚げできるようになった。

日本海側への船便は少なく運賃も高く、冬は荒天で欠航する日も多いなど課題もあったが、荷揚げする日本通運と協力、また商社を通じて船会社にも働きかけ、量をまとめるようにするなど発注の仕方も工夫し、実現させた。5月は4隻が入港した。

船賃は距離が長くなった分高くなったが陸送費用が安くなり、全体的にはコストの削減になった。トラックの排出するCO2は月間で約2.8万トン(2ℓのペットボトル換算では月に726万5,040本相当)の削減に結びついた。

舞鶴工場は「少しでも舞鶴港の利用につながればと思った。今後は他の原材料の舞鶴港へのコンテナでの陸揚げも検討したい。行政にはコンテナ以外で舞鶴港を定期的に活用する企業への支援もお願いしたい」とする。

718 ◆ESPAyRnbN2:2010/06/13(日) 09:29:14
>>616>>620
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/200612042.html
前原大臣が港の民営化方針示す 競争力強化を目指す(06/13 00:24)

 国土交通省が成長戦略の一つに掲げる全国の港湾整備について、前原国土交通大臣は、これまでの
地方自治体中心の港の運営を改め、民営化を進めていく考えを示しました。

 前原大臣は、現在、「重要港湾」として指定されている103の港を40港程度まで絞り込み、予算を集中的に
投下する方針を掲げています。御前崎港を視察した前原大臣は、民間の力の活用を条件に掲げ、国際競争力
を高めるため港の管理も民営化できるよう法改正を進める考えを明らかにしています。

 前原国交大臣:「マネジメントを一体化して、民の観点を採り入れて頂く。23年度の通常国会には港湾法の
改正案を出すことにしています」

 引き続き静岡空港を視察した大臣は、利用客の減少で低迷する地方空港も、知事らによるトップセールスで
活路を見いだすべきだとする考えを示しました。

719とはずがたり:2010/06/14(月) 13:31:09

御前崎は重点港湾から外さないとダメでしょう。現状まったく重要ではない。

静岡空港の運営評価/前原国交省
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1225487931/2088
2010年06月13日

 国は全国に103ある重要港湾から約40の重点港湾を選ぶ方針で、御前崎港について前原国交相は(1)管理の効率的一体化(2)港利用の伸びしろを高める――ことを要望。同行した川勝知事は、指定管理者
制度の導入や、港周辺にある工場の増産計画、東名高速に接続する周辺道路の整備などを伝えてアピールした。
静岡空港の運用時間を延長 前原国交相が認可方針
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1225487931/2087

 静岡空港に先立ち、同県御前崎市の御前崎港も視察。来年度以降に集中投資する全国約40の
重点港湾の選定では「民間の経営の視点を取り入れていることと、今後の(貨物量の)伸びしろが必要」と
あらためて述べた。

2010/06/12 18:48 【共同通信】

720 ◆ESPAyRnbN2:2010/06/14(月) 21:10:33
御前崎ではなく「駿河湾港」で申請するみたいで>>708、前原もそれを条件に付けたようです。
> 貨物取扱量の増加と港湾管理の一元化という二つの条件を付けられた

http://www.tv-sdt.co.jp/nnn/news8803817.html
御前崎港 重要港湾継続に 知事強い意欲
(静岡県)

前原国土交通大臣は12日、静岡空港と御前崎港を視察に訪れた。このうち御前崎港については、
選択と集中という方針のもと、国の指定している重要港湾を大幅に絞り込むにあたっての視察だった。

これについて川勝知事は14日の会見で、前原大臣から視察の際に、重要港湾との位置づけを継続する
ために 貨物取扱量の増加と港湾管理の一元化という二つの条件を付けられたことを明らかにしたうえで、
御前崎港の重要港湾としての生き残りに強い意欲を示した。国交省では全国に103ある重要港湾を
40に絞り、それ以外は新規の投資をしない方針を示している。また17日に県内で口蹄疫が発生したことを
想定した訓練を行うことや、今年度の事業仕分けを9月に実施することなどを発表した。

[ 6/14 18:30 静岡第一テレビ]

721 ◆ESPAyRnbN2:2010/06/14(月) 21:13:09
相良のスズキとの絡みもあるんでしょうなあ。

722荷主研究者:2010/06/16(水) 22:32:29

http://www.chibanippo.co.jp/news/chiba/politics_economy_kiji.php?i=nesp1275197462
2010年05月30日14時31分 千葉日報
24年ぶり1万5000トン割れ 自動車不況響く 千葉港貨物取扱量

 千葉県は、千葉港と木更津港の2009年の港湾統計(速報)をまとめた。特定重要港湾に指定されている千葉港の貨物取扱量は、8年連続で全国2位を維持したものの、世界的な自動車不況の影響などで前年に比べ1割強も減少し、1985年以来、24年ぶりに1万5千トンを割り込んだ。

 特定重要港湾に指定されている千葉港の貨物取扱量は1億4490万トンで、前年比12・3%の減少。このうち海外向け貨物は8763万トンで、9・0%の減。国内向け貨物は5727万トンで16・8%の減だった。

 海外向けのうち、輸入は7・9%減の7748万トン、輸出は16・5%減の1015万トンにとどまった。輸入は液化天然ガスが11・2%(285万トン)、輸出は完成自動車が69・1%(165万トン)も落ち込んだのが主な要因だ。

 また国内向け貨物の千葉港への移入は21・4%減の2687万トン、移出は12・3%減の3040万トンと、軒並み落ち込んだ。増減が大きかったものでは、移入では鋼材が37・2%(271万トン)減少し、移出では重油が17・0%(132万トン)減少した。

723荷主研究者:2010/06/16(水) 22:41:45

http://www.niigata-nippo.co.jp/news/economics/11979.html
2010年5月26日 新潟日報
直江津港がワースト3位
貨物取扱達成率わずか9.6%

 前原誠司国土交通相は25日、特定重要港湾23港を含む全国の重要港湾126港について、港湾計画で定めた貨物取扱量の目標値と2007年の実績値を発表した。取扱目標を達成したのは16港で全体の12・7%にとどまった。本県の新潟、直江津、両津、小木の4港は、取扱目標の達成率で直江津港が全国ワースト3位となるなど、いずれも目標値を実績値が下回った。

 本県の港湾の達成率は新潟港が全国38位の84・4%で最も高く、両津港は57・6%、小木港は35・3%、直江津港は9・6%だった。

724荷主研究者:2010/06/16(水) 23:00:25
>全国12カ所の特定地域振興重要港湾の1つ
国土交通省に説明が見当たらないので、Wikipediaから抜粋。
岩内港(北海道)、大湊港(青森県)、館山港(千葉県)、岩船港(新潟県)、福井港(福井県)、沼津港・松崎港、鼠ヶ関港、中部国際空港に関連する港湾、新宮港(和歌山県)、河下港(島根県)、八幡浜港(愛媛県)、青方港(長崎県)、水俣港(熊本県)、沖縄の北部地域の振興の拠点となる港湾 追加指定

>港湾法上の港格とは無関係の、単なる通称
単なるまやかしか。今度の重要港湾の絞り込みの結果によっては、落選港湾の自治体からの反発などで似たような制度を創設しかねないねぇ。

河下港少なっ、鉄道コンテナ駅と比較しても取扱量下位程度の貨物量に過ぎない。重要港湾などと呼ぶのはおこがましいねぇ。
>09年の取り扱い貨物量は、不況の影響もあって約11万6千トンと、06年から70%も減った

http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=519879004
'10/05/25 山陰中央新報
出雲・河下港の振興会設立 県東部の活性化目指す

 出雲市河下町の河下港の利用促進に向け、出雲市や斐川町、県、地元商工団体などが従来の2組織を統合して25日、河下港振興会を設立した。ポートセールスに力を入れ、県東部の拠点港として活性化を目指す。

 河下港は、全国12カ所の特定地域振興重要港湾の1つ。2007年10月に水深7・5メートルの岸壁の供用が始まり、5千トン級の船舶が利用できるようになった。

 しかし、09年の取り扱い貨物量は、不況の影響もあって約11万6千トンと、06年から70%も減った。

 こうした現状を受け、地元自治体などでつくる「出雲広域圏拠点港整備促進期成同盟会」と、港の利用企業、地元商工団体で組織する「河下港利用振興協議会」を統合。港の管理者の県を新たに加え、利用促進に地域を挙げて一体的に取り組める体制を整えた。

 今後は、ポートセールスなどを担う専門部会を設け、関係機関と連携して港の広報宣伝活動を行う。

 25日に出雲市内であった設立総会で、会長に就任した長岡秀人出雲市長は「世界経済が北東アジアに注目する中、日本海沿岸の海の玄関の整備は、喫緊の課題。関係者が一致団結して取り組みたい」とあいさつした。

725名無しさん:2010/06/17(木) 00:35:06
日本海側の重点港湾っていくつぐらい選定されるんでしょうね。
単純に貨物取扱量だけで予測してみました。
(☆は国際定期コンテナ航路を有する港湾、○は国際定期航路のない港湾)

【当確】
☆新潟港(3,207万トン/20年)
☆敦賀港(1,542万トン/20年)
☆富山伏木港(1,162万トン/19年)

【優位】
☆舞鶴港(952万トン/20年)
☆秋田港(789万トン/19年)
☆金沢港(513万トン/21年)

【当落線上】
○七尾港(397万トン/20年)
☆酒田港(383万トン/20年)

【不利】
○能代港(328万トン/19年)
☆境港(322万トン/21年)
○三隅港(313万トン/19年)
○両津港(295万トン/20年)
☆直江津港(213万トン/21年)

【落選確実】
☆浜田港(90万トン/19年)
○船川港(60万トン/19年)
○小木港(53万トン/20年)
○鳥取港(41万トン/19年)
○江津港(32万トン/19年)

726とはずがたり:2010/06/17(木) 01:08:28
>>724
腹立たしいねぇ。
こういうのに国のカネ一銭たりといれんな(`Д´)つ)ノД`)・゚・。

727とはずがたり:2010/06/17(木) 01:11:20
>>725
お纏めありがとうございます。
一県1港選ばせるなんて話しもありましたし当落線上の七尾は落ちて不利の境港が残る感じではないでしょうかねぇ。
これで8港。境は鳥取・島根の拠点的に位置づければ良いですし。

728荷主研究者:2010/06/20(日) 14:28:41

http://www.oita-press.co.jp/localNews/2010_127544147438.html
2010年06月02日 10:14 大分合同新聞
「重点港湾」選定、悩む県や地元

 国土交通省の港湾整備の方針見直しに五つの重要港湾がある大分県と関係する市は悩んでいる。全国103の重要港湾のうち、2011年度以降も新規の整備を続ける「重点港湾」約40港を夏までに選ぶ方針。県は「まだ大規模な整備は必要」とするが、国の方針を踏まえると「すべての選定は難しい」とみられ、要望する際の“優先順位”を決めておくことも念頭に対応を検討している。

 重要港湾は国際、国内海上輸送網の拠点として国が直轄で整備。貨物や旅客の輸送に利用する。自治体が国庫補助で整備する場合の補助率も地方港湾より手厚い。県内には大分、別府、津久見、佐伯、中津があり、管理者はいずれも県。

 重点港湾の選定は前原誠司国交相が「ばらまき的な港湾行政を変える」一環として昨年末に打ち出した。貨物取扱量の実績や関係自治体の意向を考慮して▽必要に応じて新規整備をする重点港湾▽継続事業が終われば整備をやめる港湾―に分ける。

 本年度の当初予算で県内の重要港湾には計12億3千万円が配分されており、大型の整備事業は国直轄が有利。11年度政府予算の概算要求に反映させるため8月ごろまでに選定する見通しだが、県は「選定に関する国の情報がほとんどない状況」(港湾課)という。

 県は重点港湾の選定で国に対して要望の根拠が説明できるように産業集積、今後の貨物取扱量の予測などを調査。関係する5市との連携にも努めている。

 地元が独自に要望活動に動くケースも。中津市は4月末、国交省に「今後も発展する可能性がある港」として中津港の選定を要望した。

 県港湾課は「それぞれ特色のある重要な港湾だが、国から優先度を尋ねられることも想定して、県の考え方を早めにまとめたい」としている。

<ポイント>
県内の重要港湾
 2007年の取扱貨物量は▽大分 6961万トン▽別府 951万トン▽津久見 2629万トン▽佐伯 466万トン▽中津 440万トン。現在進行中の大型の直轄事業は▽中津港の水深11メートル航路▽佐伯港の水深14メートル岸壁▽別府港の第4埠頭(ふとう)―がある。

729 ◆ESPAyRnbN2:2010/06/21(月) 23:36:44
> 「伊万里港では岸壁増設に合わせ、県が大型クレーンの設置を進めているのに、唐津は保管倉庫一つ
> 整備してもらえない」

> 選定の可能性を高めるため、両港を一港化する意見も浮上するが、「両港とも地域に根ざしてきた
> 歴史がある。名称一つにしても簡単にはいかない」

http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1665886.article.html
2010年06月21日更新
「重点港湾」指定のハードル高く 唐津港・伊万里港に危機感

 国交省が進める港湾整備の見直しに、唐津と伊万里両港の関係者が危機感を強めている。両港を含む
全国103の重要港湾から、投資効果の高い40港程度を「重点港湾」として絞り込み、それ以外は国直轄の
新規事業は認めない方針だからだ。将来の港のあり方を左右する問題だけに、選定の動向に神経を
とがらせている。

 唐津港61位、伊万里港76位−2007年の港湾統計では、両港の取扱貨物量は全国の重要港湾の上位
40港に大きく水をあけられている。「ぎりぎりならともかく、この数字では…」。佐賀県港湾課の担当者の
表情は険しい。

 重要港湾は、海上輸送網の拠点として国の手厚い財政支援を受けてきた。だが、政権が変わり甘い
需要予測に基づく総花的な整備が国際競争力の低下を招いたとの反省から「重点港湾」が打ち出された。

 国交省は年内に選定する方針。「仮に選定に漏れても、すでに着手済みの事業を打ち切ることはない」
(港湾局計画課)というが、県港湾課は「優先順位の格付けが下がれば当然、継続事業の予算配分にも
影響しかねない」と懸念する。

 国際コンテナ基地を目指す伊万里港は、国の直轄事業で4万トン級の大型貨物船も接岸できる水深
13メートル岸壁を増設中。「週5便の既存航路が満杯。岸壁を増やさないと対応できない」と伊万里市
開発推進課。12年度完成の予定だが「遅れが出れば、港の売り込みに支障が出る」と気をもむ。

 国交省が示している選定基準は取扱貨物量の実績と地域拠点性の二つ。さらに最近、前原誠司国交相が
言及しているのが「民の経営の視点」だ。

 「物流港としての条件整備が不十分な現状では、民の力も発揮しようがない」とこぼすのは唐津港の
運輸業者。「伊万里港では岸壁増設に合わせ、県が大型クレーンの設置を進めているのに、唐津は
保管倉庫一つ整備してもらえない」。

 同港の09年の取扱貨物量は172万トン(壱岐フェリー分除く)。造船用鋼材の荷主の倒産やロシア向け
中古車の関税引き上げが響き、この3年で約100万トンも減少している。

 東港地区には国直轄で水深9メートルの耐震岸壁が建設中だが、地盤改良に費用がかさみ、総延長
260メートルの全面完成の時期は不透明。唐津市は観光拠点として活用も模索するが「観光船が年数回
入港する程度では経済効果は乏しい。物流基盤を強化する将来性は死守したい」(運輸業者)という。

 こうした危機感を背景に、選定の可能性を高めるため、両港を一港化する意見も浮上するが、「両港とも
地域に根ざしてきた歴史がある。名称一つにしても簡単にはいかない」と県港湾課。「両港採択が理想だが、
選定基準がさらに明確になれば、可能性の高い方に絞り込まざるを得ない」。県内の拠点港湾の未来像を
どう描くか。難しいかじ取りが迫られている。

730とはずがたり:2010/06/22(火) 11:21:54
一県一港の可能性が示唆されている重点港湾。
愛知県は衣浦港と三河港の2港が重要港湾の中でも上位の取扱量ですが、両方はありえないんでしょうかね?

