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金融機関観察スレッド
3156
:
とはずがたり
:2018/09/08(土) 20:50:43
>>3155
他行の場合には、建物の耐用年数など融資条件について機械的に判断するケースが多い。まだ使うことができる建物でも、書類上の耐用年数で一律に融資不可と判断されてしまうことも少なくない。
これに対しスルガの場合には、物件よりもローンを借りる個人の属性を重視しており、この条件がクリアされるなら、古い物件でも融資されるケースがある。
また、審査のスピードが速く、すぐに融資の可否が分かるのも同行の特徴である。不動産の取得は早い者勝ちなので、ローンの審査に時間がかかることは不利に働く。不動産投資家にとっては、金利を多少多く支払ってでも同行のローンを利用するメリットがあるのだ。
個人に注力し、これまで圧倒的な収益力を誇ってきた同行だが、今後の経営に死角はないのだろうか。もしあるとするならば、個人への集中という同行の戦略そのものかもしれない。
日本は今後、人口減少が進むことから、賃貸住宅における空室率の急上昇が懸念されている。テナント需要が乏しいエリアで建設されたアパートの一部は不良債権化する可能性が高い。事態を重く見た金融庁はアパートローンについて調査に乗り出しており、銀行側にも融資を抑制する動きが出てきている。
スルガ銀行もこれ以上、アパートローンを拡大することは難しいかもしれない。また個人向けローンも他行が積極的に乗り出してくれば、競争環境は激化し、収益が低下することは避けられないだろう。
他行は追随できるか
しかしながら、他行にはない独特のビジネスモデルを構築し、圧倒的な収益を実現したスルガ銀行の経営は特筆に値する。これまでの事業展開で得られたノウハウは、そう簡単に他行が真似できるものではない。
ここまで思い切った戦略を描くことができたのは、同行がオーナー経営であることと無関係ではない。
現会長の岡野光喜氏は創業家出身であり、大株主には創業家の関係企業が並ぶ。岡野氏はオーナーとして強いリーダーシップを発揮する一方、社外役員を多数登用するなど、オープンでバランス感覚のある経営を行ってきた。こうした環境が総合的に作用して、今の同行のビジネスモデルが形作られている。
一見するとスルガ銀行は異色の地銀であり、他行では実現不可能なビジネスモデルに見えるかもしれないが、筆者はそうは思わない。
銀行は本来、資本集約型産業であり、業務の大半をシステム化できる業種である。また、資金ニーズのある所なら、場所や業種に関係なく資金を提供して利ざやを稼ぐのが銀行本来の仕事である。スルガ銀行は、時代のニーズを的確にとらえ、銀行としての本分を発揮してきたに過ぎない。
そうであるならば、他行もそれぞれに環境に応じて、最適化を進めることは不可能ではないはずだ。その意味でスルガ銀行は他行のよいお手本といってよいだろう。
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