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1420とはずがたり:2017/10/10(火) 08:56:08
>>1419
■価格を決めてもらうことのメリットとデメリット

ここまで事業者にとってPWYWを導入する狙いを確認した。では、PWYWには事業者にとってどのようなメリットとデメリットがあるのだろうか。

メリット一つ目は、PWYWによる宣伝効果である。PWYWを採用している商品やサービスは極めて少ないため、ニュースやソーシャルメディアなどでPWYWの情報が広がり、宣伝効果による売上増を期待できる。

メリット二つ目は、労働者のパフォーマンス向上が期待できることだ。利益を還元することを労働者へ周知すれば、利益を上げるために労働者は努力する。その結果として、製品やサービスのクオリティが向上する。そして、クオリティの向上を認めた消費者によりPWYWでの売上増が期待される。つまり、労働者のパフォーマンス向上と売上増加の良いサイクルへと繋げることができる。

デメリット一つ目は、顧客の支払額低下による収支悪化のリスクだ。顧客が支払う価格が低い場合、十分な売上げを得ることができず、研究開発費や製造費、人件費などのコストを回収できない可能性がある。

デメリット二つ目は、長期の収支リスクである。PWYWの話題性などにより一時的に売上げを向上させたとしても、長期に渡って利益を生かどうかのリスクが残る。

■これからPWYWはどうなる?

英国や米国などサービスに対しチップを支払う文化がある国では、顧客が価格を決める行為に慣れている。実際に、これらの国では音楽やゲーム販売などでPWYWの導入事例が多い。しかし、チップの文化がない日本では、顧客が値段を決めるという行為に不慣れであり、製品やサービスに価値を認めても、適正価格を支払わない顧客が多くなることが懸念される。

ZOZOTOWNの例では送料が自由となったが、社長の前澤氏は、「0円」を選んだ人が38%いたことを明らかにしている。

近年、通信販売の送料無料などにより、宅配業者の人手不足による厳しい労働環境と宅配料金の値上げについての報道が多く行われている。これらの報道により、消費者の間で、送料を適切に支払った方が良いという認識が広まっているように思われる。ZOZOTOWNの「送料自由」が通販業界のみならず、日本の事業者や消費者にどう影響するのか注目していきたい。(ZUU online編集部)


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