731とはずがたり:2010/06/22(火) 11:33:11
>>730
カキコ有り難うございます。が,「とはずがたり」は管理人のコテハンですのでそこんとこ宜しくです。
愛知に関してはその両方指定されても可怪しくないと思いますが。

732荷主研究者:2010/06/26(土) 17:51:36

http://www.lnews.jp/2010/06/36942.html
2010年06月08日 LNEWS
東芝、クボタ/海上コンテナの内陸輸送を共同化

東芝とクボタは6月8日、今月から関東地区で海上コンテナの共同で利用する「共同ラウンド輸送」を開始すると発表した。

物流費の抑制とCO2排出量の削減を図るためで、初年度は約1500本(40フィートコンテナで換算)のコンテナを共同利用する。

共同ラウンド輸送は両社の拠点が近い点に着目したもので、これにより120トンのCO2排出量を削減する。東芝は千葉県柏市内の倉庫に輸入品を運搬した帰り便として、東京港に空のコンテナを回送しており、クボタは輸出品の積み込みのため、東京港から茨城県つくばみらい市の筑波工場まで空コンテナを回送している。

そこで共同ラウンド輸送では、東芝が柏市の倉庫で荷降ろしした空コンテナをつくばみらい市に回送し、クボタの出荷用コンテナとして活用する。

両社はコンテナタイプの共通化など、共同ラウンド輸送の対象にするコンテナ数を増やし、関東地区以外での運用も検討する。両社は共同ラウンド輸送のノウハウを活かし、第三者との連携の可能性も模索する。

733荷主研究者:2010/06/26(土) 18:48:15
>>732
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0320100609bbal.html
2010年06月09日 日刊工業新聞
東芝・クボタ、物流連携−CO2と輸送コスト削減

 東芝とクボタは8日、関東地区で貨物コンテナの共同利用による二酸化炭素(CO2)排出量の削減に取り組むと発表した。両社とも他社との物流連携は初めて。環境経営の必要性が高まる中、自社内で完結する物流改善に加えて他社との連携も進め、CO2削減を加速する。

 2010年度の共同利用コンテナは約1500本で、CO2約120トン、物流費約4000万円の削減を見込む。

 東芝が千葉県柏市内の倉庫で輸入品を荷下ろしした空コンテナを、クボタの筑波工場(茨城県つくばみらい市)に回送。クボタがエンジンやトラクターの輸出用コンテナとして活用する計画。

 現在、東芝は海外拠点で製造した家電製品を千葉県柏市内の倉庫へ運搬し、空のコンテナを東京港のコンテナヤードに回送している。

 一方、クボタは東京港のコンテナヤードから筑波工場まで空のコンテナを運び、輸出用のエンジンやトラクターを積み込んでいた。

734荷主研究者:2010/06/26(土) 18:54:40

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003071963.shtml
2010/06/09 11:01 神戸新聞
国内貨物の神戸港集約へ 内航海運の新会社構想

 国内の中小規模の港に分散しているコンテナ貨物を神戸港に低コストで集約するため、内航海運や港湾運送の12社が共同出資で内航船運航会社を設立する構想を進めていることが8日、分かった。西日本のコンテナ貨物の多くは経費の安い韓国・釜山港にいったん集約されてから欧米などへ向かっており、国内中枢港湾の衰退を招いている。民間がタッグを組んで神戸港の拠点化を進め、国際的な復権を狙う。(高見雄樹)

 日本港運協会の会長を務める上組(神戸市中央区)の久保昌三社長が同日、東京都内で明らかにした。

 構想では、新会社が中古コンテナ船や、はしけを使い、神戸港と瀬戸内海沿岸や九州の地方港を結ぶ内航路線を開く。荷主に提示する価格は地方と釜山を直接結ぶ路線と同程度に抑えたい考え。12社以外にも参加を呼び掛け、コンテナ数を増やすことで、経費抑制が可能とみている。

 国には規制緩和や内航海運の振興策を求める。設立時期は未定。

 国土交通省は今月中にも、コンテナ貨物の拠点港湾「国際コンテナ戦略港湾」を国内2カ所以内に絞り込む考え。同省は立候補している4港湾に国際競争力の強化策を求めており、民間12社の新会社設立構想は阪神港(神戸、大阪)の選定を後押しするとみられる。

 久保社長は「実現には課題もあるが、一つずつ解決して港湾活性化につなげたい」としている。

 一方、上組は同日、神戸・ポートアイランド2期で4月に運用を始めた大水深岸壁「PC18」の完成記念式典を都内で開き、海運関係者約60人が参加した。

735荷主研究者:2010/06/26(土) 18:55:44

http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2010/0609/1.html
2010年6月9日(水)山口新聞
下関人工島 東側33ヘクタール埋め立て

下関市は8日、国が同市新垢田西町沖の沖合人工島「長州出島」の東側約33ヘクタールを埋め立てるための手続きに入ることを市議会建設委員会で明らかにした。国は7月ごろから環境アセスメント(影響評価)の手続きに入り、2013年度の着工を目指すという。

国交省九州地方整備局が、関門航路の土砂処分場として整備。費用は国が全額負担し、埋め立て地は国有地となる。同局によると、土砂処分が目的で特定の用途はないが、同局港湾計画課は「下関市から利用について要請があれば相談に応じる」としている。

沖合人工島は1991年に147ヘクタールの整備が市の港湾計画に位置付けられ、このうち事業化された62ヘクタールを対象に95年着工。平成20年代後半までの完成を目指している。今回の処分場は、港湾計画の147ヘクタールの範囲内だが、事業化された62ヘクタールには入っていない。

九州地方整備局は、環境アセスや漁業者との交渉などを経て、順調に進めば12年度にも市に埋め立て承認申請を行う。処分場では、関門橋西側の関門航路で発生する浚渫(しゅんせつ)土砂約400万立方メートルを受け入れる。

736荷主研究者:2010/07/06(火) 22:26:44

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003104490.shtml
2010/06/18 10:58 神戸新聞
中古特需アジアから 「阪神港」輸出好調   

国内最大という2千台の中古ピアノが並ぶ倉庫=堺市堺区神南辺町3、タケモトピアノ

 世界同時不況で落ち込んでいた「阪神港」(神戸、大阪港)からの輸出が増加している。特に品目別で目立つのが、ピアノと建設機械の中古品。品質の高い日本製を求める海外需要が堅調に推移しているためで、大阪港がピアノ輸出台数で国内トップとなったほか、神戸港でも建機輸出の回復が顕著だ。ただ、国内需要が本格的に回復しないと、新品購入に伴う中古品が品薄になる恐れもあり、一部の輸出業者は「調達に支障が出る」と気をもんでいる。

(段 貴則)

 神戸、大阪の両税関が発表した4月の輸出額は、神戸港が4カ月連続で前年同月の実績を上回り、大阪港も6カ月連続プラスとなった。

 このうち、大阪港で伸長が目立つのが中古ピアノ。新品と中古品を合わせたピアノの輸出台数が3月に全国の主要港で最多を記録。中国向けが大幅に増えたためで、4月もトップを維持した。

 その要因の一つが、中古ピアノの買い取り・輸出で国内最大手というタケモトピアノ(堺市)の存在だ。俳優の財津一郎さんが「ピアノ売ってちょうだ〜い」と呼びかけるテレビコマーシャルを始めた2000年以降、買い取り台数は右肩上がり。全量を大阪港から輸出しており、09年には新本社を建設した際に倉庫を大幅に拡張した。常時2千台をそろえ、仕向け先は中国など36カ国以上にのぼる。

 同社は「日本製はブランド力があり、家庭に眠る中古ピアノの輸出は今後も増える」。大阪港埠頭(ふとう)公社も「ピアノ輸出で日本一という特徴が加わることで、人やモノが集まり、新しい事業機会が生まれるなど、港の活性化にもつながる」と期待する。

 一方、中古建機の輸出業者が集まる神戸港。世界同時不況で大幅に輸出台数が落ち込んだが、4月の新品と中古を合わせた「建設用・鉱山用機械」はインドネシアや中国向けが伸び、前年同月比77・4%増えた。複数業者によるオークション(競り)も、約1年ぶりに再開されるなど活況を取り戻しつつある。

 輸出業者の大永商事(神戸市東灘区)は積極的に中古建機を仕入れ、品ぞろえをリーマン・ショック前の水準に戻した。大永青龍社長は「需要は堅調」としながらも、「公共事業の減少で、仕入れ先である国内の建設業者が新品の建機を買えず、中古品が市場に出にくくなっている」とし、品薄による仕入れ価格の上昇に懸念を募らせる。

 また、多くの輸出業者は、欧州財政不安がくすぶり続けると、外為市場で円高が定着することに神経をとがらせており、輸出採算の悪化を含めた“二重苦”への警戒感も強まりつつある。

737荷主研究者:2010/07/19(月) 21:03:00

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201006220048.html
'10/6/22 中国新聞
欧州向け初船便に瓦積み込み
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 浜田港から初めてのヨーロッパ向け輸出品となる石州瓦のコンテナへの積み込み作業が21日、浜田市熱田町の埠頭(ふとう)であった。24日に船積みされ、8月初めにロシアのサンクトペテルブルクに着く。

 積み込まれたのは江津市などのメーカーが製造した平瓦と和瓦計3万枚、住宅5棟分。香川県産の外壁材とともにコンテナ8個に入れた。中古車輸出などを手掛ける浜田市のエル・アイ・ビーが荷送りし、韓国・釜山とオランダ・ロッテルダムで積み替える。

 石州瓦の輸出は2001年に始まった台湾向けに計260万枚、07年からのフィリピンに計20万枚の実績がある。ロシア・ウラジオストクには07年以降で計3万枚だったが、建材バイヤー「ゼニット・エム社」がロシア西部に営業拠点を構えたのを機にサンクトペテルブルク着の注文が入った。

 ロシアでは極東地方の景気は低迷しているが、モスクワなど西部の住宅需要は復活しているという。貿易関係者は、市場規模の大きいヨーロッパで瓦など和風建材の需要が掘り起こされることを期待している。

【写真説明】ヨーロッパ向けコンテナ(奧)に積み込まれる石州瓦

738荷主研究者:2010/07/19(月) 21:49:01
>>734
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003160327.shtml
2010/07/03 11:37 神戸新聞
阪神港と結ぶ内航海運会社 設立準備委が発足 

 国の国際コンテナ戦略港湾への阪神港の選定を目指す民間港湾会社による内航海運会社の設立構想で、上組(神戸市中央区)は、設立準備委員会を発足させたと発表した。代表幹事は同社で、三菱、住友、三井の3倉庫会社が幹事社。大阪湾や瀬戸内海を拠点とする港運会社の参加を募り、8月にも会社を設立、来年4月までの運航開始を目指す。

 「西日本内航フィーダー合同会社」(仮称)で、拠点は神戸に置く。現在、西日本の各港から韓国・釜山港に流れているコンテナ貨物を阪神港に集め、北米、欧米航路に積み替える。運賃は、各港‐釜山間より低く設定する。初年度は、内航船としては大型となる250TEU(1TEUは20フィートコンテナ1個)積みの船を2隻用意し、年間1万8200TEUの集荷を目指す。

 合同会社への参加は計12社を想定。阪神港で外航基幹航路を受け持つ港運会社を中心に、瀬戸内各港の港運、内航会社に参加を呼びかける。

 戦略港湾への指定は国際競争力の強化が条件で、上組は「阪神港のハブ化を急ぐ」としている。

(西井由比子)

739荷主研究者:2010/07/19(月) 21:58:59

http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20100701/CK2010070102000179.html
2010年7月1日 中日新聞
大型クレーン2号機完成 伏木富山港 コンテナ増にも対応

初めて荷の上げ下ろしをするガントリークレーン2号機=射水市の伏木富山港多目的国際ターミナルで

 富山県が伏木富山港(射水市)の多目的国際ターミナルに建設したコンテナを上げ下ろしする機械「ガントリークレーン」の二号機が完成し、三十日に記念式典があった。一号機より高性能で、同港の利便性アップが図られる。(中村真暁)

 二号機は高さ約五十八メートルで、つり上げられる荷重は一号機が三〇・五トンに対し二号機は四〇・六トン。また、コンテナ(三〇・五トン)を持ち上げる速度が一分間に六十九メートルで、一号機の六十メートルに比べ速くなった。さらに、荷をつり上げる台車が海側に三十七メートル延び、幅の大きな船にも対応できる。二〇〇八年度から整備を進めてきた。事業費は八億九千万円。

 二号機の竣工(しゅんこう)により、本年度末に同港の岸壁延伸工事が終了すれば、同港は二隻同時の接岸と荷の上げ下ろしが可能になる。沖での滞船が解消され、コンテナ数の増加にも対応できるようになる。

 県港湾課によると、伏木富山港には現在、東南アジアや中国・韓国などからの五航路で、月四十二便の定期コンテナ船が就航している。〇八年に東海北陸道が全線開通したことに加え、七月からロシア極東航路の日本国内の最終寄港地になることもあり、同港の便利さが向上することへの期待は大きい。

 式典には地元選出の国会議員や関係者ら約百人が出席。石井隆一知事は「国、地元と連携し、伏木富山港が大いに活性化するよう頑張っていきたい」とあいさつ。大型船から初めての上げ下ろしをした。

740荷主研究者:2010/07/24(土) 14:31:20

http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2010/0710/2p.html
2010年7月10日(土)山口新聞
周南バルクターミナル第1期工事完成 大型船荷役など対応

整備された荷受け桟橋での大型船による石炭荷挙げ作業

周南市の徳山下松港にある公共埠頭(ふとう)、晴海埠頭を一体的に長期間借り受け、石炭などのバルク(ばら積み)貨物ターミナルを整備して運営する民間会社「周南バルクターミナル」(河村義人社長)の第1期工事完成式が9日、周南市のホテルであった。貯炭場や出荷桟橋などのほか、これまでより大型の9万トン級の貨物船の接岸が可能な荷役桟橋を整備することで物流コストの削減が見込まれ、周南コンビナートの国際競争力強化が期待される。

