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文殊菩薩(マンジュシュリー)

1浩樹:2006/07/05(水) 14:45:23
サンスクリット語(デーヴァナガリー語)でベッカムの左腕に
入っているような刺青を入れたいと思っています。
入れたい文字は文殊菩薩(マンジュシュリー)のご真言である
(オン ア ラ ハ シャ ナウ)という文字とマンジュシュリーと
2つ入れたいと考えています。そして彫師に頼んだところ入れた
い文字をプリントアウトして持ってきてくれと言われたのでいろ
いろネットサーフィンをして翻訳サイトを探したのですがどこの
サイトも微妙に形が違うし、文殊菩薩のご真言を調べた時もある
サイトでは(オン ア ラ ハ シャ ナ)なのにあるサイトでは
(オン ア ラ ハ シャ ノウ)だったり、ご真言のふり仮名も
普通にローマ字読みで(on a la ha sya na)だったり(Om a ra pa ca na)
と書いてあったりして訳が分からなくなってしまいました。
そこでお手数ですが文殊菩薩のサンスクリット読みの『マンジュシュリー』
とそのご真言である『オン ア ラ ハ シャ ナ』という2つの単語を
仏教的に見てもおかしくないサンスクリット語(デーヴァナガリー)に訳し
てもらえませんか?やはり一生物なので間違った言葉を入れる訳にはいきません、
インドのお坊さんが見てもちゃんと読めるような文字に訳して欲しいのです。
急なお願いで誠に申し訳ないのですが翻訳のほうよろしくお願いします。

2近藤 貴夫:2006/07/05(水) 19:40:54
一応、一つの答えを書いておきます。
मञ्जुश्रीः
↑マンジュシュリー(単数主格)
ॐ अ र प च न ।
↑オーン、ア・ラ・パ・チャ・ナ

但し、説明が要りますので、少々お待ち下さい。

3近藤 貴夫:2006/07/05(水) 23:21:04
ええっと、Windows XPとかの環境なら、上の書き込みのデーヴァナーガリー
表記は読めますよね、多分。

まず、サンスクリットは言語で、デーヴァナーガリーは、それを表記する
文字の一種です。そこは問題ないですよね。
そして、サンスクリットは歴史上、デーヴァナーガリー以外の文字(親縁
関係にあるものが多いですが)でも書かれてきたし、デーヴァナーガリーで
サンスクリット以外の言語(例えばヒンディー語・ネパール語・マラーティー
語など)も書かれます。そこまではいいですか?

で、言語には、多かれ少なかれ、幅があります。
長年、広い地域で使われてきたサンスクリットにも、発音・文字・語彙等に
関して、揺れがあります。

そして、日本人には「絶対これは違う文字だろう」と見えるような字形の
差が実は全く問題ない違いだったり、「え、こんなところで区別するの?」
と思う微妙な差異で違う文字になったりします。
日本語の漢字で、沢と澤が実は大した違いでないのに、牛と午が大きな違い
だったりするのと、同様です。

ですから、一つだけが厳密に正しくて他が間違い、ということはない反面、
ちょっとした違いでも肝心のところが違うと、違う文字・言葉になるのです。

4近藤 貴夫:2006/07/05(水) 23:30:50
ですから、

>サイトを探したのですがどこのサイトも微妙に形が違うし、

というのは、想像ですが、<許容範囲内の違い>が大半だろうと思います。

発音も、日本にサンスクリットが伝わってきた時点で、既にインドでの
方言差によって、聞き取られ方に違いがあったのです。そこに日本独自の
言葉の変化の影響が加わって、更に「日本訛り」の真言が伝統的に伝え
られてきました。
ですから、同じ梵字をカタカナで、ナと書いたりノウと写したりしますが、
そこまで含めて、簡単に「間違いだ」とは言えない範囲なのです。

5近藤 貴夫:2006/07/05(水) 23:38:21
日本人には大きな違いに思える発音の差が、実は大した問題ではなく、
日本語では同じ音としか思えないような微妙な差で、違う言葉になる。
発音についても、そういう部分が沢山あります。

また日を改めまして、私なりの説明を続けます。

6近藤 貴夫:2006/07/06(木) 15:46:02
まず、使用される字体は、デーヴァナーガリーと決めて宜しいのですね。
日本の仏教では、招来時のシッダ=マートリカー体(いわゆる梵字)を、
伝統的に用いております。他にも各時代・地域の字体があって、どれか
だけが正しい、ということはありません。

そして、同じデーヴァナーガリーにも、幾つもの異体字を持つ文字があり
(日本の変体仮名のように)、また、日本の文字や欧州の文字と同様に、
様々な書体(フォント)が使われております。
書体が変われば文字の形が変わることは、例えば英語の小文字のaやgなどを
思い浮かべて下されば想像がつくと思います。
これら、同じ文字体系の中での異体字や、書体の差も、どれかだけが正統で
他は間違い、とは言えません。
ゴシックで書かれようが、明朝体で書かれようが、教科書体で書かれようが、
或いは文字の線が太かろうが細かろうが、同じ日本語文として認識される
のと同様であります。

