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ADSL

1■とはずがたり:2002/11/06(水) 12:43
測定サイト http://www.bspeedtest.com/ v2.0.8
測定時刻 2002/11/06 12:39:05
回線種類/線路長 ADSL/1.0km
キャリア/ISP Yahoo!BB 12Mbps/Yahoo!BB
ホスト1 WebArena(NTTPC) 6.5Mbps(2244kB,4.1秒)
ホスト2 at-link(C&W IDC) 1.71Mbps(539kB,2.9秒)
推定最大スループット 6.5Mbps(816kB/s)
コメント Yahoo!BB 12Mbpsとしてはかなり速いです!おめでとうございます。(1/5)

https://lios-web.nttwest-lineinfo.jp/LiosApp1/LoginPub(NTT西日本)
◇線路条件
○線路距離長(エンドユーザ〜NTT収容ビル) 800m
 ○伝送損失 21dB

1479とはずがたり:2018/03/16(金) 18:00:04
田中道昭
企業と組織の戦略分析
アマゾンvs.アリババ、戦略比較で分かるアリババの凄さ
https://www.newsweekjapan.jp/m_tanaka/2017/11/vs_2.php
2017年11月22日(水)11時15分

<EC事業、リアル店舗展開、物流、金流(金融)、クラウドコンピューティング、ビッグデータ活用......世界2大EC企業であるアマゾンとアリババを比較し、両"経済圏"の戦いを読み解く>

「アマゾン効果」(アマゾンがさまざまな産業や社会全体に影響を与えていること)、「アマゾンされる」(アマゾンによって業界や企業の顧客と利益が奪われること)......特定の企業や産業のみならず国家や社会にまで大きな影響を及ぼすようになり、すべての業界を震撼させる勢いのアマゾン。

一方、今年の中国「独身の日」(11月11日)の取引額が昨年比39%増、過去最高の1683億元(約254億ドル)を記録し、アイスランドのGDPを1日で凌駕するまでに成長を遂げているアリババ。

アマゾンとアリババとの戦いとは、もはや米州経済圏と中国+アジア経済圏での消費経済の戦いという様相を呈し始めている。

現在アマゾンは米州(アメリカ、カナダと中南米諸国)が主な事業エリアであり、それに加え、ドイツ、日本、英国でアマゾン本体事業の4分の1の売上を上げるようになってきている。アマゾンにとっては欧州や日本を攻略したあとで、いかにアジアで勝利できるかが大きな鍵を握っている。

それに対してアリババは、中国での圧倒的な存在感を武器にアジア諸国を攻略している。アマゾンとの最終戦に勝利できるかは、欧米や日本市場をいかに攻略できるかにかかっているといえる状況だ。アマゾンが米州を中心に事業を伸ばし、アリババがグレーターチャイナ(中国本土に加え、香港、台湾)を中心に事業を伸ばしてきているということは、それぞれの地域の消費者経済を比較しているようなものだろう。それぞれの地域との関係性や特徴の影響を強く受けているともいえる。

本稿では、筆者の新刊『アマゾンが描く2022年の世界――すべての業界を震撼させる「ベゾスの大戦略」』(PHPビジネス新書)の第6章「アジアの王者『アリババの大戦略』と比較する」(同章全33ページ)から内容を抜粋し、アマゾン経済圏とアリババ経済圏の戦いを両者の大戦略の比較から論じてみることにしたい。

「商流」「物流」「金流」ではアリババがアマゾンに先行
ECから派生した広範なサービス群、カリスマ的な経営者、ネットからリアルへの進出、異様なまでの成長速度と、アマゾンとアリババにはさまざまな点で重なるところがある。

その一方で、アリババはすでにさまざまな事業領域において量と質ともにアマゾンを凌駕し始めている。最も端的にこのことを示すには、現在のアリババのビジョンを紹介するのがいいだろう。それは、「米国、中国、欧州、日本に次ぐ世界第5位のアリババ経済圏を構築すること」というものだ(アリババは2020年の流通総額の目標を約110兆円としている。なお、2017年実績は約60兆円。いずれも1米ドル=110円換算)。

はじめに、ここでは両者を構成する要素を、図式的に比較してみよう(下の図表30参照)。アマゾンとアリババの違いや、アマゾン以上に進化しているアリババの凄さが浮き彫りになってくるはずだ。

ECサイトという事業で比較すると、「自分で仕入れて自分で売る」直販型がより主体でその典型事例であるアマゾンに対し、マーケットプレイス型主体で、中小企業や個人をサポートするビジネスモデルのアリババ、と位置づけることができる。