岸壁に隣接する国有地には1時間に石炭1500トンを船から陸揚げできる機械を整備し、ベルトコンベヤーと移動式ベルトコンベヤー各1基で石炭を13万7千トンの保管能力のある貯炭場に運ぶ。出荷桟橋には、5千トンの内航船二隻の接岸を可能にする国内最大級の出荷設備も設けた。オーストラリアやインドネシアから輸出した石炭を、瀬戸内海沿岸の化学メーカーなどに自家発電燃料などとして運搬する。

式はホテルサンルート徳山で開かれ、同社や国交省、県関係者ら約110人が出席。谷本寿己相談役は「ターミナルが本格的に稼働すれば、素材産業の国際競争力強化の一助に貢献できると期待している」と式辞を述べた。

完成したターミナルでは、オーストラリアから石炭を積んで今月6日に接岸した大型船による荷揚げ作業の見学会もあった。河村社長は「今後は国、県の指導を受けながらできるだけ大きな港にし、瀬戸内海の荷主に喜んでもらえるターミナル運営をしていきたい」と話した。

同社は2008年に周南コンビナート企業などが発起人となって設立。第2期工事ではベルトコンベヤーを増設し、荷役設備と出荷設備をつなげて自動的に石炭を出荷できるようにする。事業費は1、2期合わせて約100億円。2012年4月の全面操業を目指す。

741荷主研究者:2010/07/24(土) 15:01:20

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100717t11026.htm
2010年07月17日土曜日 河北新報
45フィートコンテナの公道輸送実現 県、「物流特区」提案

 国内で認められていない45フィート(約13.7メートル)国際海上コンテナの公道での輸送を実現するため、宮城県は16日までに、政府の構造改革特区募集に「みやぎ45フィートコンテナ物流特区」を提案した。9月に可否が判断される見通しで、認められれば特区認定を申請する。

 現在国内で認められている40フィートコンテナと比べて1.5メートル長く、積載容量は1.27倍。タイヤ、プラスチック製品など軽量の荷物の輸送に有利とされる。県内企業から導入の要望があるが、安全面の観点から法令で規制されていた。

 県は公道走行の実現で、各地と仙台港を結ぶ物流機能強化やコスト削減効果を見込む。仙台北部中核工業団地(大衡村)からの自動車部品の輸送力強化や企業誘致につなげる考えだ。

 県はコンテナが安全に通行できる国道や県道をリストアップ。交差点の改良なども想定し申請準備を進めている。産業界にも45フィートコンテナの需要は多く、東北の産学官でつくる東北国際物流戦略チームも12月をめどに輸送実験を計画している。

 政府は規制緩和を認める「構造改革特区」制度を拡充した「総合特区」制度を2011年度に創設する方針で、6月に新成長戦略の工程表に盛り込んだ。

 税制優遇や財政支援などの措置が可能となるが、政府は提案募集を開始していない。県は、構造改革特区への認定申請を先行させ、総合特区に移行したい考え。政府に対して「45フィートコンテナ物流特区」を柱とした構想を提案していく方針だ。

742とはずがたり:2010/07/29(木) 13:58:36
重点港湾は八代港 国交省方針 貨物量など勘案
2010年07月29日
ttp://kumanichi.com/news/local/main/20100729003.shtml

 県が国に要望している熊本、八代両港の「重点港湾」選定について国土交通省は28日、八代港を対象とする方針を固め、県に伝えた。週末までに県の意向を聴き、前原誠司国交相ら政務三役が最終決定、8月3日に公表する。

 重点港湾は、前原氏が打ち出した国直轄公共事業の「選択と集中」の一つ。全国103の重要港湾の中から約40港に絞り込む方針で、前原氏は「1都道府県に1港が基本」との考えを示していた。

 港湾統計によると、2007年の貨物取扱量は八代港の467万3800トンに対し、熊本港は407万1700トン。同省は、貨物取扱量の実績や将来性などを総合的に勘案し、八代港に絞り込んだものとみられる。

 重点港湾に選定されれば来年度以降、国の集中投資の対象となる。一方、選定から外れると、継続中の施設整備は実施されるものの、国直轄の新規整備は行われなくなる。このため、八代市と熊本市などがそれぞれ、八代港、熊本港の選定に向けて国や県へ要望活動を展開していた。(原大祐、上田良志)

743とはずがたり:2010/07/29(木) 23:42:28
2010年07月29日
日本郵船/太平洋海運を吸収合併
http://www.lnews.jp/2010/07/37483.html

日本郵船は7月29日、100%子会社・太平洋海運の吸収合併を決めた。

太平洋海運グループの運航技術やノウハウの獲得と中小型タンカー事業拡大を目指し、昨年5月28日付の第三者割当増資引受けと同年7月27日付の株式交換で完全子会社化した。

これに引き続き、ことし4月1日付のNYKシップマネジメントジャパン社設立と今回の吸収合併によって、より一層の事業基盤強化、効果的な事業拡大を目指す。なお、合併はことし10月1日に行なう。

744名無しさん:2010/07/30(金) 20:29:31
この他にも酒田(山形)、敦賀(福井)、舞鶴(京都)、細島(宮崎)などが選定された模様です。

http://www.hokkoku.co.jp/newspack/09shuyo2010072901001040.html
重点港湾は函館など42港−国交省が選定方針  (7/30 02:02更新)

国土交通省は29日、全国に103ある重要港湾のうち、来年度以降に岸壁などの施設を集中的に整備する「重点港湾」として、函館(北海道)や松山(愛媛)など道府県の港を選ぶ方針を固めた。港湾管理者である地元自治体などとの調整を経て、前原誠司国交相が8月3日に発表する。

公共事業費削減の中でも投資先を絞り込むことで、港湾の国際競争力を強化するのが狙い。ただ選定から漏れた重要港湾では今後、国直轄の新たな整備事業が実施されなくなるため、地方からの反発も予想される。

港は函館、松山に加え大船渡(岩手)や三河(愛知)、呉(広島)、苅田(福岡)、那覇(沖縄)などがあり、これまでの貨物取扱量や将来の貨物の需要見込み、地域経済への貢献などから選んだ。

選定方針について前原氏は「原則として1県1港」と説明していた。重要港湾があるが重点港湾が選ばれなかった宮城、新潟、三重、大阪、和歌山の5府県には既に特定重要港湾がある。残り10都県は東京、富山のように港はあるが選定対象の重要港湾がなかったり、内陸県のためもともと港湾がない。

前原氏は昨年9月の就任直後から、効率的な投資に向け公共事業の「選択と集中」を提唱。

745荷主研究者:2010/08/01(日) 21:25:17

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003196448.shtml
2010/07/13 07:15 神戸新聞
コンテナ物流情報の共有化開始 神戸港

 コンテナの物流情報を関係業者間で共有できるインターネットシステム「Colins(コリンズ)」(コンテナ物流情報サービス)の使用が12日、神戸港で始まった。国土交通省港湾局が構築したシステムで、今年4月から東京、横浜、川崎の京浜3港が使用を開始。神戸港は4港目で「関係業者間での電話問い合わせや配車で効率化が見込める」(国交省)という。

 コンテナ貨物を多く扱うスーパー中枢港湾を主な対象にしたシステム。輸入コンテナの搬出の可否や、船の入港時間、ターミナル周辺のトラックの混雑状況などをホームページ上で一元管理する。関係業者間の電話での問い合わせの省略や、渋滞などを避けた効率的な配車が期待できる。

 来年度までは国交省が運営し、利用は無料。再来年度以降は、有料サイトとして民間事業者に移管する予定。

 神戸港ではまず、関係業者の情報が集約できたポートアイランドのDバース、PC14、15、18、六甲アイランドのRC4、5のコンテナターミナルでサービスを開始。残るターミナルもほぼ、年内に導入できる見通し。

(西井由比子)

746荷主研究者:2010/08/01(日) 21:26:07

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003209263.shtml
2010/07/17 09:17 神戸新聞
阪神と京浜港指定へ 国際コンテナ戦略港湾

 国土交通省は16日、アジアのハブ(拠点)港を目指し集中的に整備する「国際コンテナ戦略港湾」に、京浜港(東京港・川崎港・横浜港)と阪神港(神戸港・大阪港)の2港を指定する方針を固めた。国際競争力強化のため来年度以降、超大型船に対応する水深18メートル級のコンテナ岸壁などを整備する。

 戦略港湾を選定する国交省の検討委員会は、貨物取扱量が多く民間資本を導入した両港の港湾運営計画などを高く評価。来月3日にも開く検討委で候補港の採点が行われるが、両港が選ばれる見通しとなった。結果を受け、前原誠司国交相ら政務三役が戦略港湾として最終的に決定する。

 国交省の公募に応じ戦略港湾に名乗りを上げたのは、京浜、阪神両港に加え伊勢湾(名古屋港・四日市港)と北部九州港湾(博多港・北九州港)の計4港湾。国交省は4月に有識者による検討委を設置、4港湾の関係自治体などから運営計画を聞くなどして優先整備する港を絞り込んでいた。

 神戸港が1970年代にコンテナ取り扱い個数で世界2位になるなど日本の港湾はかつて強い競争力があったが、最近はシンガポールや上海、釜山などに引き離されている。

 前原氏は地位低下を「ばらまき的な港湾行政」の結果と批判、「選択と集中」による整備方針に転換すると表明していた。

747荷主研究者:2010/08/01(日) 21:50:36

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20100723304.htm
2010年7月23日03時36分 北國新聞
輸出の4割、金沢港利用 津田駒工業

 津田駒工業(金沢市)が、金沢港の利用を拡大させている。繊維機械などの輸出はこれまで関西の港を使うケースが多く、金沢港からの輸出比率は1割程度だったが、今年度は約4割に急増している。港の利便性が高まっているため転換を進めており、地元港の集荷力向上にも貢献したい考えだ。

 輸出で金沢港を利用しているのは、主に中国やインド向けの繊維機械。これまでは所要日数や輸送コストなどの関係で、主に神戸や大阪の港を使っていた。金沢港からの輸出比率は5〜10%程度だったという。

 金沢港では昨年11月、中国・上海コンテナ航路の輸出の所要日数を10日間程度から3日間に短縮させるなど、利便性向上に向けた対策を進めている。行政側の要請もあり、同社は金沢港の利用を増やすことにした。

 同社の繊維機械の生産は今年に入り、中国向けで回復し、9月から3カ月間は2007年のピーク時の水準を上回る予定で、担当者は「今後も積極的に金沢港を利用していく」としている。

748荷主研究者:2010/08/01(日) 21:52:25

http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2010/07/22/new1007221102.htm
2010/07/22 デーリー東北

八戸港国際物流ターミナルの拡張検討/県

 八戸港八太郎地区2号埠頭(ふとう)の多目的国際物流ターミナルが、コンテナ貨物の増加で手狭となっている問題で、港湾管理者の青森県は21日、県議会建設常任委員会の中で「隣接地の有効活用と、(埋め立てによる)ヤードの拡張を検討する」と、スペース拡張を検討していることを明らかにした。予算措置などが順調に進めば、年度内にも隣接地分を拡張したい考えだ。

 同ターミナルでは近年、輸出の伸びを背景に、コンテナ貨物の取扱量が増加。限度が5万本(20フィートコンテナ換算)なのに対し、2009年は4万161本(前年比約11%増)、今年1〜6月には2万3057本(前年同期比13・5%増)を取り扱っている。

 県は、今後もコンテナ貨物の取扱量が増加すると判断。1〜2年後には限度に達するとみて、スペース拡張の検討を始めた。

 当面の拡張候補地は同ターミナル脇の道路部分と、未舗装の岸壁部分。どの程度拡張するかは今後決める。さらに、岸壁南側の埋め立てについても検討を進める。

 いずれも整備が進めば、さらに多くの貨物に対応できるようになり、スペース不足の問題解消が図られるほか、作業効率の向上にもつながる。

 ターミナル拡張に関してはこれまで、八戸市の港湾関係者から、県に要望が出ていた。

 県が検討を始めたことについて、コンテナ貨物を扱う海運代理店の八戸港湾運送(同市)は「段階的でも拡張を進めてくれるのはありがたい。埋め立ても早く進めてほしい」としている。

749荷主研究者:2010/08/01(日) 22:04:31

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1007130003/
2010年7月13日 神奈川新聞
川崎港の貨物取扱量は全国9位から7位に/神奈川

 川崎市港湾局が発表した昨年1年間の川崎港「港湾調査」によると、同港の貨物取扱量が、前年の全国9位から大阪、神戸港を抜いて7位に上昇した。

 1年間で川崎港に入港した船舶は2万7204隻(前年比10・7%減)で、船の大きさを示す総トン数は9261万総トン(同10・4%減)だった。

 貨物取扱量は8412万トンで前年より9・3%減少した。このうち輸入貨物は4916万トン(同8・8%減)、輸出貨物は786万トン(同6・6%減)。

 輸入貨物で多かったのは原油(1993万トン)で、液化天然ガス(LNG、1168万トン)、鉄鉱石(585万トン)と続いた。一方、輸出貨物は完成自動車(261万トン)、石油製品(208万トン)、重油(96万トン)の順だった。

 同市誘致振興課は「貨物取扱量は減少したが、ほかの港の減少幅が大きかったため、順位が上がった」と説明している。

750とはずがたり:2010/08/04(水) 15:36:35

秋田港を重点港湾に選定 国交省
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20100804e

 国土交通省は3日、本県の秋田、船川、能代の3重要港湾のうち、秋田港を重点港湾に選定した。同港は今後、新規の国直轄整備事業の対象となり、県や県内商工団体が進めるシーアンドレール構想実現に向けた大規模な港湾整備の可能性も確保された。

 県港湾空港課によると同港での当面の整備計画には、新たな国直轄の整備事業は盛り込まれていない。ただ重点港湾の指定により、今後、秋田港の貨物取扱量が増加した場合、国直轄で行われる大規模な岸壁工事などの事業化が期待される。

 重点港湾の発表を受け、佐竹敬久知事は「秋田港のインフラ整備促進が期待される。(シーアンドレール構想で活用が予定される)シベリア鉄道の高速化方針をロシア当局が示したところでもあり、今後、こうした状況をPRしながらポートセールスを一層強力に進めたい」、穂積志秋田市長は「今後さらに秋田港の整備が促進され、国内外の物流拠点として大いに活用されるよう努めたい」とそれぞれコメントを発表した。
(2010/08/04 09:53 更新)

751とはずがたり:2010/08/04(水) 16:05:31

「重点港湾」に八代など43港 国交相発表
2010年08月03日
ttp://kumanichi.com/news/local/main/20100803006.shtml

