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鉄道貨物輸送研究スレッド
807
:
荷主研究者
:2009/06/14(日) 16:12:18
>>806
続き
●着側に倉庫があればメリットが出る
一方、新潟工場では従来から焼島駅から車扱列車の専用線が敷設してあり、現在でも運行されている。車扱の有蓋貨車は発車するまでに並び替えて組み直す必要があり、時間と手間がかかる。さらに、線路は公道を横切って工場に入るため近隣の交通の妨げになる。この点、新コンテナ専用線はすぐ隣が工場となるため、公道を跨がずに輸送できる。
同社は最新設備(9号抄紙機)を導入するにあたり、官公庁との間で交渉が長引いた経緯がある。新設備を設置した敷地と新潟工場の間には公道が通っており、パイプラインによってボイラーとパルプを供給している。そのパイプラインを地下に通すか、上を通すかで手続きに手間がかかったという。
結論は上を通すことになったが「新しく公道に踏み切りを作るのは至難の業」(同)と述べる。新コンテナ線は道路を渡る必要がないため官公庁の許認可はいらず、手続きはJR貨物との交渉だけで済んだ。
他方、環境という視点で鉄道輸送が見直されモーダルシフトを拡大しているメーカーは増えているが、専用線は近年でさえ廃止が続いている。コンテナ線を導入するメリットを訊くと、「着側に専属の倉庫があることが大きい。隅田川駅にJR貨物の倉庫と専属契約し、横浜本牧駅でも埠頭に倉庫がある。線路から降ろしてすぐ倉庫に保管できるメリットがある。降ろすほうの条件が合えばメリットが出るのではないか」(同)と言う。
今後、車扱列車は2〜3年で廃止し、新コンテナ専用線と新潟貨物ターミナルからのコンテナ輸送に切り換えていく。有蓋貨車の利用は現在、王子製紙と北越製紙の2社だけとなっており、JR貨物からは平成24年3月のダイヤ改正までの廃止が伝えられている。廃止後、旧専用線の線路と施設は取り壊す予定だという。
北越製紙では有蓋貨車の廃止後も鉄道利用比率の36%を維持する方針で、環境負荷低減に向けて積極的に鉄道輸送に取り組む。
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