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金融機関観察スレッド

212とはずがたり(2/2):2004/02/19(木) 23:07


● 声紋鑑定の初期調査は“シロ”
 2004年1月にはライブドアの堀江、宮内両氏によるイーバンク銀行取締役就任が、同社取締役会にて却下されるなど、両社の冷え込んだ関係が表面化。ライブドアでは、宮内氏が所有する携帯電話へ、イーバンク銀行松尾泰一代表取締役社長とされる人物から連絡が入り、その留守番電話に保存された「ライブドアを潰す」という音声データも公開した。

 この電話について、イーバンク銀行では「外部の専門機関により偽造の可能性が極めて高い」と公式に否定。一方ライブドアでは、イーバンク銀行松尾氏の音声データを別途入手。今回の会見で「裁判用声紋鑑定機関に同一性の証明を依頼した。声紋鑑定には3カ月程度かかるが、初期調査によればメッセージに人工的な加工の痕跡は見られない」(塩野氏)としている。なお、「圧力がかかる可能性がある」ため、声紋鑑定機関の名称は公表していない。

 留守番電話の音声データを公開したことについては、「ある種エキセントリックな対処方法だった。ただし、間違ったことはやっていない」との認識を示した。その後のイーバンク銀行の否定に対しては、「内心忸怩たるものがあったが、再度ライブドアからニュースリリースをした。今後は司法の手に委ねたい」としている。

● 出資当初から関係悪化の前兆はあった〜ライブドア宮内氏

「出資当初から関係悪化の前兆はあった」(宮内氏)という
 「出資当初から関係悪化の前兆はあった」(宮内氏)という。当時イーバンク銀行に対してライブドアが示した出資条件を認めさせるため、「提携契約締結に時間がかかったのは事実。そのためイーバンク銀行の松尾氏に『ライブドアは情報開示義務違反でコンプライアンス(法令順守)に問題がある』と思われてしまったのではないか」とコメント。「BIS規制などにより、自己資本比率を高めたい狙いがあったイーバンク銀行経営陣は増資を急いでいた」と当時を振り返り、「“後だしジャンケン”のようなやり方だが、M&Aというのは、出資先にお金が入ったと思わせるのが重要。契約締結を引き延ばせば、自然と自社に有利な契約になる」とM&Aの手法を明らかにしている。

 一方で、宮内氏は「個人的な力不足で、イーバンク銀行の経営陣とうまくいかなかった」と反省。「通常のM&Aでは、松尾氏のような代表者と握手すればいいのだが、イーバンク銀行の場合は、複数の代表者がいた。最初に出資を持ちかけてくれた若山健彦取締役と松尾社長とは話ができたが、ほかの方とはうまく話しができなかったようだ」と悔しさを滲ませた。また、2003年12月19日にイーバンク銀行から「事前に口頭や文書での連絡なく」届いた通知書「出資契約書の確認」についても触れ、「当日ライブドア株主総会に出席していた、イーバンク銀行の松尾氏や河野貴輝氏も通知書については知らなかったようだ。われわれは、一部の取締役に嫌われたのだろう」という。

 今後、ライブドアでは引き続き筆頭株主としてイーバンク銀行に対し、「適切な投資案件なのか」「ライブドア役員の派遣を拒否した経緯は」の説明を求める。また、イーバンク銀行の問題点として、「本来決済銀行を目指していたはずが、投資銀行となってしまっている」こと、「投資を行なうと自己資本比率が低くなる。そのため、度重なる増資が必要になってしまっている」ことを指摘。既存の株主と協力しながら、株主代表訴訟など具体的な手段を考慮しつつ、株主として権利を守っていくと訴えた。


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