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214とはずがたり(2/2):2005/03/08(火) 12:32:04
>>213-214

■■危険を理解したうえで便利に使用を

 東京大学先端科学技術研究センターの玉井克哉教授は「携帯電話不正利用の予防に関する研究」を発表した。玉井教授は携帯が高機能化、広汎に普及することにより、問題の複雑化が進んでいる。問題解決は(1)利用者(2)事業者(3)法律など公的制度の3レベルがあるとした。しかし、法改正には2、3年かかり、携帯電話の進化のスピードに追いつかないとして、利用者、事業者レベルの解決が重要とした。

 今後起きる問題として、(1)汎用ブラウザ(2)暗証番号や指紋認証(3)フェリカなど非接触ICカード、がそれぞれ普及した場合に悪用される危険があるとした。

 携帯電話でPCと同じ汎用ブラウザを見られる機種がすでに登場しているが、携帯向けのブラウザクラッシャーで、携帯電話そのものの機能を止めてしまうものもあるという。このため、PCより高い安全性を事業者のレベルでとる必要性があるとした。

 暗証と指紋認証については、今後携帯電話が財布化するなど高機能化した場合に必要不可欠になるが、暗証を誕生日と一緒にするなど推定されやすい番号にするユーザーが多いと述べた。指紋認証についても、グミを使って突破する方法があるとし実例を挙げた。

 また、非接触ICカードでは読み取り機が高機能化しており、使用履歴、残額などはそばに近づければ読み取れてしまうと警告。携帯電話をポケットに入れるユーザーは4割に上るが、満員電車などでこっそり読み取り機を手袋をした手の中しのばせ、相手のポケット越しに読み取ることも可能だという。使用履歴だけでも、自分の行動パターンが相手につたわることになり、泥棒、ストーカーなどにとっては格好の情報源になってしまう。

 玉井教授は「PRだけでは油断を招く。利便性と危険性が共存しており消費者に賢く使ってもらうべきだ」と話していた。

■■災害、迷惑メール、リテラシー…

 このほか、新潟県中越地震など災害時に携帯電話がどのように使われたかを調査した、中村功東洋大社会学部教授の「災害時における携帯メディアの問題点」、迷惑メール対策を調査した横山経通弁護士の「迷惑通信に関する電気事業者の責務」、文化の約束事=リテラシーの観点から携帯文化について、水越伸東大大学院情報学環助教授の「モバイル・メディアの文化とリテラシーをめぐるソシオ・メディア研究」などさまざまな分野の研究報告が行われた。

 同研究所では子供と携帯の研究も行っており、今後、こうした分野の研究発表や、ドコモだけでなく他の携帯会社とも協力、提携なども期待される。携帯電話は日本が世界で最先端であり、海外にもフィードバックできる研究が行われていきそうだ。

モバイル社会研究所
http://www.moba-ken.jp/
 2005年3月7日


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