リアル店舗の展開では、アリババが質量ともに大きく先行している。アマゾンは2017年にホールフーズを買収し、無人コンビニも試験導入中だが、アリババは数年前から、スマホアプリでのみ支払いができる新型スーパー「盒馬鮮生」を展開、北京や上海を中心に13店舗まで拡大している。また地方における拠点「農村タオバオ」は全国に3万店舗以上、無人コンビニも正式営業を始めている。

物流はアマゾンが最も強みにしているところだ。自社で独自に物流ネットワークや倉庫も構築し、出展者の商品の保管から発送までを担うFBA(フルフィルメント by Amazon)として事業展開を行なっている。しかしアリババもまた、これまでに5兆円をかけて24時間配達可能なスマート物流ネットワークを急速に拡大してきた。5年以内には「中国の国内はどこでも24時間以内、世界どこでも72時間以内に配達できる」物流ネットワークを実現すると、会長であるジャック・マーは豪語している。

1480とはずがたり:2018/03/16(金) 18:00:17

金流(金融)では、アリババがアマゾンを完全に凌駕している。アマゾンも決済サービスであるアマゾン・ペイや小規模事業者向けに運転資金を融資する「Amazonレンディング」を行なっているとはいえ、アリババのほうは最早「フィンテックの王者」。ECサイト事業や物流事業との三位一体で金融事業を伸ばしてきており、スマホ決済サービス「アリペイ」は世界最大級の決済サービスに育っている。

そのほかの金融サービスを見ても銀行を超えるものであり、すべての金融商品を含めた実質的な資金量もメガバンク並みだ。2017年9月15日のウォール・ストリート・ジャーナルの記事によれば、アリババグループのマネー・マーケット・ファンド(MMF)である余額宝(投資商品)の預かり資産が、わずか4年で世界最大に膨れ上がり、2110億ドル(約23兆3000億円)にまで増加した(2位のJPモルガン・アセット・マネジメントが運用するMMFの2倍以上)。これも、アリペイのスマホアプリによって利用者が簡単に資金をMMFに移動できるというフィンテックによるものなのだ。

アマゾンは政府に敵対的、アリババは米中両政府と良好関係
クラウドコンピューティング・サービスではどうだろうか。現時点ではアマゾンのAWS(アマゾンウェブサービス)が圧倒的な世界ナンバーワン。とはいえ、アリババもAWSを目標に「アリババクラウド」を展開しており、中国市場ではシェアナンバーワンだ。日本ではソフトバンクと合弁で「SBクラウド」を設立、日本国内での提供も始まっている。

続けて、「ビッグデータ×AI」について。アマゾンは顧客の購買履歴データ、音声データ、画像データなどのビッグデータをAIで活用している。それはアリババも同様だが、加えてアリペイを含めたスマホアプリを通じた位置情報データの取得も進んでいるため、ビッグデータの量や質ではアマゾンを超えていると推測される。

経営者同士を比較すると、ジェフ・ベゾスはビジョナリー・リーダーシップの経営者であり、天才と評価される一方で「火星人」と言われるほど人間的には「変わり者」だとされている。

一方、ジャック・マーは中国人にとっての「神様」。その経歴も対照的で、ベゾスは幼少から学業優秀で有名大学出身の「優等生」だが、ジャック・マーは高校受験に2度失敗、大学受験に3度失敗したという「劣等生」だった。中国人の間では、ジャック・マーが「劣等生」出身だったことも人気の要因になっている。

政府との関係性においても、両者は正反対である。アマゾンは地域社会と数々のコンフリクトを起こし、トランプ大統領が「小売店に大きな被害をもたらしている」と批判すれば、ベゾスは「彼は大統領にふさわしくない」と言い返すという敵対的な関係にある。

しかし、アリババと中国政府との関係は現時点ではきわめて良好。政府の要人がアリババの株主や役員として名を連ねている。トランプ大統領ともジャック・マーは会談しており、「アリババが米中をつなぎ、100万人の雇用を米国で生み出す」と確約したといわれている。

一見して明らかなのは、アリババの成長スピードのすさまじさだろう。アリババは「105年続く企業」を標榜しており、その意味ではアマゾンの超長期志向の経営と重なるのだが、足元のスピード感はアマゾン以上だ。創業わずか20年弱にして、中国で独占的ともいえる地位を築いた「帝国」。2017年の流通総額は約60兆円。時価総額に至っては、2017年10月10日に4700億ドル(約53兆円)を記録し、アマゾンの時価総額をいったん超えている。