 前原誠司国土交通相は3日、来年度以降に集中整備する「重点港湾」として、全国に103ある重要港湾から八代(熊本)や八戸(青森)、舞鶴(京都)、中城湾(沖縄)など32道府県の43港を選んだと発表した。「選択と集中」の考えに基づき投資先を絞り込み、効率的に整備するのが狙い。

 前原氏は記者会見で「国が総花的に新規事業をすることはあり得ない。選択の中で、競争力を高めたい」と強調した。

 43港は2008年の貨物取扱量が重要港湾全体の平均より多いことや、将来の需要見込み、地域経済への貢献などの観点から選んだ。漏れた60港湾では継続事業は続けるが、国直轄の岸壁などの新たな整備が原則として実施されない。

 ただ両津(新潟)、福江(長崎)など離島部の計12港は、港の生活インフラとしての役割を考慮し、施設の損傷や劣化の程度などに応じ、例外的に最小限の新規の直轄事業を実施する。

 国交省は昨年12月から選定を開始。前原氏は重点港湾を「原則1県1港」としてきたが、重要港湾のある宮城、新潟、三重、大阪、和歌山の5府県からは選ばれなかった。港湾数は最終的な調整で中城湾を追加し43となった。

 熊本県が要望していた八代、熊本の2港から八代港だけを選定したことについて、前原氏は「基本的には公平性、客観性を担保するため、現在の取扱量を大いに参考にした」と述べ、物流の拠点性としての実績を重視したとの考えを示した。

 重要港湾は、三大都市圏の「スーパー中枢港湾」や、全国に23ある「特定重要港湾」を補完する役割がある。

752とはずがたり:2010/08/04(水) 16:07:24

重点港湾:国直轄事業、伊万里港を選定 唐津港漏れ、市長「誠に遺憾」 /佐賀
http://mainichi.jp/area/saga/news/20100804ddlk41010587000c.html
 ◇県「両港の役割分担協議も」

 前原誠司国交相が3日発表した全国43の重点港湾に、県内から伊万里港が選ばれた。同様に選定を求めていた唐津港は漏れ、両港は明暗を分けた。国交相は重点港湾を1県1港とする方針で、今後の国直轄の新規事業は伊万里湾に限定される。坂井俊之・唐津市長は緊急記者会見を開き「誠に遺憾」と不満をあらわにした。【原田哲郎、上入来尚、竹花周】

 県港湾課によると、国からは7月30日に県に打診があった。「国は伊万里港の選定を考えている。県も1港に絞ってほしい」との指示だった。

 唐津では、東港の耐震岸壁整備事業が07年度着工で現在継続中。それが終われば、当面は国の直轄事業の予定はない。一方、伊万里は久原地区で水深12メートルの岸壁や航路の建設が計画され、今後国の直轄事業となる見込み。このため「伊万里港のみでやむなしと判断した」(同課)。

 伊万里市の塚部芳和市長は、この日の定例会見で「コンテナターミナルの岸壁や荷役施設の早期完成に弾みがつく」と歓迎。将来的には港内に「大型中古船のリサイクル基地を設けることも可能ではないか」などと展望も語った。

 しかし、07年の貨物取扱量は伊万里の177万トンに対し、唐津は333万トン。坂井市長は「社会基盤確保の機会を失うことは、将来にわたり損失」と述べた上で「唐津港が選ばれなかった理由が不明確。その根拠を明確にしてほしい」と語気を強めた。

 県港湾課の担当者は「唐津港の事業に遅れが出ないよう要請を続ける一方、両港が生き残るために役割分担をどうするかなど、両市と話し合いながら考えていきたい」と話している。

毎日新聞 2010年8月4日 地方版

753とはずがたり:2010/08/04(水) 16:08:03

重点港湾:境港に 「岸壁整備の第一歩」−−国決定 /鳥取
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20100804ddlk31010443000c.html

 国土交通省は3日、来年度以降にも国直轄で整備する「重点港湾」に境港など43港が決定したと発表した。公共投資を抑制するため全国に103カ所ある重要港湾の中から、今後も投資を続ける港湾の絞り込みを進めていた。県内港湾の指定は境港だけ。重要港湾には、鳥取港も指定されていた。

 ロシア・韓国とを結ぶDBSクルーズフェリーの定期貨客船が就航していることや、ロシアなどからの原木輸入の多さなどをアピールし、選定に向けて県などが要望していた。

 県は、原木輸送船の大型化に対応した多目的国際ターミナルや、貨客船のための国際フェリーターミナルの整備が急務としており、国の来年度予算編成で事業費が計上されるように要請を続ける。

 平井伸治知事は「環日本海時代をにらみ、定期航路が就航していることなどが評価されたのだと思う。岸壁整備のための第一歩を踏み出せたので、予算に組み込まれるように働きかけを続けていきたい」と話している。【田中将隆】
日韓露定期貨客船:DBSクルーズフェリー、境港寄港が減便 秋から週1便に /鳥取

毎日新聞 2010年8月4日 地方版

754とはずがたり:2010/08/04(水) 16:08:50

石巻港漏れる 重点港湾
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001008040002
2010年08月04日

 全国103の重要港湾から選んだ43港を「重点港湾」として手厚く予算配分する政策を巡り、国土交通省は3日、石巻港を選ばないことにしたと発表した。国直轄の新規事業の対象とならず、今後の港の整備に影響が出る恐れがある。村井嘉浩知事は同日、石巻港を「特定重要港湾」である仙台塩釜港に一体化させて整備を図るよう国に求めることを明らかにした。
 県によると、石巻港の貨物取扱量は2009年に368万トンあり、木材チップや米穀類、石炭が大半を占める。ピークだった03年の524万トンからは減少傾向だが、現在は防波堤の整備が進められており、大型貨物船用の埠頭(ふ・とう)整備の計画もあるという。
 国交省の方針を受け、村井知事は「将来的に大きな弊害になることは間違いない。国の認識は甘い。憤りを感じている」と述べた。
 次善策として、仙台塩釜港の範囲を拡大して石巻港も含めることで、一体整備できるよう前原誠司・国交相に求める方針を明らかにした。要求が通るかどうかの見通しについて村井知事は「財源の問題もあるのでわからないが、可能性はゼロではないと思う」と話した。

755とはずがたり:2010/08/04(水) 16:11:43

安堵と不満、明暗くっきり 重点港湾選定 東北各県の反応
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/08/20100804t71038.htm

 3日発表された「重点港湾」に、東北からは八戸、青森、大船渡、秋田、酒田、小名浜の6港が選ばれた。各県や地元自治体の関係者は、安堵(あんど)するとともに、今後、効率的な整備が進むことへの期待感を示した。一方、石巻港が漏れた宮城県は、国の選定結果に不満を示し、明暗が分かれた。

◎青森、八戸の2港評価/観光や貿易に追い風/青森

 青森県は東北で唯一、2港が選ばれた。「1県1港」という憶測が広がり、貨物取扱量で上回る青森港と、貿易実績を強調する八戸港の関係者が激しい「陳情合戦」を展開してきただけに、三村申吾知事は「両港の特性をみて、それぞれ重点的に投資すべきだと認識していただいた」と胸をなで下ろした。
 2009年のコンテナ貨物総取扱量(20フィートコンテナ換算)が初めて4万個を突破した八戸港は、新日石が全国2カ所目となる液化天然ガス(LNG)の輸入・供給基地の建設計画を進めるなど「追い風」が吹く。小林真八戸市長は「LNG基地の稼働に合わせて港湾インフラの整備に取り組んでいきたい」と話す。
 八戸港振興協会会長の大矢卓八戸港湾運送社長は「地方港の中でも、八戸港はさらに発展する可能性がある。港湾整備予算を配分していただくとともに、港湾整備の重要性をPRしていく」と期待を込める。
 青森港は、貨物取扱量の9割をフェリーが占める。鹿内博青森市長は「本州・北海道を結ぶ物流拠点港であり、国内外のクルーズ船が寄港する港だ」と、北海道との連携と観光面の実績を強調。「クルーズ船の誘致などに務め、市の経済や観光に結び付けられるよう、機能強化に努めたい」と語った。

◎「国は認識甘い」村井知事、怒りあらわ/宮城

 石巻港の選定漏れを受け、村井嘉浩宮城県知事は3日、報道各社の取材に対し、「国は石巻港の重要性への認識が甘い。貨物取扱量の多さからみて、相当ランクは高い」と怒りをぶちまけた。
 石巻港には当面、新規の整備事業計画がないため、県は「すぐに大きな影響は出ない」と冷静に受け止めるが、選定外は青天のへきれきだった。
 村井知事は、前原誠司国土交通相が「貨物取扱量、地域経済への貢献などの観点で選んだ」と説明したことに触れ、「ならば、石巻は理想的な港。選ばれないはずがなく、不可思議だ」といぶかった。
 村井知事は5日、前原国交相と会い、特定重要港湾「仙台塩釜港」のエリアに石巻港を含めるよう直談判する。「難しいハードルだが、何としても飛び越えたい」と語り、前例のない「次善の策」に希望をつなげる。

◎企業誘致へ意欲高まる/岩手

 久慈、宮古、釜石、大船渡と岩手県内四つの重要港湾中、貿易取扱高トップを走る大船渡港。埠頭(ふとう)と工場用地合わせて約17ヘクタールのうち整備を進めているのは3.7ヘクタールで、関係者は今回選ばれたことで「一層弾みがつく」と喜ぶ。
 湾口防波堤の改修が進めば、貿易取扱高の伸びが期待できる。2008年実績の271トンは10年前の6割程度にとどまっただけに、大船渡商工会議所の甘竹秀雄会頭は「これを機に発展させる。企業誘致も進めたい」と意欲を示した。
 今回の選定は県の働き掛けが奏功した。年明け間もなく県内の候補を大船渡港に絞り込むと、宮城県沖地震への「備え」と湾口防波堤が整備から既に40年以上たっていることをアピールした。
 達増拓也知事は「安全性や発展性が評価されたと考える。今後は早期事業化を要請したい」とコメントを出した。

756とはずがたり:2010/08/04(水) 16:11:57
>>755-756
◎機能強化で将来性PR/秋田

 秋田県は、秋田港を拠点に航路と鉄道でロシアに貨物を輸送する「シーアンドレール構想」の実現を目指している。本年度は、ガントリークレーンの発注などに当初予算18億6400万円を計上した。
 重点港湾の選定について、小野茂明県港湾空港課長は「整備促進による機能強化が期待でき、構想実現への弾みになる」と歓迎。「予算も重点配分されるはず。将来性を港の利用者にアピールできる」と強調する。
 同じ重要港湾だった能代港と船川港(男鹿市)は選に漏れた。小野課長は「能代は直轄事業が始まっており、船川は新規事業の予定がない。深刻な影響がすぐに出るわけではない」と説明する。
 佐竹敬久知事は「昨年度から、秋田港の広域的な拠点性や対岸諸国との交流実績を強調してきた。今後、ポートセールスを一層強力に進める」との談話を出した。

◎近隣国との物流増期待/山形

 酒田港が選ばれたことに、吉村美栄子山形県知事は「大変喜ばしいことだ。ホッとしている」と安堵の表情で話した。「韓国や中国、極東ロシアとの対岸貿易拡大に道が開けた」と期待を寄せる。
 県は、韓国・釜山との週1便の定期コンテナ航路を複数便化にしようと、海運会社や県内企業などに働き掛けてきた。
 複数便化のためには貨物量を増やすことが大きな課題だが、県内の輸出入貨物の流動調査では、酒田港経由は14.1%にとどまり、京浜港(68.9%)に大きく水をあけられている。吉村知事は「高速道路が無料化された今が大きなチャンス」と力を込める。
 国などに要望活動をしてきた東方水上シルクロード貿易促進協議会の新田嘉一会長(平田牧場会長)は3日記者会見し、「もっと県内の荷物が集まるように官民で努力しなければならない」と語った。

◎岸壁の整備、展開に弾み/福島

 小名浜港の選定について、福島県港湾課は「整備計画に弾みがつく」と開発促進への期待感を示した。小名浜港では港内の人工島に、5万トンクラスの船が接岸可能な岸壁の整備が総事業費約730億円をかけて進んでいる。2014年度の供用開始後は、第2、第3の岸壁整備の計画もある。
 地元いわき市の渡辺敬夫市長は「選定されなければ、新たな岸壁整備事業の展開が難しくなる恐れがあった」とほっとした表情。小名浜港の取扱貨物量は昨年は1474万トンで、不況の影響もあり、過去5年間では最低だった。重点港湾に選ばれたことを利用促進の起爆剤にしたい考えだ。
 一方、県内にもう一つある重要港湾の相馬港は選ばれなかった。12年度の供用開始を目標に岸壁整備事業が進められており、県港湾課は「進行中の事業に影響があるのかどうかを国に確認したい」と話す。

2010年08月04日水曜日

757とはずがたり:2010/08/04(水) 16:12:09

重点港湾:茨城、鹿島を選定 橋本知事は歓迎 /茨城
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20100804ddlk08010194000c.html

 国土交通省が3日発表した来年度以降に集中的に整備する「重点港湾」に、県内からは茨城、鹿島両港が選定されたことについて、橋本昌知事は同日の定例会見で「『1県1港』という原則の中で国に配慮してもらい、大変ありがたく思っている」と歓迎する意向を示した。

 県などによると、重点港湾は、08年の貨物取扱量が重要港湾全体の平均より多いことや、将来の需要見込み、地域経済への貢献などを勘案して選定された。橋本知事は「栃木、群馬など港を必要としている県もある。我々としては茨城港を使ってくれるよう期待している」と述べた。

 また、先月28日に茨城空港(小美玉市)に初就航した春秋航空の上海便で、一部の便が成田空港発着となっている問題について、橋本知事は「(茨城空港に)一本化できないと(同社は)格安航空券を発行できないと言っている。その期待にこたえるため、何とか国交、防衛両省にお願いしたい」と述べ、茨城空港への一本化に向けて、国への働きかけを強める方針を示した。【大久保陽一】

毎日新聞 2010年8月4日 地方版

758とはずがたり:2010/08/04(水) 16:13:15
唐津・佐世保を差し置いて伊万里ってのは不透明だねぇ。。

重点港湾:佐世保港、選定外れる 「国防拠点配慮されず」市長、不満を表明 /長崎
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20100804ddlk42010549000c.html

 国土交通省が国直轄で整備する「重点港湾」43港を発表した3日、米海軍や海上自衛隊の基地施設を抱える佐世保市の佐世保港は選定から外れた。朝長則男市長は「国防の拠点として制約が多い実情に配慮されなかったことは甚だ遺憾だ」と不満を表明した。

 市は7月、横須賀市(神奈川県)▽呉市(広島県)▽舞鶴市(京都府)−−と共に旧軍港市として国交省に重点港湾選定を要望。佐世保市だけが漏れた。朝長市長は「今後、市民の合意形成が難しくなってくる懸念もある」とも述べ、米海軍の原子力艦船の寄港受け入れなどで問題が生じかねないとの認識を示した。

