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鉄道貨物輸送研究スレッド
806
:
荷主研究者
:2009/06/14(日) 16:11:31
http://www.cargo-news.co.jp/kiji/2009/03/090331hoku.html
2009年3月31日 カーゴニュース 第3786号
北越製紙 新コンテナ専用線を敷設、鉄道利用比率36%を維持
「コンテナ専用線の敷設は降ろす方の条件が合えばメリットがでる」
北越製紙(岸本晢夫社長)は昨年9月、製紙・パルプの工場としては国内最大級の新潟工場にコンテナ専用線を新たに敷設し鉄道輸送の拡大と環境負荷低減を進めている。専用線はメーカーの大規模工場などに敷設されているが、貨物輸送の構造転換などで近年でも廃止される例が続いている。
しかし、今回の敷設は専用線としてはJR貨物民営化後の2例目であり、コンテナ専用線としては初の事例となった。今回、北越製紙の鉄道貨物輸送の戦略について聞いた。
新コンテナ専用線はJR貨物の東新潟港駅と焼島駅の間から分岐させ、210㍍のプラットフォームを設置、コンテナ車9両が入れるコンテナホームを2本設けた。
現在、新潟工場から鉄道輸送を使用する場合、3ルートがある。ひとつは新コンテナ専用線を利用したもので1日12フィートコンテナ75個分。二つ目は新潟貨物ターミナルからのコンテナ輸送でこちらも同コンテナ75個分(この2ルートで750㌧)。もうひとつは従来からある車扱専用線を利用した有蓋貨車32両編成(480㌧)によるもの。
関東向けが大半以上を占めており、隅田川駅、新座貨物ターミナル、熊谷貨物ターミナル、輸出は横浜本牧駅まで輸送する。
●鉄道輸送比率36%を維持
新コンテナ専用線の計画は2年半前に遡る。新潟工場では新聞のチラシ、通販のカタログなど印刷情報用紙の増産を図る目的で、最新設備(9号抄紙機)の導入を決めた。新設備の稼働で3割程の増産が予定され、当然、貨物量も増加する。従来から同工場に設置してある車扱専用線は手いっぱいである上に、新潟貨物ターミナルも取扱増に対応する余力もない。さらに「CO2削減のためにも現在の鉄道輸送比率の36%は維持して運びたかった」(佐々木啓一・新潟工場工務部技術室物流担当部長)と述べる。
9号抄紙機は大型で全長が約200㍍に及ぶ。このため既存の新潟工場にはスペースに空きがなく、新たに隣接する土地を購入し、そこに新設備を設置した。総投資額は550億円、このうちコンテナ専用線は2億円。隣接地のすぐ脇には貨物線が通っていた。
「鉄道利用比率は守っていくことが大前提でコンテナ専用線の投資効果は考えていない。トラックが増えれば近隣住民に迷惑がかかる。横もち費用や効率化というよりは、CO2を削減するというメリットが大きい」(同)と新コンテナ専用線の導入目的について強調する。
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