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1531
:
とはずがたり
:2018/05/21(月) 00:07:38
>>1527-1531
日本の大手メーカーのキャリアの担当者が、オッポに行って成果を出せるとは限らない。
またメーカーが、いいスマホを低価格で安定的に提供したとしても、キャリアに参入できるとは限らない。
参入基準は明らかにされない。
返答は遅い。
鄧宇辰氏は優秀な経営者だが、“個人”は誰がやっても一緒というファンタジーを前提として動いているのが日本社会である。
個性を認めないのなら、違いを決めるのは会社でも個人でも、その場にいる時間の“長さ”。新参者はそれだけで不利になる。
実力や商品力より“会社”の名前が重要な、それも新しいものに対しては「はあ、オッポさんですか」というような、官庁に名刺を置くだけに何年も通わせるような、意味のない努力が大事な世界。
鄧宇辰氏は日本での数年の仕事の成果は問われるが、日本のキャリアの、サラリーマンお殿様たちは契約者が減ろうが、自分は痛くもかゆくもない。
メーカーもそもそも中国に進出して大コケした携帯の責任をとっている人なんて、一人もいないのである。まさに“文化の衝突”。
しかし、オッポはたぶんキャリアに参入できるだろう。
ただし、営業戦略や商品力にかかわらず、その席は多くはないと私は予想する。“村社会”で長老たちが決める「まあ、5Gに備えて数に入れておいてやろう」の世界だからである。
現在、オッポは日本でSIMフリー市場にはすでに商品を投入している。
価格はビックカメラで5万円台である。私はこれはかなり高いと思う。手続きの煩雑なSIMフリーに乗り換えた顧客は、基本的に若く、コスト意識の高い人々である。SIMフリーのシェアは2万円台のASUSが独占している。「日本人だからいいものを買うはず」というのは過去の話(泣)。
あと中国の若者だと収入が低くてもスマホにお金をつぎ込むが、日本人の場合、そこはがんばらない。
日本の主要市場を押さえているキャリアをまず攻略というのは、グローバル社会では合理的な判断だが、村社会で最短距離が、最短距離にならない日本。現在、日本のSIMフリー契約者は全体の14%である。予想より早いスピードで伸び、30%ぐらいはいくのではないか。
キャリアにいるのは、基本“のんびりじいさん”たちである。
のんびりじいさんの会社に時間を費やすより、SIMフリー市場に低価格のスマホをもっと投入するほうが勝てる気がする。そしてできるだけメディアに露出し、“名前を覚えてもらい”、実績をつくり、そのうちにキャリアの席をもらう……、あ、これ華為技術がやったことだっけ。華為技術日本(株)、さりげなく経団連にも入ってます。
鄧宇辰氏いわく、日本のキャリアへの戦略はまだ秘密だそうだが、きっと着々と手を打っているだろう。
「私たちは日本を、商品を売るためだけの場所とは考えていない。SONYのある国でずっと憧れていた場所でもある。日本でいろいろ学んで、ここからヨーロッパなどにもシェアを広げたい。」と鄧宇辰氏。
日本のいいところは、「食べ物がおいしいところ」という、鄧宇辰氏。ソバがお好きだそう。
日本での挑戦期限は決まってない。
まだ戦いは始まったところである。
谷崎 光
作家、2001年から北京在住。代表作に松竹で映画化された『中国てなもんや商社』(文藝春秋)他、著書多数。近刊は『本当は中国で勝っている日本企業』(集英社)。ツイッターアカウントは、@tanizakihikari
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