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金融機関観察スレッド

1821とはずがたり:2009/03/03(火) 14:33:28
>>1820-1821
     ◇
 AIGが売却を決めている日本の生保事業は、アリコとAIGスター生命保険、AIGエジソン生命保険の3社。今回の米政府によるAIG支援のスキームの見直しは、日本での事業に直接的な影響はないが、契約者にとって「とりあえず安心材料が増したのではないか」(金融庁幹部)との見方が出ている。売却先が決まるまで米政府が支えるという意思が明確になったためだ。

 しかし、公的な支援が、傷ついたAIGブランドをどこまで補えるかは不透明だ。

 アリコジャパンの08年4〜12月期の業績は3055億円の純損失を出し、赤字幅が日本国内大手で最大だった。保有していたAIG株の下落だけではなく、米ドル建てなどの運用資産の時価下落や円高による為替損が響いている。

 昨年9月の「AIG危機」以降、解約が急増。2月に公表した業績開示資料によると、10〜12月の3カ月間の解約返戻金支払額は2710億円に達し、07年度1年間にほぼ匹敵する。保有契約の指標も軒並み悪化している。

 アリコは積極的にテレビCMを打ち、大量の新規契約を得て拡大してきた。それだけに「ブランドイメージの低下の影響を受けやすい」(AIG幹部)。政府の支援がなければ先細りしてしまう一方、政府の関与が強まれば自由な営業に支障も出かねず、「地獄のような状態が続くことは変わらない」(幹部)。

 米政府がアリコを一時的に支えたとしても、その先にある新たなスポンサー選びは難航しそうだ。

 2月中旬に米国で行われたアリコの第1次入札には、仏保険大手のアクサ、米保険大手のメットライフなどが参加。だが、アクサなどはアリコが展開する世界約50カ国の一部の国の事業にだけ値段をつけ、AIG側が望む一括売却に沿って応札したのはメットライフだけとみられる。そのメットライフの提示額も関係者が「値段を聞いて絶句した」と言うように、AIG側の想定よりかなり安かったようだ。

 スター生命保険とエジソン生命保険についても米国時間の2月27日に最終入札を実施。米プルデンシャルが千億円規模の買収金額を提示した模様だが、金額面では折り合わず、売却決定には至っていない。米投資銀行関係者は「買い手側の金融機関も資金に余裕がなく、しばらくは高値での売却は難しいのではないか」と話す。(丸石伸一=ニューヨーク、鯨岡仁)


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