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264とはずがたり(2/2):2005/10/16(日) 00:20:47
>>263-264

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 ■将来像描けぬ東電に救いの手

 KDDIとの提携は、東京電力の通信事業にとって大きな支援になることは間違いない。東電の勝俣恒久社長はこの日の会見で「パワードコムを売却するのではなく、KDDIと統合することにしたのは(通信事業を)大きく飛躍させられると判断したから」と述べたが、単独で進めてきた光ファイバー事業にとってもメリットは大きい。

 東電は、総延長距離九万六千キロ(平成十七年三月末現在)に及ぶ光ファイバー網を利用した家庭向け通信サービスを展開しているが、年内にもKDDIと共同展開を進めることで顧客獲得で上積みが見込める。また、光ファイバーの敷設でもKDDIが一部資金を負担する見通しで、設備投資面でも負担は軽減される。

 十七年三月期の情報通信事業は三百十九億円の営業赤字となったが、主因は光ファイバー敷設に伴う設備投資。東電はこれまで平成二十年度に累計百万件以上の加入を実現し、光ファイバー事業を黒字化する計画だったが、KDDIとの提携でこの目標を前倒しで達成できる可能性がある。

 ただ、本体で進めてきた光ファイバー事業について、分離を検討するなど、東電が通信事業から距離を置き始めたとの見方もできる。

 規模の大きさと資金力から、一時はNTT対抗勢力の本命と期待された電力会社。だが、もっとも力を注いできた東電でさえ、参入後は技術革新の激しさと料金低下のスピードの速さに翻弄(ほんろう)され、思うように収益を上げられない状況が続く。KDDIとの提携は単独では将来展望が描けない電力側の苦悩を象徴してもいる。


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