 重点港湾は、全国103の重要港湾を、取り扱い貨物量などを基に絞り込んだ。佐世保港の07年度の貨物量は重要港湾中68位だが、より下位の伊万里港(佐賀県)が重点港湾に選ばれた。市港湾部は「選定にあたっては『地域性も考慮する』と聞いていたが、基準がよく分からない」としている。【山下誠吾】

毎日新聞 2010年8月4日 地方版

759とはずがたり:2010/08/04(水) 16:14:13
>>751

重点港湾:八代港を選定 市長「浮揚の起爆剤に」 熊本市と県、不満の声も /熊本
http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20100804ddlk43010655000c.html

 国土交通省が集中的に整備する重点港湾に3日、県内から八代港が正式に選ばれた。八代市の福島和敏市長は喜びをあらわにし、熊本港が選ばれなかった熊本市と、両港の選定を求めてきた県からは落胆や選定過程の不透明さに対する不満の声が漏れた。

 福島市長は選定を受けて八代市役所で会見し「たいへんうれしく、興奮している。市の将来が展望できる素晴らしいニュースだ。県南浮揚の起爆剤になるよう努力したい」と喜びを語った。続けて「熊本、八代港が選定から漏れる共倒れを心配していた。熊本港は人、八代港は物流とすみ分けるべきだ。東アジア、中でも中国との交流を目標に、物流拠点都市・八代への基盤が整ったことになる」と選定を評価した。

 八代港は07〜12年度、国の直轄事業で水深を現在の12メートルから14メートルまで掘り下げ、従来の3万トン級を上回る5・5万トン級の貨物船が接岸できる岸壁を整備している。選定に伴い事業実現が確実になるほか、同様の岸壁(第2バース)の追加整備も視野に入る。

 一方、熊本港は現在の水深7・5メートルバースに、県がコンテナの積み下ろしをするガントリークレーンの調査設計費を計上するなど整備を進めている。熊本都市圏の企業の8割の貨物が他県に運ばれており、2本目の7・5メートルバースや水深10メートルバースの実現を熊本市は重視していた。

 熊本市の幸山政史市長は「選定の基準や熊本港の評価について説明をしてほしい。突如の決定で納得できない」と不満をあらわにし、国交省に説明を求めることも検討する考えを示した。

 蒲島郁夫知事は「内示は受け取っていたが八代港だけというのは大変残念だ」と述べた。一方で「選定の理由は聞きたいが、結果が覆るものではない。現状でどういうことが可能か県ができるところまで努力し、国と協調して財源の手当など要望をする方がむしろ建設的と思う」と述べた。【西貴晴、結城かほる】

毎日新聞 2010年8月4日 地方版

760とはずがたり:2010/08/04(水) 16:28:15
岩国港を重点港湾に 国に要望申し合わせ
活性化委
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamaguchi/news/20100729-OYT8T00142.htm?from=nwlb

 岩国市や市内の港湾関係の企業などでつくる「岩国港活性化委員会」(委員長=福田良彦市長)の通常総会が28日、市役所で開かれ、国が集中的に港湾整備を行う「重点港湾」(仮称)に岩国港を選ぶよう国土交通省に要望することを申し合わせた。

 岩国港は、全国に103港ある「重要港湾」の一つ。2007年の貨物取扱量は約1648万トンと、特定重要港湾、重要港湾の127港のうち34位で、昨年度は「飛鳥2」など大型客船の寄港も過去最多の4回あった。今年6月には韓国との定期航路1便が開設され、外航コンテナ定期航路は6社7便に増えている。

 重点港湾は、国交省が進める「選択と集中」政策の一環で、8月にも重要港湾の中から約40港を選定し、岸壁や堤防などの基盤整備に優先的に予算を配分する。

 総会では、企業関係者らから「岩国港は拠点機能を果たしており、重要性を国にもっと訴えるべきだ」との声が上がり、前原国交相など政務三役に働きかけることで一致した。

 このほか総会では、来年が築港200周年にあたることから、記念イベントの実施を検討することも決めた。
(2010年7月29日 読売新聞)

761とはずがたり:2010/08/04(水) 16:31:43
>>758>>752

>伊万里港の2007年の年間貨物取扱量は177万トンで、全国の重要港湾中76位。しかし、近年はコンテナ物流港としてめざましい発展を遂げ、韓国、中国との間に五つの国際定期航路が就航、昨年のコンテナ取扱量は全国21位の約5万個に達している。

伊万里港が重点港湾に、唐津港は選ばれず
http://kyushu.yomiuri.co.jp/local/saga/20100804-OYS1T00257.htm

 国土交通省が3日に発表した優先的に整備する「重点港湾」で、県内の重要港湾からは伊万里港(伊万里市)が選定された。一方、もう一つの重要港湾の唐津港(唐津市)は含まれなかった。

 現政権は、公共事業の選択と集中を図る目的で、全国103の「重要港湾」から、拠点と位置づける重点港湾として43港を選んだ。今後の新規の整備事業について、国は、重点港湾を原則、直轄で行う方針で、重要港湾に関しては、地元主体で進め、国が補助する形になる。

 伊万里港の2007年の年間貨物取扱量は177万トンで、全国の重要港湾中76位。しかし、近年はコンテナ物流港としてめざましい発展を遂げ、韓国、中国との間に五つの国際定期航路が就航、昨年のコンテナ取扱量は全国21位の約5万個に達している。

 現在、国が七ツ島地区の伊万里港コンテナターミナルに水深13メートルの岸壁を整備しており、12年度末の完成時には4万トン級の大型コンテナ船が接岸できるようになる。県も貨物積み下ろし用の橋形大型クレーンの設置を予定している。

 市役所での定例記者会見中に知らせを受けた塚部芳和市長は、「コンテナターミナルを民間で運営していることが評価された。港湾施設として活用できるところがたくさんあり、東アジアにも近い」と述べた。

 また、「船の解体・リサイクル基地になれる可能性を持っている」「後背地の少ない博多港の機能を伊万里港が担う戦略を立てていきたい」などと将来展望を語った。

 一方、唐津港が重点港湾に選定されなかった唐津市の坂井俊之市長も記者会見し、「誠に遺憾で、地方の社会基盤確保の機会を失うことは、将来にわたり大いなる損失。今後は、妙見埠頭(ふとう)の北側先端部護岸の岸壁化(長さ約250メートル)や同埠頭へのクレーン設置など必要な施設について、県に重点的な配分を強くお願いしていく」と述べた。
(2010年8月4日 読売新聞)

762とはずがたり:2010/08/04(水) 16:31:58
>>761-762
>伊万里港の七ツ島地区には、コンテナターミナルが造られ、1997年から、韓国釜山港との国際定期コンテナ航路が開設。現在、中国の華南、大連、青島、上海各航路も含め週5便が運航。コンテナ船が接岸する水深9メートル、延長160メートルの岸壁に隣接して現在、水深13メートル、延長260メートルの岸壁を増設する工事が国の直轄事業で進行しており、2012年度に完成すれば4万トン級の大型船が接岸できる。

伊万里港が「重点港湾」に
http://mytown.asahi.com/saga/news.php?k_id=42000001008040001
2010年08月04日

 全国の重要港湾103港の中から、国が来年度以降も新規事業の対象とする43港の「重点港湾」に県内では伊万里港が3日、選定された。伊万里市の塚部芳和市長は同日の記者会見で「コンテナターミナルの運営を株式会社に委託するなど、民間活力を活用している点が評価されたようだ。将来は、シップリサイクル基地としての活用も考えたい」と述べた。一方、県内のもうひとつの重要港湾・唐津港は選からもれ、明暗が分かれた。(田中良和)
 伊万里港の七ツ島地区には、コンテナターミナルが造られ、1997年から、韓国釜山港との国際定期コンテナ航路が開設。現在、中国の華南、大連、青島、上海各航路も含め週5便が運航。コンテナ船が接岸する水深9メートル、延長160メートルの岸壁に隣接して現在、水深13メートル、延長260メートルの岸壁を増設する工事が国の直轄事業で進行しており、2012年度に完成すれば4万トン級の大型船が接岸できる。
 塚部市長は「重点港湾に選定されたことで予算も集中的に投資され、弾みがつくのではないか。岸壁の早期完成と臨港道路の早期着工をしてほしい」とした上で、七ツ島の対岸にあたる浦ノ崎地区の約80ヘクタールの廃棄物処理用地を、廃船を解体して鉄スクラップを活用する「シップリサイクル基地」として活用する構想も表明。「将来は博多港の後背地としてサブ港の機能を担うようにしたい」と述べた。
 また、唐津港については「県西部地区の発展のためには伊万里港と唐津港がそれぞれ、物流港、観光港として発展していく必要がある」と、今後も協力していく姿勢を示した。
 一方、唐津港が選定されなかったことを受けて、唐津市の坂井俊之市長も記者会見。「残念な結果だが、現在、国の直轄事業で進められている東港の耐震岸壁工事は予定通り2012年度に完成するよう国、県に要望していく。妙見ふ頭北側の護岸部分の岸壁化や、クレーンの整備、鋼材置き場の上屋設置などは県にお願いしていく」と語った。
 県は伊万里、唐津両港を推薦していた。国土交通省の選定結果について、古川康知事は「新規の直轄事業が予定されているのが伊万里港であることから、やむなしと判断した。唐津港は現在実施中の直轄事業に遅れが生じないよう引き続き、国に対し要請してまいりたい」とコメントを出した。

763とはずがたり:2010/08/04(水) 16:33:24
重点港湾:県、大分港耐震化要望へ 中津と合わせ選定 /大分
http://mainichi.jp/area/oita/news/20100804ddlk44010693000c.html
 国土交通省は3日、全国103の重要港湾のうち、国直轄で今後も整備する「重点港湾」43カ所を選定、県内から大分、中津両港が入った。九州で2港が選ばれたのは本県だけという。県はこれを受け、13年度にも大分港の耐震化に国直轄で着手できるよう、近く同省に要望する。【梅山崇】

 別府、津久見、佐伯の3重要港湾は漏れ、国直轄の新規事業はなくなるが、別府の第4ふ頭(耐震強化岸壁)や佐伯の水深14メートル岸壁など継続事業への影響はない。

 国直轄だと県の事業負担割合は32・5%で済み、県独自の事業化の際の37・5%より軽い。中津でも進行中の水深11メートル航路整備が終わると、水深12メートル岸壁の計画があるが、取扱貨物量が増えるまでは必要ない。大分港は、フェリー・さんふらわあが接岸する西大分と、荷物運搬船が利用する大在で、岸壁の耐震化が急務。県は佐伯、中津港の整備が12年度で一段落するため、13年度着手を目指す。

毎日新聞 2010年8月4日 地方版

「重点港湾」選定、悩む県や地元
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2010_127544147438.html
[2010年06月02日 10:14]

 国土交通省の港湾整備の方針見直しに五つの重要港湾がある大分県と関係する市は悩んでいる。全国103の重要港湾のうち、2011年度以降も新規の整備を続ける「重点港湾」約40港を夏までに選ぶ方針。県は「まだ大規模な整備は必要」とするが、国の方針を踏まえると「すべての選定は難しい」とみられ、要望する際の“優先順位”を決めておくことも念頭に対応を検討している。

 重要港湾は国際、国内海上輸送網の拠点として国が直轄で整備。貨物や旅客の輸送に利用する。自治体が国庫補助で整備する場合の補助率も地方港湾より手厚い。県内には大分、別府、津久見、佐伯、中津があり、管理者はいずれも県。
 重点港湾の選定は前原誠司国交相が「ばらまき的な港湾行政を変える」一環として昨年末に打ち出した。貨物取扱量の実績や関係自治体の意向を考慮して▽必要に応じて新規整備をする重点港湾▽継続事業が終われば整備をやめる港湾―に分ける。
 本年度の当初予算で県内の重要港湾には計12億3千万円が配分されており、大型の整備事業は国直轄が有利。11年度政府予算の概算要求に反映させるため8月ごろまでに選定する見通しだが、県は「選定に関する国の情報がほとんどない状況」(港湾課)という。
 県は重点港湾の選定で国に対して要望の根拠が説明できるように産業集積、今後の貨物取扱量の予測などを調査。関係する5市との連携にも努めている。
 地元が独自に要望活動に動くケースも。中津市は4月末、国交省に「今後も発展する可能性がある港」として中津港の選定を要望した。
 県港湾課は「それぞれ特色のある重要な港湾だが、国から優先度を尋ねられることも想定して、県の考え方を早めにまとめたい」としている。

<ポイント>
県内の重要港湾
 2007年の取扱貨物量は▽大分 6961万トン▽別府 951万トン▽津久見 2629万トン▽佐伯 466万トン▽中津 440万トン。現在進行中の大型の直轄事業は▽中津港の水深11メートル航路▽佐伯港の水深14メートル岸壁▽別府港の第4埠頭(ふとう)―がある。

764とはずがたり:2010/08/04(水) 16:33:34

重点港湾:直江津、両津、小木3港漏れ 知事「実質的影響なし」 /新潟
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20100804ddlk15010065000c.html

 国交省が公共事業抑制の一環で、11年度から重点的に整備を進める重要港湾を現在の103から43に絞り込むと発表したが、重要港湾だった県内の直江津(上越市)、両津、小木(ともに佐渡市)の3港は対象から漏れた。泉田裕彦知事は、岸壁や防波堤の整備など国による直轄港湾整備事業が現時点で3港では行われていないことから、「実質的に影響を受けるものではない」とコメントした。

 前原誠司・国交相は、新潟港など大型の特定重要港湾はそのままにし、重要港湾について選択と集中を図るとした。対象外になった60港は「(整備の)継続案件は国の直轄事業として行うが、新たな直轄の新規事業には入らない」とした。今後の整備は自治体が主体になる。

 県は、現時点で3港の整備や維持管理で即、支障が出ることはないとし、冷静に受け止めている。両津、小木の両港は離島という事情が配慮され、住民生活の維持など必要不可欠の事業は別枠で取り扱われるためだ。

 また、直江津港も、コンテナ船の大型化、沿海部への新たな企業進出など社会情勢の変化、需要の増加などがあった場合は、国に整備を働きかけていくという。【小川直樹】

毎日新聞 2010年8月4日 地方版

765とはずがたり:2010/08/04(水) 16:34:35

三池が選から漏れたが有明湾から一港必要では?

