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1021とはずがたり:2015/12/04(金) 17:45:39

結局ヤフーはグーグルと縁を切るべく買収を重ね、ついに2004年、Google検索をサイトから外しました。その後グーグルはさらに繁栄を極め、ヤフーは衰退していきました。

フェイスブックも取りこぼす

フェイスブックには、知られているだけでも11件の買収オファーを断ってきた歴史があります。名乗りを上げたのはグーグル、バイアコム、そしてヤフー、などです。2006年、ヤフーはフェイスブックの投資家たちと売却交渉を進めていましたが、株価低落で10億ドル(約1200億円)相当のオファーが8億7500万ドル(約1100億円)に目減りしてしまいました。そしてフェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOは、その取引から手を引いてしまいました。

マイクロソフトからの買収提案を蹴る

2008年、マイクロソフトのスティーブ・バルマーCEOはヤフー買収に非常に積極的でした。彼らは当時検索エンジン競争の中で確固たる2位につけていたのです。同年2月、ヤフーの取締役会はマイクロソフトの440億ドル(約5兆4000億円)というオファーを「安すぎる」と判断しました。ニューヨーク・タイムズによると、ヤフーは「ヤフーの事業が衰退しているという見解に異議を唱えた」そうです。ただ一応、ヤフーは2009年にマイクロソフトと契約を結びはしましたが、それは自前の検索機能をマイクロソフトのBingに置き換えるという内容でした。

Flickrを枯れさせる

ちょっと前の時代、ネット上での写真共有といえばFlickrでした。Facebookが普及する前、それはほとんど写真共有のデファクトになりつつありました。でもヤフーはFlickrをソーシャルネットワークとしては捉えず、社内的な考え方によってそれをゆっくりと殺してしまったんです。2012年のギズモードの記事にもこうあります。

「Flickr買収の理由はこれでした。ユーザーのコミュニティではありませんでした。そんなのはどうでもよかったんです。Flickr買収の理由は、ソーシャルコネクションを強化するためではなく、多くの画像のインデックスをマネタイズするためだったのです。コミュニティもソーシャルネットワーキングもどうでもよかった、ユーザーなんて気にもとめていなかったんです」

この目の付け所の違いが大きな問題となったのだ。当時、ウェブは急激にソーシャルの方向へと成長しており、Flickrこそ、その最前線だったのである。グループ分けしてコメントする、人と繋がる、まさにソーシャルの全てが花開こうとしていたのだ。しかし、ヤフーはそれをただのデータベースとしてしか見ることができなかった。

自らをテック企業だと考えず

ヤフーはいつも、メディア企業なのかテック企業なのかと困惑されがちです。コンピューターサイエンティストでベンチャーキャピタルY Combinatorの創設者であるポール・グレアム氏は、ヤフーがなぜグーグルやマイクロソフトとは異なる奇妙なテック企業となってしまったのかを分析しています。いわく、ヤフーはソフトウェアではなく広告から利益を得ていたので、自分たちはメディア企業たるべきと考えるようになり、スタートアップらしいカルチャーからも意図的と思えるほどに遠ざかってしまいました。グレアム氏はまた、ヤフーがその初期、テック企業の方向に進めばNetscapeのようにマイクロソフトにつぶされることを懸念したことも指摘しています。


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