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220とはずがたり(1/2):2005/03/13(日) 02:25:40
【「6次の隔たり」(Six Degrees of Separation)理論】

インターネットは「狭い世界」を検証できるか
Kendra Mayfield
http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20020131206.html

 たった6人の知人の連鎖を介せば、世界中のどんな人にもたどり着けるというのは、本当だろうか?

 1967年、社会学者の故スタンレー・ミルグラム博士は、いわゆる「狭い世界」現象という考えを打ち出した。米国の国民全員が、せいぜい6人の知人の連鎖を介してつながっているというのだ。

 このミルグラム博士の「6次の隔たり」(Six Degrees of Separation)理論は、ポップカルチャーにまで浸透している。たとえば、『ケビン・ベーコン・ゲーム』[たいていの俳優や女優は、出演した映画の共演者をたどっていくとケビン・ベーコンに行き着けるというもの]はこの理論にヒントを得ている。

 ただ、ミルグラム博士の理論は、30年以上にわたってほとんど証明されていないうえ、今のところ再実験も成功していない。そこで現在、電子的なコミュニケーションの道具を使用して、「狭い世界」現象を検証しようとする2つのプロジェクトが進行している。

 1つは、コロンビア大学の社会学者たちによるプロジェクトで、電子メールを1つの連鎖ごとにたどっていき、世界規模でミルグラム博士の理論を検証するというもの。

 同大学の『狭い世界研究プロジェクト』では、世界中から参加者を募り、彼らから大量の電子メールを送付してもらい、目標の人物にたどり着くかどうかをテストする。プロジェクトの参加者が電子メールを送付できるのは、個人的につながりのある相手に限られる。

 ミルグラム博士によるテストでは、約300人を選び出し、1人の目標人物に到達するかどうかを検証するという規模だったが、コロンビア大学の研究者たちは、何十万人とまではいかないが、何万人という単位で参加者を募り、到達目標の人数は20人にしようとしている。

 「社会学にとってすばらしい研究になる」と、同大学の研究者であるピーター・シェリダン・ドッズ氏は言う。「われわれはようやく、物理学などの学問と肩を並べられるような、非常に強力な統計的価値を持つ実験を行なうことができる」

 コロンビア大学の研究者たちは、人口統計的データを収集し、電子メールが伝わっていく際に何が障害になるのかを見極めるほか、参加者たちがどのような戦略を使って目標人物に到達しようとするかを導き出すつもりだ。

 一方、オハイオ州立大学の研究者たちが行なう研究では、インターネットの社会的地図を作成しようとしている。うまくいけば、この地図により、多様な人々がどのようにつながっているのか、情報がどのように社会を移動していくのか、そして、社会のネットワークというものが実はどれほど狭いものなのかが明らかになるだろう。

 全米科学財団から助成を受けているオハイオ州立大学の『電子版狭い世界プロジェクト』は、ウェブをクモの巣と見立てたとき、数多くの調査対象者から発されている「糸」の中でとくに強力なものがどれかを特定し、それらがどう絡み合ってウェブを形成しているのかを明らかにしようとしている。

 プロジェクトを率いる同大学の社会学者、ジェイムズ・ムーディー氏は「個人対個人という意味で電子メールの社会的パターンを地図化するのは、これが初めての試みになる」と話す。

 「(ミルグラム博士の理論は)革新的だったが、単なる第一歩にすぎなかった。われわれがそれを補いたい」

 プロジェクトの参加者は、年齢や性別をはじめとする個人的なデータ、電子メールの利用状況、電子メールを通じた人間関係の性質などを、オンラインで調査票に記入する。これまで回答を済ませた人は800人以上におよぶが、プロジェクトでは50万人の参加者を集めることを目標にしている。


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