重点港湾:国の新規整備事業、大牟田・三池港が指定漏れ /福岡
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20100804ddlk40010429000c.html

 全国103の重要港湾のうち、来年度以降の新規整備事業で予算付けする43港(重点港湾)を国が発表した3日、大牟田市の三池港がその選に漏れた。市は国へ陳情活動をしていたが、同港の貨物取扱量が103港中75位(07年度実績)と下位だったことなどが響いた。

 これを受け、古賀道雄市長は「三池港は、石炭積み出し港として明治以来の国の経済近代化を支え、今後も発展する潜在能力がある。今回の国の決定は先人の努力を灰じんに帰するもので強く抗議する。選定にあたっての経緯を分析し、新たな対応策を検討する」とのコメントを出した。【近藤聡司】

〔筑後版〕
毎日新聞 2010年8月4日 地方版

重点港湾:苅田港を選定 町長「企業誘致で町発展へ」 /福岡
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20100804ddlk40010444000c.html

 前原誠司国土交通相は3日、全国に103ある国の重要港湾から来年度以降に集中整備する「重点港湾」43カ所を発表し、苅田町の苅田港もその一つに選ばれた。

 同町の吉広啓子町長は記者会見し「町では港があるからこそ、自動車工場やセメント産業が操業している。選にもれて新規事業ができなくなり、地域経済が打撃を受けることを心配したが、ホッとした。計画されている水深13メートル航路の早期整備に期待し、企業誘致などで町の発展につなげたい」と語った。【降旗英峰】

〔京築版〕
毎日新聞 2010年8月4日 地方版

766とはずがたり:2010/08/04(水) 16:35:11

酒田港を重点港湾指定、利用拡大が課題
http://mytown.asahi.com/areanews/yamagata/TKY201008030453.html
2010年8月4日

対岸貿易の拠点になっている酒田港国際ターミナル=酒田市高砂

 国土交通省が3日、43カ所に絞り込んだ「重点港湾」に酒田港が選ばれ、来年度以降も国が直轄で同港の整備を行うことになった。県内唯一の重要港湾として選定を働きかけてきた県や地元からは歓迎の声が上がった。さらなる利用促進にどうつなげるか、県の力量も問われそうだ。

 「正直ほっとした。環日本海の物流を盛んにし、県の底上げを図りたい」。国交省の発表を受け、吉村美栄子知事は報道陣にそう語った。

 酒田港の昨年の取り扱い貨物量は290万トン。国内外に石炭や石油製品などを輸出入している。2003年には総合静脈物流拠点港(リサイクルポート)の指定を受け、現在19社のリサイクル関連企業が立地するなど県の産業振興の重要な役割を担っている。

 だが定期コンテナは韓国・釜山とを結ぶ週1便だけ。内陸との交通網の未整備などから利用は限定的で、08年の国の調査では、県内の海外貿易取扱量で酒田港が占める割合は14%にとどまっている。

 県は06年に整備計画を策定。防波堤のかさ上げや延伸をし、より大型の船舶が入港できるよう海底を深くする浚渫(しゅんせつ)事業にも着手した。18年までに岸壁工事も行う予定だ。今年度の酒田港にかかる予算は国の直轄事業が13億1千万円に上る。「選定から外れれば、整備の遅れは避けられなかった」と県空港港湾課。

 県はロシアや中国などとの経済交流に力を入れており、拠点となる酒田港の整備は不可欠だ。今年度は県職員が海運会社と共に県内200社を訪問し、酒田港の利用を呼びかける「ローラー作戦」にも取り組んでいる。吉村知事は「これがスタートライン。企業にもっと県の港を活用してもらいたい」と力を込めた。

 酒田市の阿部寿一市長は選定を受けて「リサイクル関連企業のさらなる集積と港湾利活用の拡大に努力する。県唯一の重点港湾として、高速道路の無料化を追い風とし、県内企業の酒田港利用促進をはかる」との談話を発表した。

 中国などの対岸貿易に尽力してきた東方水上シルクロード貿易促進協議会の新田嘉一会長は記者会見し、「選定されなければ、県も庄内も生き残る道はなかった。今の港は冬になると大型船が入ってこられない。防波堤を延長しなければならない」と語った。また、「港湾整備に年間30億円の予算があり、その10倍の経済効果がある」と地元へのメリットを分析した。(中野龍三、柳沼広幸)


>釜石市産業振興部の下沢治部長は、「今後の貨物量を増やす上で影響は大きい。港の発展を考えれば重点港湾になる必要があった。さらに貨物量を伸ばして、整備が必要と判断される港にしていくしかない」と悔しがる。釜石港は、取り扱い貨物量が、大船渡港と約24万トン差(2009年速報値)しかなく、県内4港では、唯一貨物量を伸ばして、大船渡港を激しく追い上げている。

767とはずがたり:2010/08/04(水) 16:37:36
浜田は要らんわな。境港は鳥取,島根両県の重点港湾でええやん。
>実際には大船渡や浜田(島根県)など貨物量の実績が石巻を大幅に下回る港が選ばれ

石巻港、重点港湾選外 村井知事、あす国交相と面談
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/08/20100804t11023.htm

 重要港湾の石巻港が、来年度以降に国が集中整備する「重点港湾」に選ばれなかったことを受け、村井嘉浩宮城県知事は3日、仙台港と塩釜港で構成する特定重要港湾「仙台塩釜港」との一体整備に向け、前原誠司国土交通相に対し、5日に直接要望する考えを示した。

 新規の国直轄事業に着手できない事態の回避を狙うが、一体整備をするには港湾区域を定めた政令を改正し、仙台塩釜港と石巻港を合併させる必要がある。特定重要港湾と重要港湾の合併は前例がなく、国との調整に時間がかかる可能性もある。
 国交省港湾局の高橋浩二計画課長は3日の記者会見で「それぞれの港には歴史的な生い立ちや、経済的な背景がある。スムーズな意見調整ができれば、一体整備の可能性はある」と話した。
 重点港湾に漏れた石巻港では国直轄の継続事業は行われるが、新規事業は原則として採択されない。県は、特定重要港湾に組み込むことで、新たな岸壁建設などを行うための条件整備を目指す。
 しかし、実現への「ハードルは高い」(村井知事)。国交省、財務省との調整が必要で、合併によって予算の配分先が分散し、仙台港や石巻港の整備が遅れる懸念もある。県港湾課は「どんな作業があるのか見当も付かない。そう簡単ではないだろう」と慎重に話す。
 県内の港湾をめぐっては1995年、仙台、塩釜、石巻、松島の4港を合併させて特定重要港湾の指定を目指す計画が浮上。運輸省(現国交省)が「仙台から石巻まで距離があり、経済圏としての一体性が薄い」と指定を見送った経緯がある。
 県は「三陸自動車道の整備が進み、仙台と石巻の経済圏はつながっている。当時と状況が違う」と説明した。

◎「理由見当たらない」/地元、選定基準に不満噴出

 国土交通省が3日に正式発表した「重点港湾」43港に石巻港の名はなかった。選定から漏れた石巻地方の関係者の間には選定基準への不満がくすぶり、地域経済への悪影響を心配する声が上がった。
 「石巻は基準をすべて満たしていると考えていた。選ばれなかった理由が見当たらない。国にしっかりした説明を求めたい」。記者会見した亀山紘石巻市長は選定の在り方に疑問を呈した。
 前原誠司国交相は5月に石巻港を視察した際、「貨物量」や「拠点性」などを重点港湾の条件に挙げていた。だが、実際には大船渡や浜田(島根県)など貨物量の実績が石巻を大幅に下回る港が選ばれ、青森県のように「一県一港」の原則が守られなかった例も多数あったからだ。
 重点港湾から漏れたことで、雲雀野地区の水深14メートル岸壁など大型事業の着手が難しくなった上、整備中の防波堤工事の大幅な遅れも心配されている。
 立地企業である石巻埠頭サイロの羽田徹社長は「年々、船は大型化している。岸壁整備が進まないと安定的な経営が望めず、将来構想も描きにくい」と指摘する。
 「選定漏れ」による地域のイメージダウンを心配する声も。石巻商工会議所の浅野亨会頭は「ポートセールスや企業誘致を進める際のダメージを最小限に食い止めるよう対応策を考えなければならない」と強調した。
 亀山市長は、県が国に提案する仙台塩釜港との「一体整備」について、「敗者復活のような一体化では困る。県と連携し国に働き掛けていきたい」と話した。

2010年08月04日水曜日

768とはずがたり:2010/08/04(水) 16:38:48

重点港湾:道内は函館・釧路・石狩湾新港の3港が選定 /北海道
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20100804ddlk01010623000c.html

 国土交通省は3日、全国43の重点港湾の選定結果を発表し、道内では函館、釧路、石狩湾新港の3港が選ばれた。国交省は「1県に1港は拠点港を造る」を基本方針としており、道内は面積が広いことが考慮され複数港の選定となった。

 選定基準は貨物の取扱量や産業を支える地域拠点としての機能などで、候補となった道内10の重要港湾のうち函館、釧路両港は取扱量が1、2位。石狩湾新港は4位だが「貨物が堅調に伸びている」(国交省港湾局)ため、近接する3位の小樽港と比べ整備の必要性が高いと判断された。

 道は、道内を六つに分けた連携地域ごとの選定を要望していたため、高橋はるみ知事は同日の定例記者会見で「若干残念だ」と述べた。【堀井恵里子】

毎日新聞 2010年8月4日 地方版

重点港湾 道内は3港 落選7港
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001008040003
2010年08月04日

■地元から疑問も

 国土交通省が新規の事業費を投下する重点港湾に、道内からは函館、石狩湾新港、釧路の3港が選ばれた。選定された港は「将来性が高く評価された」(石狩市)などと喜んだが、落選した7港は今後、国直轄の新規事業が途絶えることになり、地元では不安や疑問が交錯した。

 国交省は昨年12月、港湾の国際競争力を早期に高めるため、全国103の重要港湾から新規の直轄整備事業に着手する「重点港湾」を40ほど選ぶと表明。地域拠点性などを考慮し、絞り込んできた。

 道内には国際海上輸送網の拠点として重要と位置づけられる「特定重要港湾」(室蘭、苫小牧)と、その1ランク下の「重要港湾」が10カ所、地方港湾が23カ所ある。今回、網走、紋別、稚内、留萌、根室、十勝、小樽の7港が重点港湾から漏れた。

 網走港は、海がしけると船舶が着岸できなかったり船舶に損傷が出たりしたといい、波を抑えるために南防波堤を整備する計画がある。港湾管理者の市は「継続事業の扱いにしてもらい、事業費が付くよう国にお願いしたい」。

 稚内港の地元・横田耕一稚内市長は会見で「極めて残念」としつつも、「サハリン州と至近距離の国境のまちはどう配慮されたのか」と選定基準に疑問を投げかけた。市はサハリンでの石油・天然ガス開発を見据え、油流出事故に備えた基地機能の増強や、大型船の入港に向けた岸壁整備の新計画を予定。横田市長は「新規事業が認められないなら、新たな港湾計画が認められないのでは」と不安ものぞかせた。

769とはずがたり:2010/08/04(水) 16:39:40

重点港湾、県内から金沢港
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001008040002
2010年08月04日

◇七尾港は“落選”◇

 全国103の重要港湾を43港に絞って集中投資する「重点港湾」を3日、国土交通省が発表し、県内からは金沢港が選ばれた。県は七尾港の選定も要望していたが、港湾周辺の企業立地や将来の需要予測などが考慮され、七尾港は対象から漏れた。

 重点港湾は、民主党政権がばらまき的な港湾行政を改めるとして創設した制度で、手厚い予算配分で港湾の競争力を高めるのが狙い。今後、国直轄の新規整備は原則として重点港湾だけに限られる。

 北陸では金沢港と敦賀港が指定を受けた。国交省港湾局計画課によると、港の選定基準などは非公表だが、企業立地の集積や拠点性、将来の需要の伸びなどを総合的に判断して選んだという。

 金沢市企画調整課は「重点港湾指定は、市全体の発展につながる」と喜ぶ。金沢港には建設機械大手コマツの工場が隣接するが、同市は、国際フェリーなど旅客需要も見込んでさらに整備を期待しており、山出保市長も「人と物の交流拠点であり、(選定は)ありがたい」とのコメントを発表した。

 一方、七尾市の武元文平市長は「大変厳しい判断。この地域が衰退していくことが危惧(きぐ)される」とのコメントを出し、悔しさをにじませた。谷本正憲知事は出張先の中国から「七尾港が選定されなかったのは残念の極み。(七尾港で)現在整備中の直轄事業の着実な進捗(しんちょく)を働き掛ける」との談話を発表した。

770とはずがたり:2010/08/04(水) 16:40:43

国際ハブ港:京浜、阪神選定へ 重点港湾、32道府県の43港に
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100804ddm008010008000c.html

 国土交通省は3日、国際的なハブ(拠点)港を目指して予算を重点配分する「国際コンテナ戦略港湾」を選定する有識者委員会を開いた。同委員会の結果は公表されなかったが、関係者によると、京浜港(東京、川崎、横浜港)と阪神港(大阪、神戸港)の選定が適当とする報告書をまとめ、長安豊国交政務官に提出した。週内にも同省の政務三役会議で最終決定する。

 同委員会は、京浜、阪神両港が関東、関西の2大経済圏を背後に持つことに加え、貨物の取扱量が多く、港湾運営計画に民間資本を導入していることなどを高く評価した。正式決定されれば、政府は大型船舶が着岸可能なターミナル整備や、港湾運営の24時間化、海外に比べて割高とされる入港料の見直しなどを検討する。

 国際戦略港湾の選定は、アジア諸国の主要港湾に押され地位が低下している日本の港湾の活性化を目指すのが狙い。京浜、阪神のほか、伊勢湾(名古屋港、四日市港)、北部九州港湾(博多港、北九州港)の計4港湾が名乗りを上げていた。

 また、国交省は同日、来年度以降も国直轄で整備する「重点港湾」として32道府県の43港湾を選定したことも発表した。全国103の重要港湾のうち、「1県1港」を原則に取扱貨物量などから絞り込んだもので、重点的に投資する。選定に漏れた60港は、継続中の事業や施設の修復を除き、新規事業は国直轄で実施せず、地元自治体などが担うことになる。【三沢耕平】

毎日新聞 2010年8月4日 東京朝刊

771とはずがたり:2010/08/04(水) 16:42:37
>>752,761-762

「重点港湾」に伊万里港 将来需要を国交省評価 唐津港は選定漏れ
2010年8月4日 01:28 カテゴリー:九州 > 佐賀
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/188719

 国が新規の直轄事業として来年度以降に岸壁などの施設を集中的に整備する「重点港湾」に、県内では将来需要などが評価された伊万里港が選ばれた。県が同港とともに候補に挙げていた唐津港は選から漏れ、明暗を分けた形となった。

 国土交通省は昨年12月、直轄事業として整備する全国103の重要港湾の中から、優先的に新規の港湾整備を進める「重点港湾」を指定する方針を決定。限られた財源で効率的に港湾の国際競争力を強化するのが狙いで43港を選定した。

 県内では重要港湾の伊万里と唐津が対象だったが、同省港湾局は「伊万里港は民間がコンテナターミナルを運営しており、将来需要が見込めると判断した」としている。

 伊万里港では水深12メートル、長さ240メートルの岸壁を整備する計画があり、来年度以降の予算化が注目される。唐津港は現在水深9メートル・長さ230メートルの岸壁整備が直轄事業で進められており、継続事業は引き続き国費負担で整備される。

 古川康知事は「新規(港湾整備計画の)直轄事業が予定されているのが伊万里港だったので伊万里港のみの選定はやむ得ない。唐津港は実施中の直轄事業に遅れがないよう国に要請したい」とのコメントを発表した。