「神様」ジャック・マー:アリババの「将」と「法」
では、アリババを創業した「将」こと、ジャック・マーとはどのような人物なのだろうか。

ジェフ・ベゾスがビジョナリー・リーダーシップ、すなわち「将来こうなりたい」という大きな夢で人を鼓舞するタイプのリーダーであるとするなら、ジャック・マーはミッション・リーダーシップ、すなわち「中国は、世界はこうあるべきだ」いう社会的なミッションを掲げて人を巻き込んでいくタイプのリーダーだといえそうだ。

私は2012年前後に香港に居住し、グレーターチャイナやアジア全域のクライアントビジネスを担当、相前後して中国とのビジネスも長年経験してきている。今回、改めてジャック・マーの人物像を探るため、30人以上の中国人留学生や中国人ビジネスパーソンにヒアリングを行なった。

その結果、浮かび上がってきた人物像は、やはり「偉人」「英雄」「神様」「チャイニーズドリームの象徴」。現代の中国人が尊敬し、英雄視する対象としてのジャック・マーであった。バイドゥ、アリババ、テンセントという中国3大IT企業のなかでも、経営者としての存在感はジャック・マーが抜きん出ているという。その理由は彼が掲げる社会的ミッションだ。中国のためにインフラを整備する、よりよい世界にするという一貫した態度が、多くの中国人を惹き付けているのである。

1481とはずがたり:2018/03/16(金) 18:00:38
>>1479-1481
ジャック・マーに影響され、「自分も起業したい」「自分も中国のために働きたい」と考えるようになった中国の若手ビジネスパーソンの数は、私たちが想像もできないほど多いに違いない。私個人の印象でも、利己主義に陥らずCSR的な大志を持って仕事をする人間の数は、日本人よりも中国人のほうが多いのではないかと思うくらいである。

私たち日本人は、中国企業のプレゼンスやテクノロジーの驚異的な進化に加えて、中国人ビジネスパーソンの意識の進化にも目を向ける必要がある。私心的な野心家より、大きな使命感を持つ人たちが確実に増えてきているのだ。

私が教えている立教大学ビジネススクールで学ぶ中国人留学生も、みな「日中の懸け橋になりたい」との熱意に溢れている。彼らは「ジャック・マーがいなければ、今ごろ中国は全然違う国だった」と語る。「中国のためにインフラを整備する」というジャック・マーの言葉は絵空事ではないようだ。自分が発言したことをすべて実現させたからこそ彼は尊敬され、中国人の神様になったのである。

世界初のスマートシティを実現するのは「マカオ×アリババ」か?
今年に入って、アリババはマカオ政府とスマートシティ構想のための戦略提携を結んだ。マカオは米国のラスベガスを抜いて世界最大のカジノ都市に成長しているが、近年はシンガポールも強力なライバルであり、数年内には日本も競合市場として立ち上がってくると予想される。

このようななかで、マカオを世界一のカジノ都市に育て上げたマカオ政府の機動力に溢れたスピード経営には定評がある。そのマカオとアリババがスマートシティ構想で手を組んだとするなら、世界初の本格的なものが出来上がると予想せざるを得ないだろう。

私が予想しているのは、2者で発表している「クラウドコンピューティング・センターおよびビッグデータ・センターを建設し、観光業の促進、人材育成、交通管理、医療サービス、都市総合管理サービス、金融技術への応用を目指す」という構想に、実際の展開が留まらないのではないかということだ。

たとえば、ブロックチェーン先進国であるエストニアを凌駕するブロックチェーン先進国をマカオのスマートシティで実現しようと考えているのではないか。より具体的には、エストニアのように国家や国民のインフラ部分を「ブロックチェーン×電子化」することはもとより、ブロックチェーンを活用した新たな仮想通貨を同スマートシティ起点で広げていくことなども視野に入れているのではないかと想像している。

アリババは自動運転にも巨額の投資を行なっていることから、マカオが、バスやタクシーの完全自動運転が実用化される世界最初の都市になるかもしれない。通貨、納税、医療、教育、観光、各種インフラに至るまで、ブロックチェーンとスマホが融合されたスマートシティがマカオで創造される可能性は大きいといえそうだ。

次回は、アマゾン経済圏とアリババ経済圏の戦いのなかで、リアル店舗、フィンテック等の分野での比較分析を行うとともに、アリババの世界進出を阻むリスク要因や問題点についても考察していきたい。


『アマゾンが描く2022年の世界
 ――すべての業界を震撼させる「ベゾスの大戦略」』
 田中道昭 著
 PHPビジネス新書


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