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鉄道貨物輸送研究スレッド
1047
:
荷主研究者
:2010/03/20(土) 17:25:10
>>1046
貨物時刻表は、数年前までは購入する度に今回はどの貨物駅・専用線・車扱輸送が廃止になってしまったかと、ハラハラしながら頁をめくったものだが、今はそんな心配は全くいらないまでに整理されてしまったわけで、ある意味安心して確認ができるのだが、それでも気付いた点は下記の通りいくつかあった。
*18〜19頁 1,300トン列車が2本減少し、1,200トン列車が3本増加。まぁ、長編成列車全体の輸送力が増加したのは間違いないが、1,300トン列車が減るのは何か寂しいねぇ。
*75頁 2009年の貨物時刻表の際にも指摘したが、稲沢〜南松本に臨専でセメントのスジが残っている(返空もある)。南松本の各セメント会社の専用線は全て廃止になった筈だが、なぜ?と思っていたが、その答えのヒントが『JR貨物ニュース』2008年2月15日号4面にあった。南松本駅の記事中に、「専用線で繋がる工業団地が、昭和43年、ほぼ同時に稼働したことから『団地線』と呼ばれる専用線だが、石油会社以外の団地企業は現在この線路を使っていない。が、『道路が万一使えなくなった時のために』、剥がさず残してあるそうだ。」とのこと。セメントの臨貨もスジだけは念の為確保してあるといったところだろうか。
*104頁 車扱列車が減ったせいで気付いた感があるが、宇都宮(タ)〜川崎貨物に臨専で砕石がある。貨物時刻表を確認したら、2003年10月改正からあった。バラスト用だとは思うが、砕石という種別は貴重な存在だろう。
*141〜142頁 秩父鉄道の三ヶ尻着で行われていた産廃のコンテナ輸送。2009年の貨物時刻表では703レは「コンテナ・その他」だったが、2010年は「その他」になっている。(返空も然り)廃止になったとは思いたくないが、越谷(タ)・新座(タ)発送という近距離で、年間数千トンという大した量でもなく、気になるところ。
*160頁の秋田営業支店のコンテナ駅に「秋田港」が追加されているが、169頁のコンテナ取扱駅一覧には「秋田港」が無い…。貨物時刻表はこういう詰めの甘いところが昔からある。
*そして今回、大きく変わったと言えば、275頁以降の「コンテナ取扱駅構内図」だ。数年前から掲載駅を拡充する傾向にあるが、基本的にORS以外のコンテナ列車が発着する全ての駅(未掲載は北王子、竜王、臨海鉄道・民鉄ぐらいか)を掲載する方針なのかもしれない。今回、追加になったり変化があったのは下記の駅。
音別、富良野、北見、札幌(タ)(コンテナホーム部分だけ拡大されて、OT等は省略)、苫小牧(第3コンテナホームが完成)、水沢、石巻港(これ石巻駅だろっ!って声を大にして突っ込みたい。石巻港の配線知りたいのにぃー)、名取(コンテナ線はJR貨物所有で機回線がサッポロビール専用線と分かる。名取駅が専用線コンテナ扱い駅でないことが疑問だったが、納得!)、日立(日立製作所の専用線あり!)、多治見、百済(おおさか東線が複線化、駅構内も大幅に配線変更されている)、新居浜、名古屋南貨物がスペースの関係か削除。
とりあえずこんなところかねぇ。
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