 伊万里市の塚部芳和市長は「国の予算が集中的に投資されれば、市の発展に弾みがつく。伊万里港を博多港に次ぐ港湾とすることを目指し、国への新規事業の提案も模索したい」と歓迎。一方、唐津市の坂井俊之市長は緊急会見を開き、「国の財政状況が厳しいことは理解できるが、地方の脆弱(ぜいじゃく)な社会基盤確保の機会を失うことは将来にわたっての損失」と不満を表明した。

=2010/08/04付 西日本新聞朝刊=

772とはずがたり:2010/08/04(水) 16:44:37
>>758

8月4日のながさきニュース 長崎新聞
重点港湾に佐世保港外れる 市長「市民に失望と憤り」
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20100804/03.shtml

 国土交通省が3日、重点港湾(仮称)43港を選んだと発表したのを受け、佐世保港が選定から漏れた地元佐世保市の朝長則男市長は、「市民に大きな失望と憤りを抱かせる結果」と不満をあらわにするコメントを発表した。基地駐留の町として国策に協力し、選定は港湾整備に欠かせないとしてきたが、重点港湾との間で今後の予算配分に大きな落差が生じることも懸念される。市議会からは外務省や防衛省などに再要望する意見も上がり始めた。

 国交省は103の重要港湾を半数以下に集約。重点港湾に漏れた港は来年度以降、原則的に新規の国直轄整備事業は実施されない。

 佐世保港の「落選」の要因は、選定された港と「貨物取扱量が違う」(国交省港湾局)ためだ。2007年度実績で、同港は全国の港の中で68位と低迷した。

 市は、そうした不利を承知しながらも、同港には米軍基地や自衛隊があり、港内の83%が米軍の制限水域という特殊事情を挙げ、「国策に協力することで、本来なされるべき整備がなされてこなかった」と国に訴えてきた。

 市は軍民施設が混在する港のすみ分けを重点課題とし、米海軍佐世保弾薬補給所(前畑弾薬庫)やエアクッション型揚陸艇(LCAC)駐機場の移転集約に向けた動きも本格化。市港湾部は、選定漏れは「移転集約が具体化し、施設を整備する際に何らかの影響を与える可能性がある。重点港湾との格差が広がるのではないか」と懸念する。

 浦日出男市議会議長は「これまで国策に協力してきたのは何だったのか」と憤り、「議会として国に再検討を促す意見書を検討する可能性もある」とした。

773とはずがたり:2010/08/04(水) 16:45:17
>>772-773

>佐世保港の「落選」の要因は、選定された港と「貨物取扱量が違う」(国交省港湾局)ためだ。2007年度実績で、同港は全国の港の中で68位と低迷した。

>市は、そうした不利を承知しながらも、同港には米軍基地や自衛隊があり、港内の83%が米軍の制限水域という特殊事情を挙げ、「国策に協力することで、本来なされるべき整備がなされてこなかった」と国に訴えてきた。

774とはずがたり:2010/08/04(水) 16:45:30

重点港湾:いわき・小名浜港に 県など胸なで下ろす /福島
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20100804ddlk07010166000c.html

 国土交通省が3日発表した重点港湾に、県内からはいわき市の小名浜港が選ばれた。県や同市はひとまず胸をなで下ろしているが、今後も国の新規事業が付くとの資格要件に過ぎず、新たな事業が実施されるとの保証はない。他港との予算獲得合戦が続くのは必至だ。

 政権交代後、同省は公共事業の選択と集中を図るため、海上物流の拠点である全国103の「重要港湾」を43の重点港湾に絞り込んだ。新規事業の個所付けは、年末から来年3月の予算編成の中で決まる。漏れた相馬市の相馬港は、継続中の事業は続行される。

 小名浜港は貨物の総取扱量が約1474万トン(09年)。周辺の火力発電所や製造業者の自家発電所で使う石炭の輸入量が多くを占める。県やいわき市は同港を「南東北の産業経済を支える物流拠点」として、整備促進の重要性を国に訴えてきた。【種市房子】

毎日新聞 2010年8月4日 地方版

相馬港、選定から漏れる・重点港湾
2010年08月04日 09時17分配信
http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=201008042

前原誠司国土交通相は3日、来年度以降に岸壁などを集中整備する「重点港湾」に、全国に103ある重要港湾の中から本県の小名浜港など32道府県の43港を選んだと発表した。

相馬港は選定から漏れ、県港湾計画に盛り込まれている同港4号ふ頭の整備が困難となった。

港湾規模の縮小は確実で、今後は既存ふ頭の有効活用が課題となるとみられる。

一方、重点港湾に選ばれたことで、小名浜港の人工島・東港地区整備は弾みが付くことが期待されている。

775とはずがたり:2010/08/04(水) 16:54:10
>>754,755,767
石巻は津久見や須崎,相馬よりも下なんか。そらあかんわ。
大船渡や伊万里・浜田もちと納得行かない部分もあるねぇ。。特に浜田。
>判断材料の一つとされる貨物取扱量(2009年)で見ると、45位の石巻港より上位の14港(津久見、須崎、相馬など)が外れた一方で、下位の13港が選ばれた。下位組では、67位の大船渡、76位の伊万里(佐賀)、90位の浜田(島根)などが入った。
■重点港湾、石巻は外れる
2010.08.04
地元 落胆も次の戦略
特定重要港湾仙台塩釜と一体整備
県に同行あす要望/
http://www.sanriku-kahoku.com/news/2010_08/i/100804i-minato.html

 国土交通省は3日、集中的な予算配分によって整備する「重点港湾」43港を発表した。石巻港は選定から外れた。石巻港の優位性をアピールしてきた石巻市など地元の関係機関・団体は「とても遺憾。選定理由を明らかにしてほしい。今後の整備が不安」と一様に落胆する。一方で、県が特定重要港湾「仙台塩釜港」に石巻港を組み込み、一体的に整備する方針を表明していることから、石巻市などは5日、県とともに同省に要望する。

 重点港湾は「選択と集中」の施策を念頭に置いた直轄港湾事業見直しの一環。効果的な予算投下を行うため、重要港湾103港から43港に絞り込んだ。東北からは八戸、青森、大船渡、秋田、酒田、小名浜の6港が入り、東北唯一の特定重要港湾がある宮城県は除外された。

 同省は会見で、(1)客観性、公平性、貨物取扱量(2)管理者(都道府県など)の意見聴取−などを基準に選定したことを明らかにした。一つの都道府県から複数選定された北海道、沖縄などは特殊性、瀬戸内海方面は海運業が盛んである点を考慮したと説明した。

 判断材料の一つとされる貨物取扱量(2009年)で見ると、45位の石巻港より上位の14港(津久見、須崎、相馬など)が外れた一方で、下位の13港が選ばれた。下位組では、67位の大船渡、76位の伊万里(佐賀)、90位の浜田(島根)などが入った。

 亀山紘石巻市長は「官民一体で要望してきたので誠に遺憾。国が示した選定条件は満たしていると思う。外れた理由が見当たらない。まず説明を求めたい」と話す。阿部秀保東松島市長も「納得できない。圏域にとっても石巻港は産業振興、雇用の場として可能性を秘めた港」と強調した。

 選定漏れで、計画中の新規事業は白紙になる公算が大きい。石巻港には大型船舶に対応した水深14メートル岸壁や耐震岸壁の整備、臨港緑地などの将来計画がある。港内の波の静穏度を上げるため整備中の南防波堤は、5月に来石した前原誠司国交相が15年度完成を明言した。

 しかし、それを実現するには、年間30億円以上の予算が必要。公共事業削減で、石巻港の整備費は年間10億円を下回る現状だけに、継続事業さえも難しい局面にある。

 浅野亨石巻商工会議所会頭は「石巻港を売り込む肩書を失う影響は大きい」と指摘。石巻港に立地する企業も「地元経済界にとって大変厳しい。不安がある港には、船会社も船を入れたがらない。静穏化工事を継続してほしい」と要望する。

 選定除外を受け、村井嘉浩知事は石巻港と仙台塩釜港を一体で整備する戦略に転じた。5日には同省などに一体的整備を要望する。同行する亀山市長は「あらゆる可能性を探る。まず一体整備に対する国の考え方を確認したい」と次へ望みをつないでいる。

 浅野会頭は「仙台塩釜港との一体化は一つの方法。特定重要港湾の肩書は強みだ。予算配分が問題になるだろうが、市長を中心に予算獲得の運動を続け、早期完成を目指したい」と期待している。

776とはずがたり:2010/08/04(水) 16:55:29

2010.08.03
三河港、重点港湾指定へ
http://www.tonichi.net/news.php?mode=view&id=32949&categoryid=1

 国土交通省は3日、来年度以降に施設を集中的に整備する「重点港湾」の選定先を正式発表する。県内では、三河港と衣浦港が選ばれる見通しだ。

 重点港湾は、公共事業費削減の中、全国103重要港湾の中から40港程度を選んで集中的に投資を行うことで、港湾の国際競争力強化を狙うもの。

 三河港振興会(会長、佐原光一豊橋市長)は、三河港の指定を確実なものとするため今年5月、三河港国際自動車戦略港湾推進会議を設置。同会議でまとめた提案書を先月26日、神田真秋県知事、佐原市長らが上京、同省津川祥吾政務官らに提出するなど積極的な要望活動を展開していた。

 一部報道で、重点港湾発表には港湾管理者である地元自治体との調整を図るとあり、県には29日、同省中部地方整備局の職員が2港の将来性などについて聞き取りに訪れたという。

 佐原市長は2日開かれた定例会見で、「現時点で指定はあくまで憶測」としながらも、「今後、県と一緒になって県、国の発展のために三河港の整備と運営に取り組みたい。自動車産業の拠点としてだけでなく、地域の重要産業である農業にも活用できる道を探っていきたい」と意欲的に語った。(松井俊満)

777とはずがたり:2010/08/04(水) 16:56:30

【三重】
選外でも一港化検討 ハイパー中枢港湾、四日市・名古屋
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20100804/CK2010080402000108.html
2010年8月4日

 国が重点整備する国際コンテナ戦略港湾(ハイパー中枢港湾)に応募している伊勢湾(名古屋、四日市港)について、野呂昭彦知事は3日の会見で、国土交通省の選定結果にかかわらず、9月にも両港で新たな協議会を立ち上げ、競争力を高めるため両港の一港化を検討する方針を表明した。

 選定には伊勢湾のほか、京浜港と阪神港、北部九州港湾が応募しており、選定委員会が3日に各候補の採点結果を国交省に報告した。同省政務三役の協議を経て、今週中にも正式な結果が公表される見通し。

 野呂知事はコンテナ取扱量が多い京浜、阪神港が有利との報道があることを踏まえ、「正式な公表ではないのでぜひ伊勢湾を選定してほしい」と強調。一方、選定に当たって両港の一港化を目指すとの計画書を提出しており、「仮に選定されなかったとしても日本のものづくりの中心地を支える港として連携をより発展させる必要がある」と指摘。「新たに協議会を設置し、一港化をはじめとする課題に取り組みたい」との意向を示した。 (鈴木龍司)

778とはずがたり:2010/08/04(水) 17:00:04
>>757
>関東では鹿島、茨城両港のほか、木更津港(千葉県)と横須賀港(神奈川県)が選定された。
横須賀以外は予想>>570通りだな。

>鹿島港の2007年の取り扱い貨物量は重要港湾中、3位。日立港区、常陸那珂港区、大洗港区の3港区からなる茨城港は、同17位となっている。
茨城港はちょっとズルな感じもあるなぁ。3港区の内どれかに集中投資しないと本来の趣旨からは外れそう

国の重点港湾 鹿島と茨城 
整備促進、企業集積に期待
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20100803-OYT8T01359.htm

茨城港とともに重点港湾に選ばれた鹿島港

  来年度以降、国の集中投資の対象となる43の「重点港湾」が3日発表され、県内から鹿島港と茨城港が選ばれた。両港は取り扱い貨物量の増加など国際競争力の強化に向け、国の後ろ盾を得たことになる。港湾整備のスピードアップや企業集積の加速などが期待され、関係自治体からは歓迎の声が上がった。

 前原国土交通相は、全国に103ある「重要港湾」を40港程度に絞り込み、国が直轄事業として重点整備していく方針を示していた。3日の閣議後の記者会見では「公共事業は抑制する方向で、やるものについては選択と集中。貨物の取扱量実績、国際、国内海上運送網の拠点としての機能などの観点から選んだ」と述べた。関東では鹿島、茨城両港のほか、木更津港(千葉県)と横須賀港(神奈川県)が選定された。

 鹿島港の2007年の取り扱い貨物量は重要港湾中、3位。日立港区、常陸那珂港区、大洗港区の3港区からなる茨城港は、同17位となっている。前原国交相は重点港湾について「1県1港」を基本とする考えを示していただけに、橋本知事は3日の記者会見で「栃木や群馬(の企業)なども使ってくれると期待しており、(茨城について)配慮してくださいと大臣にお願いしてきた経緯がある」と2港選定を評価した。

 鹿島港を中心とする鹿島臨海工業地域には、鉄鋼や化学など173社が集積する。神栖市の保立一男市長は「集中的な投資で整備が進み、立地企業の国際競争力の向上に寄与すると期待している」とコメントした。

 また、鹿島港については、国交省が年末までに選定する「国際バルク戦略港湾」の認定申請も済ませている。同港湾は飼料用穀物や鉄鉱石などを運ぶ大型船の受け入れ拠点となり、「重点港湾の選定で、バルク港湾の現実味が増した」(内田俊郎・鹿嶋市長)との声が上がっている。

 茨城港は、全体計画のうち半分程度が未整備となっている常陸那珂港区が重点整備の対象になると見られる。同港区ではすでに、建設機械大手のコマツや日立建機など26社が進出しており、ひたちなか市の本間源基市長は「建設機械や中古自動車などの輸出拡大に向け、港湾機能の強化・高度化に弾みがつく」とコメントした。
(2010年8月4日 読売新聞)

779とはずがたり:2010/08/04(水) 17:08:06
>>55
>八代港と熊本港が競合しているようだ。非効率。
>>137
熊本港:04年度コンテナ貨物取扱量
>>141
>八代港5万トン級岸壁 2018年度までに整備 策定委が次期計画案
>九九五年に策定した現港湾計画が十年間の計画期間を終えるため、〇三年五月に発足した。
>次期計画は〇五年度から一八年度までの十四年間。現計画では大半が未着手だったため、県港湾課は「現計画を引き継ぎ、実現可能な計画にした」としている。
>>298
>八代港、水深14メートルに 2012年度完成
>>472
>国際コンテナ県外港に流出、県が1億円助成へ
>>705
>熊本港に高機能クレーン 12年度稼働めざす
>>742
>重点港湾は八代港 国交省方針 貨物量など勘案
>>759
>重点港湾:八代港を選定 市長「浮揚の起爆剤に」 熊本市と県、不満の声も

