実は、CloudFlare(3月18日ごろから発生した「Spamhaus」に対する大規模なDDoS攻撃でも対応に当たったセキュリティ企業)が、2月19日から3月1日にかけて行われたAPRICOT 2013で発表したレポート、「The curse of the Open Recursor」によると、同社が観測した攻撃に利用されていたオープンリゾルバのうち、日本国内に存在するものの数は、中国(3123件)や台湾(3074件)よりも多い4625件で、アジアの中で最多だった。
4月19日に開催されたJANOG 31.5 Interim Meetingの「DNS Open Resolverについて考える」では、この衝撃的な事実を踏まえ、ネットワーク管理者はもちろん、ネットワークサービス提供者や機器ベンダなど、インターネットにさまざまな立場から携わるメンバーが、それぞれの立場で取ることができる対策は何かについて議論が交わされた。