[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
メール
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
1001-
1101-
1201-
1301-
1401-
1501-
1601-
1701-
1801-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
ADSL
1188
:
とはずがたり
:2016/10/20(木) 22:47:24
「当時アームの最高経営責任者(CEO)だったウォレン・イーストとはこの間も何度も会っていた。彼と話しているとやはりアームへの評価は高まり、僕の中でぶれなかった。株価は10倍になったけど、いつも買いたいと思っていたよ。そして、もう一回パラダイムシフトが起きると確信した。インターネットの中心軸がパソコンからスマホに、そしてIoTにシフトすると。その入り口にある今、もう一度挑戦したいと思ったのです」
「僕は世の中を大きく変えるような発明をしたわけではない。何か一つだけ平均的な人と比べて特徴的な能力があるとすれば、それはパラダイムシフトの方向性とその時期を読むことに関心が強いということだ。目の前の2〜3年の小銭を稼ぐようなことに、僕は興味がない。10年後や20年後に花を咲かせるものをタネの段階でかぎ分ける能力と、それに対してリスクを取りに行く覚悟が人より強いのだと思う」
■既存事業は宮内氏に任せる
――孫さんは自分の時間の90%を米スプリント再建とアームに費やすと公言しています。本業である国内の携帯電話事業は大丈夫ですか。
「これまでも新しいパラダイムシフトのたびにソフトバンクの持っている経営資源を全て突っ込んできた。僕の時間もすべてです。最初はパソコンソフトの卸売りや出版・展示会をやっていたが、インターネットにシフトする時は99%そっちに時間を費やした。もう家出状態で冒険に出ちゃう。ブロードバンドで、ヤフーBBでNTTに挑戦した時には、アポを全部キャンセルして本社も出た。でも大丈夫。『俺はブロードバンドをやるから、みやうっちゃん、あとはよろしくね』と(笑)」
――宮内謙副社長に全部丸投げすると。
「そう。モバイルインターネットの時も僕はフーテンの寅さん状態ですよ。新しいマドンナを見つけて恋い焦がれて出ていっちゃう。あとは宮内に任せる。いつものパターンで今回もそう。5年に1度くらいのペースで寅さんは家出しちゃうんだ。みやうっちゃんは僕より8歳上だけど髪の毛もフサフサしていて若そうでしょ(笑)。だから大丈夫」
――アーム買収には3兆3000億円強の巨費を投じます。
「やっぱり3兆3000億円はそれなりのカネ。資金を捻出するために売りたくもない中国アリババ集団やスーパーセル(フィンランド)の株を売った」
――資金繰りは周到だったように思います。
「実は1年くらい前にごく一部の幹部に『俺はアームを行くべきだ』と言った。でも当時はスプリント再建がまだ軌道に乗っていない。ある幹部から『何を言っているんですか』と反論された。まあ、もっともな意見だなと。でも今年の夏くらいからは軌道に乗るという絵が描けた。ならそろそろ試合に出るぞ、と。そのために資金を調えていた」
「これまでパラダイムシフトの勝負時には売れるものを片っ端から売って勝負に出た。今回はほんの一部。だから全然フルショットじゃない。コントロールショットだよ。サンドウエッジで軽くちょーんと打つ感じかな(笑)。それは言い過ぎか。でもピッチングウエッジで刻む程度。これほど大きな勝負をピッチングウエッジでできる。こんなに余裕をかましていいのか、ちょっと(過去の)自分に対して申し訳ないくらいの余裕ですよね」
■アローラ氏「そんなに待てない」
――ただ、今回は後継者と目していたニケシュ・アローラ氏と決別するという覚悟を示しました。
「そうですね。これほどの挑戦はやはり自分自身が船長として、船のマストに自らを鎖で縛り付けるくらいの覚悟でやりたい。そういう状況で彼ほどの人物を副船長のまま10年も待たせるのは申し訳ない。彼には『俺は10年は船長のまま走りたい』と言った。ニケシュはそんなには待てないと。それじゃ、しょうがないねということになった」
――アローラ氏の退任発表は株主総会前夜で議論を呼びました。
「僕自身そういう気持ちになったのだからもう一回再任して待たせてとか、気持ちをごまかして続けるのは良くないと思った。それならスパッと行こうと。ケンカ別れじゃないですよ」
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板