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金融機関観察スレッド
2631
:
名無しさん
:2016/02/18(木) 23:54:22
>>2630
アメリカフィンテック最前線(2)〜決済ビッグデータを融資に
次に訪れたのが同じサンフランシスコに拠点をおき、アメリカを代表するフィンテック企業として知られる「スクエア」です。この会社は、クレジットカードを読み取る2センチ四方の小型の端末を開発。
スマートフォンやタブレット端末のイヤホンジャックにさし込むだけでカード決済を可能にしました。その手軽さが受け、世界で200万の事業者が導入しています。
この会社はそれだけで満足しませんでした。目を付けたのが、200万の事業者から得られる膨大な決済のビッグデータです。これを利用し、企業への融資に乗り出したのです。
データを分析して融資が可能か、自動で審査。伸び盛りの事業者には、資金がほしいであろうタイミングまでコンピュータが判断。融資の申請もしていないのに、スクエアの側から「融資が可能だ」と通知します。
この通知を突然受けたという店を取材しました。
サンフランシスコでコーヒーショップを営むニコラス・チョーさんのもとに、ある日突然、約3万5000ドルの融資が可能だという通知が来ました。ちょうど事業拡大のためにコーヒーのばい煎機を購入すべきか思案し出したところだったと言います。
申し込むと、なんと翌日に資金が振り込まれ、ばい煎機をさっそく購入しました。チョーさんは、「従来の銀行は融資のスピードも遅いし、時代遅れに感じる」と話しています。
現在、融資への需要は増加傾向で、決済データが増えれば増えるほど、審査の精度も増すとスクエアは見込んでいます。
スクエアを立ち上げたのは、ジャック・ドーシーCEOです。
ドーシーさんは、ツイッターの創業者でアメリカのIT業界を代表する経営者です。
リーマンショックの翌年の2009年にスクエアを設立。フィンテックに大きな可能性を感じています。
「サービスの利用者の成長を支援することこそが本当の使命だ。決済から融資へとビジネスは好循環していて、金融サービスの世界では、私たちの前に広大な空間が広がっている。技術の力で問題を解決し、銀行の手が届かなかった人たちにもサービスを提供する」
対応迫られる邦銀
既存の金融機関を脅かそうとする「フィンテック革命」。その波は日本にも押し寄せ、邦銀も対応を迫られています。横並びのサービスに傾きやすい日本の銀行界にあって、頻繁に新機軸を打ち出す大手金融グループの「りそなグループ」はどうしようとしているのか取材しました。
この銀行がいま取り組んでいるフィンテックの分野はスクエアと同じ、ビッグデータの活用です。クレジットカード会社と提携してネット通販のサイトを立ち上げ、顧客のデータ収集を進めています。
この銀行の口座を持つ人がサイトを経由して買い物をすると、銀行からポイントが得られます。銀行には、その人がいつ何を買ったのか、情報が入ります。このデータを分析して、結婚や出産といった転機をとらえ、必要なタイミングで先回りして、ローンなどを提案します。
この銀行では、誰がいつ何を買ったのかという決済のデータを、スクエアのようなIT企業に独占されてしまうことに脅威を感じていました。
IT企業に決済データを奪われて、銀行が顧客にアプローチするチャンスを失ってしまう前に、顧客のデータを集めて有効に活用する仕組みをつくっておこうとしているのです。
りそなホールディングスの東和浩社長は次のように語ります。
「フィンテックの企業には消費者の目線が入っている。『銀行』というビジネスモデルをひょっとすると捨てていかなければいけない時代に入った」
新しい金融の世界を
アメリカ西海岸でフィンテック企業を取材しながら、特に企業への融資に大きな可能性を感じました。日本では銀行を取材すると「企業は資金が潤沢で、借りてくれない」などと資金需要がないことを強調します。
しかしそれは大企業の話であって、掘り起こせば、1件1件の金額は少ないかもしれないけれども、あちこちに資金需要は眠っているのではないかと考えさせられました。
リスクをとって資金を出せる人をどう集め、本当に必要とするところに資金を流して行くのか。既存の銀行はマイナス金利時代だからこそ、ビッグデータを活用するフィンテック企業の軽快さに負けない取り組みが求められるように考えます。
技術の力で金融サービスの利便性を高めようというフィンテック革命。
これに対抗してみずからの進化を求められる既存の銀行業界。両者が切磋琢磨(せっさたくま)することで豊かな金融サービスが生まれて来ないか。そうでなければ「銀行は要らない」と言われる時代が来かねないと思われるのです。
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