国の重点港湾に八代
http://mytown.asahi.com/kumamoto/news.php?k_id=44000001008040001
2010年08月04日

  国交省は3日、岸壁や防波堤を整備する新規事業に予算を配分する県内の重点港湾に八代港を選んだ。同港と熊本港を推していた県や地元の熊本、八代両市は三者三様の反応を見せた。

  重点港湾は国交省が全国の主要な重要港湾103港から43港を選び、国直轄の新規事業に優先的に予算を計上する。原則1県1港で、拠点性や貨物取扱量などが基準。県は八代、熊本の2港を国に求めていた。

  「地元の議員や経済界を含めた全員野球の成果」。八代市の福島和敏市長はそう総括し、「熊本港は人的交流拠点、八代港は物流拠点としてのすみ分けが明確になった」と続けた。

  一方、熊本市の幸山政史市長は「選定過程が見えず、問題だ。国に納得のいく説明を求める」。選定から外れると、老朽施設の改修工事などを除いて新規事業には予算がつかない。幸山市長は「経済的に大きな影響がある」と話した。

  蒲島郁夫知事は「国は、現在進めている直轄事業については完了させてほしい。県は大型クレーンの整備などで熊本港の発展に尽くしたい」と語った。

780とはずがたり:2010/08/04(水) 17:09:36
順当なら新潟かね?
>国は来春をめどに日本海側の物流の核となる拠点港の選定も進めており、

敦賀港、重要港湾に
http://mytown.asahi.com/fukui/news.php?k_id=19000001008040002
2010年08月04日

 国土交通省が3日発表した重点港湾に、県内では敦賀港が指定された。重点港湾は全国に103ある重要港湾のうち43港が選ばれ、新規の港湾整備に国の手厚い予算が配分される。関係者からは歓迎とともに、さらに拠点港の指定を求める声が上がった。

 重点港湾は集中的な投資を目指し、「原則1県1港」として国交省が選定を進めた。北陸では金沢港も選ばれた。

 県港湾空港課によると、敦賀港の2008年の取扱貨物量(速報値)は1538万トンで、本州の日本海側で2位。フェリー貨物890万トンや、火力発電向けの石炭の輸入290万トンが占める。

 同港は水深14メートルの岸壁を備え、5万トン級の大型船舶の接岸が可能な国際ターミナルが今秋にも供用を開始する。穀物や鉱石などのばら積みの貨物向けターミナルの整備も予定され、国の重点的な予算化も期待できるという。国は来春をめどに日本海側の物流の核となる拠点港の選定も進めており、西川一誠知事は「敦賀港の優位性を引き続きアピールしていきたい」とコメントした。

 敦賀市の河瀬一治市長もこの日、「経済発展が著しい東アジア諸国との貿易で重要な役割を担える港として、地理的な優位性をアピールし、拠点港に選定されるよう努力したい」と述べた。

781とはずがたり:2010/08/04(水) 17:10:07

重点港湾に敦賀港選定
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20100803-OYT8T01192.htm

 国が直轄して新規事業を進める「重点港湾」に、県内からは敦賀市の敦賀港が選ばれた。港の機能を拡張する工事の推進などが期待されるという。

 重点港湾は、全国103か所の重要港湾から、貨物取扱量や立地条件などを考慮して、国土交通省が重要度の高い43か所を選定。これまで、国は敦賀港周辺の岸壁や防波堤などの大規模施設を整備しており、西川知事は「今後も国による新規の直轄事業が実施できる。敦賀港の優位性を訴えてきた結果」とのコメントを発表した。

 選定を受け、同市の河瀬一治市長は市役所で記者会見し、「日本海側では関西・中京圏に近いという地域的優位性が評価された。取り扱い貨物量を増やすため、敦賀港の利便性を積極的にPRし、新たな航路も開拓していきたい」と意欲を見せた。

 7月下旬に貨物専用船「RORO船」が就航したことで、韓国・釜山港間との定期便は週3便から週5便に増便。10月からは鞠(まり)山南地区多目的国際ターミナルも供用開始されるなど、港湾事業を発展させる好材料もそろっているという。
(2010年8月4日 読売新聞)

782とはずがたり:2010/08/04(水) 17:12:26
>>779
>ただ、もともと国が熊本港の新たな岸壁整備に乗り出すには、現状から相当、貨物量を増やすことが前提とされてきただけに、県幹部には「重点港湾にならなくても、すぐに影響は出ない」と冷静な声もある。

>全国の主要港湾のうち2007年の貨物取扱量は八代港が全国46位(467万トン)で、熊本港の55位(407万トン)を上回る。県は八代港を「県を代表する工業港」と位置付ける一方、フェリー貨物主体の熊本港も「熊本都市圏の拠点」と重要視。現状では博多港に流出している県北部企業の貨物について、熊本港利用を促すため、荷役機械の整備などを国と進めている。
熊本もそこそこの規模か。

重点港湾に「八代港」で明暗 八代市 「県南浮揚の起爆剤に」 福島市長 新たな整備要望へ
2010年8月4日 01:18 カテゴリー:九州 > 熊本
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/188716

 国土交通省が3日発表した、国の直轄事業を集中的に実施する「重点港湾」に、県内からは八代港(八代市)が選ばれた。県がそろって選定を求めてきた熊本港(熊本市)は漏れ、明暗が分かれた。県は今後、熊本港の岸壁整備などに主体的に取り組む必要に迫られる。蒲島郁夫知事は八代港選定を歓迎しつつ「1港しか選ばれず残念」と複雑な表情を見せた。

 「八代市議、地元県議、県選出国会議員、地元経済界と一体となって要望してきた“全員野球”の成果だ。県南浮揚の起爆剤になるよう努力したい」。八代市の福島和敏市長は記者会見で声を弾ませた。

 福島市長は「港の歴史や規模、貨物の取扱量などからみて、選ばれないことはないだろうと思っていた」と語る一方「熊本と八代の2港が共倒れになるのではと心配もした」と本音も。「熊本港は人的交流拠点に、八代港は物流拠点に“すみ分け”をすべきだと思ってきたし、今回のことを機に、その方向に進むのではないか」と話した。

 八代港では、5・5万トン級の大型貨物船が接岸できるように水深12メートルの岸壁を14メートルに掘り下げる国の工事が2012年度完成を目標に進められている。福島市長は「5・5万トン岸壁の一日も早い完成を働き掛け、二つ目の5・5万トン級岸壁が着工されるように全力を注ぎたい」と語った。

■熊本市 「納得できる説明を」 幸山市長 選定過程に疑問

 熊本市の幸山政史市長は「国や県から何も正式な連絡を受けていない。全く納得がいかない」と怒りをあらわにした。

 今年2月と5月の2回、国と民主党本部に陳情を重ねてきた。「熊本港が重点港湾にふさわしいと理屈を構成して訴えてきた。納得できる説明をというのが率直な思いだ」。今後はあらためて国に説明を求めていくという。

 「1県1港」という国の方針については「全く意味がわからない」。「官僚に説明をしても『政治主導』と言われ、政務三役からもしっかりとした答えが返ってこなかった」と、怒りは民主党の政策決定システムや選定過程に向かった。

 幸山市長は「熊本港は取扱量が増えており、九州新幹線の全線開業や政令市への移行で拠点性は高まる。熊本都市圏全体の需要が高まろうとしているのに、これでは動きが止まってしまう。熊本の経済にも影響が出る」と懸念した。

■1港のみ 知事「残念」

 一方、「2港とも戦略的な価値がある」と優先順位を付けず両港選定を国に働き掛けてきた県。蒲島知事は「八代港しか選ばれなかったのは残念だ」と語った。

 全国の主要港湾のうち2007年の貨物取扱量は八代港が全国46位(467万トン)で、熊本港の55位(407万トン)を上回る。県は八代港を「県を代表する工業港」と位置付ける一方、フェリー貨物主体の熊本港も「熊本都市圏の拠点」と重要視。現状では博多港に流出している県北部企業の貨物について、熊本港利用を促すため、荷役機械の整備などを国と進めている。

 ただ、もともと国が熊本港の新たな岸壁整備に乗り出すには、現状から相当、貨物量を増やすことが前提とされてきただけに、県幹部には「重点港湾にならなくても、すぐに影響は出ない」と冷静な声もある。

 蒲島知事は「国の決定を覆すことができれば努力するが、現状を踏まえ、県ができるところまでやるのが建設的だ」と述べ、熊本市との微妙な温度差もにじませた。

=2010/08/04付 西日本新聞朝刊=

783とはずがたり:2010/08/04(水) 17:14:04

重点港湾に大船渡
防波堤整備急ぐ 県も要望
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20100804-OYT8T00114.htm

 国土交通省が3日、国による新規の直轄事業を絞り込むため全国43か所を「重点港湾」に選定し、県内からは主要4港湾のうち、大船渡港だけが選ばれた。湾口防波堤の修復を国直轄事業として急ぎたいとして、県が大船渡港の選定を要望していたもので、大船渡市は、選定を歓迎している。だが、同港以外の3港湾がある釜石・宮古・久慈の3市は、今回の決定を複雑な思いで受け止めている。

 県は、国による新規直轄事業を、原則として重点港湾に限定するとの国交省の方針を受け、7月に来年度の政府予算要望をした際、大船渡港を重点港湾に選ぶよう求めた。湾口防波堤が老朽化しており、宮城県沖地震に伴う津波も想定されるため国による早急な整備が必要というのが理由だ。

 大船渡市の甘竹勝郎市長は、「県はついに大船渡を選んでくれた。これから集中的に整備してもらえるのではないか」と喜ぶ。同市は、国交省による重点港湾の選定が、港湾の「選択と集中」につながると見るためだ。同市は、県内では取り扱い貨物量トップを誇る大船渡港の整備が重点的に進むのではないかと期待を寄せる。

 県は、大船渡港が、それ以外の3港湾よりも、湾口防波堤整備の緊急性が高かったことを重視したと説明する。県港湾課の野中聡総括課長は「今後も4港湾の整備を並行して支援していく」と強調する。

 だが、釜石市産業振興部の下沢治部長は、「今後の貨物量を増やす上で影響は大きい。港の発展を考えれば重点港湾になる必要があった。さらに貨物量を伸ばして、整備が必要と判断される港にしていくしかない」と悔しがる。釜石港は、取り扱い貨物量が、大船渡港と約24万トン差(2009年速報値)しかなく、県内4港では、唯一貨物量を伸ばして、大船渡港を激しく追い上げている。

 宮古市は、「『選択と集中』を目指す国の考えは理解できる」(港湾振興室)との立場。「継続中の事業は計画通り進めてもらえると思う。今回の指定で宮古湾がはじかれたとは思っていない」と比較的冷静だ。

 一方、久慈港では、国による湾口防波堤の整備が進められている。久慈市総合政策部は、「湾口防波堤はまだ半分も完成しておらず、継続して予算配分をお願いしたい」として、国に対し十分な予算措置を求めていくことにしている。
(2010年8月4日 読売新聞)

784とはずがたり:2010/08/04(水) 17:16:27
>>780-781

国際貨物拡大に期待 国重点港湾に敦賀港
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20100804/CK2010080402000137.html
2010年8月4日

 国が海上輸送の拠点として集中的に整備する「重点港湾」に、敦賀市の敦賀港が選ばれた。港湾施設のさらなる充実が期待でき、選定を要望してきた県や市からは歓迎の声が上がった。

 県港湾空港課によると、敦賀港ではこれまで、国が多目的国際ターミナル事業として、5万トン級の大型船舶が接岸できる水深14メートルの岸壁や防波堤などを整備。今年10月からはターミナルの供用が始まる。

 西川一誠知事は3月から、前原誠司国土交通相らと面会して敦賀港の選定を熱心に要望してきた。同課の担当者は「敦賀港は関西や中京に最も近い日本海側の港湾。多くの国内便のネットワークを生かした対岸諸国向け貨物の中継も可能など、高い優位性が評価された」と喜ぶ。

 選定によって岸壁の拡大工事などが見込まれ、「港湾整備が進めば貨物量も増え、新たな雇用創出などの地域振興につながる」と担当者は予測。来春にも、一層の集中整備が期待できる日本海側拠点港が選定される見通しで、西川一誠知事は「敦賀港の優位性を引き続きアピールし、拠点港選定を目指していく」としている。

 一方、敦賀市の河瀬一治市長は今回の選定を受けて市役所で会見。「国際ターミナルの利用促進に弾みがつき、新規の港湾整備に向けて大きな意味を持つ。今後、新規航路の開拓や取扱貨物量を増やし、来年中にも選定される拠点港湾の指定を目指したい」と話した。

 (平井一敏、安福晋一郎)

785とはずがたり:2010/08/04(水) 17:17:08

「重点港湾」境港名乗り 鳥取県復活狙う
2010年01月09日
http://www.nnn.co.jp/news/100109/20100109026.html

 国が進める直轄公共事業の「選択と集中」の一環で、全国の重要港湾103港のうち新規事業に着手する対象を「重点港湾(仮称)」約40港に絞り込む方針を受け、鳥取県が境港(境港市)を選定してもらうよう名乗り出る。境港で2010年度から計画していた多目的国際ターミナルの整備が凍結される見通しとなったが、県は計画の“復活”を狙う考えで、指定を目指して重要性を訴えていく。
「重点港湾」の指定に向けて名乗りを上げる境港(鳥取県提供)


 国際ターミナルは10〜15年度に約65億円かけて整備する計画だったが、昨年末に閣議決定された政府の10年度予算案で、港湾整備については「新規事業は実施しない」とされた。

 ただ、国は公共事業費削減の中で港湾の国際競争力を確保するため、全国から拠点となる港湾を「重点港湾」として選び、整備を促進する方針。地域の拠点性と貨物取扱量の実績を評価して絞り込む予定にしている。

 県空港港湾課によると、手を挙げた地元自治体と港湾管理者との協議を経て選定。境港については、県や境港管理組合が国から聞き取り調査を受け、その後で国の選定作業に入る日程だが、いずれも時期は不明という。

 「日本海側にとって境港がいかに重要拠点かを国に働き掛ける」と同課。07年の木材輸入量が60万3千トンと全国3位であることや、韓国とロシアを結ぶ国内唯一の定期貨客船をアピールしていく方針だ。

 境港管理組合の長谷川具章事務局長は「ターミナル整備は、木材輸入に対応する船舶の大型化や北東アジアとの交流振興だけでなく、増え続けるリサイクル資源の取り扱いにも対応するため、地域にとってはどうしても必要な事業。選定されるよう力を注ぎたい」と話している。

 重要港湾と重点港湾 重要港湾は海上輸送の拠点として、国が直轄で岸壁や堤防、港湾道路などを整備し、旅客や貨物の輸送に利用する港湾。全国に103あり、鳥取県内では境港(境港市)と鳥取港(鳥取市)が含まれている。前原誠司国交相は、重要港湾の中から「重点港湾」を選ぶ方針を表明し、選定されれば整備に充てる国の予算が重点配分される。


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