7近藤 貴夫:2006/07/06(木) 16:02:27
そして、ある書体を選んだら、菩薩名やご真言全体をそれで統一しなくては
美しくないことは、申すまでもありません。
そういうわけですから、デーヴァナーガリーの書体差の実例をここでお見せ
できないのは残念ですし、私も書体名や関連サイトに詳しくないのです。
お選びになることはないでしょうが、本当にポップな書体や、走り書き風の
書体も、雑誌などでは見受けられます。

長くなって済みませんが、説明の本論はまだまだこれからです。
お考えを整理するヒントになればと思って書いておりますので、そんな
ことは先刻承知だから飛ばしてくれとか、そこが分らないからもっと
詳しくとかいうことがありましたら、おっしゃって下さい。

8近藤 貴夫:2006/07/06(木) 20:15:34
まず、菩薩名マンジュシュリー(文殊師利)ですが、マンジュ(maJju)は
「愛らしい・美しい・魅力的な」などの意味、シュリー(zrii)は「富・
繁栄;高位・栄光・威厳;美・光輝」などの意味を持ち、それら両要素の
合成名詞です。多義的ですが要は「マンジュなシュリーを持つ者」ですね。
漢語に訳して「妙徳」「妙吉祥」などとされます。
実は、-ii語幹の男性名、というのはとても珍しく、何も知らずにこれだけ
聞いたら、女性の名前のように聞こえます(シュリーは女性名詞)。

これの文字表記ですが、最初のマの字は問題ないでしょう。この字の左下の
クルッと曲がるところの形が、中に空洞が空こうが潰れようが、「角が
しっかりあるんだよ」と示せていれば大丈夫です。
次のンジュの字は、ニャの字の要素とジャの字の要素が、上下に並ぶか、
左右に並ぶかのバリエーションがまずあります。上下の方が、どちらかと
言えば古風で優勢だと思いますが、母音のウが下に付くので微妙です。
どちらでも良いですが、文字列の天地幅を抑えたい場合は左右に並べて
ください。
続いて、上下の場合、上に来たニャの字の要素が、その上を走る長い横線
(シローレーカーという)を切るか切らないか、というバリエーションが
あります。
三文字目のシュリー。これもあまり形の差はないでしょう。
問題は、単数の主格・或は呼格であることを示すための、ヴィサルガ(右
側のコロンのような点)を付けておくかどうかで、これを付けますと、
「マンジュシュリーヒ」のように読みます。辞書の見出しなどでは付いて
いませんが、実際の文中では、見出しのままの形では用いられません。
「文殊を」なら「マンジュシュリヤム」、「文殊のために」なら「マンジュ
シュリイェー」、「文殊によって」なら「マンジュシュリヤー」などと
変化をするのです。

9近藤 貴夫:2006/07/06(木) 20:25:35
次に、ご真言の方は、冒頭のオーンの字はもともと付いておらず、
अ र प च न ।
だけであったらしい、ということです。逆に、更に後代になりますと、
ॐ अ र प च न धीः ।
と、最後にディーヒ(智慧・思考力・観念・思想・祈りなどの意味)が
増えています。ちなみに行末の縦棒は、ダンダと言って、英語で言う
ピリオドに相当します。日本で縦書きに梵字を書くときには、これは
書かれませんので、省いても構わないでしょう。

まだ続きます。

10近藤 貴夫:2006/07/06(木) 22:43:35
ご真言(マントラ)には、その中に文法的要素があって文としての形態を
成しているものと、象徴としての文字が並列的に並んでいるものがあります。
文殊菩薩のこの真言は、後者です。

オーン(唵)の字は、デーヴァナーガリーであれば、ほぼこの形です。
オン、と短く切るのは、読み方として好ましくありません。
オーーーーンー、乃至、オーーンと、長めに伸ばすのがインド流です。
日本の仏教では、早めにンに移って、オンーーーーとする場合もあり、
それも間違いとはいえません。
ローマ字表記では、oMなどとしますが、このンは、いわゆる英語の[n]でも
なければ[m]でもありませんので、そのどちらかで決めようと考えるのが、
そもそも混乱の原因です。
シッダ=マートリカーでは、かなり字形が異なります。

次のアの字ですが、これは、デーヴァナーガリーでも、はっきりと形の
異なる異体字があります。この掲示板上では、恐らく簡単な字形の方が、
浩樹様に見えていることでしょう。3とTを繋いだような字形が見えて
いれば、それは簡単なほうの字形で、より現代的です。

では、また日を改めます。

11近藤 貴夫:2006/07/07(金) 22:00:55
次のラ(ra)の字、これは、くの字型の曲り目の形、そしてその上半分が
右側に反り、下半分が左側に反って、最後は払っている、これが基本形です。

四つ目のパ(pa)の字、これは、日本風の真言の読み仮名では「ハ」と
書かれますが、本来の音は「パ」です。
日本語では昔、「ハ」と書いて、パやファと読んでいたのですが、時代に
つれて、ハやワ(助詞の「〜は」など)と読むように変わっていったのです。
それはさておき、字形の特徴としては、構成する曲線部分の、下部は丸く、
左側の縦線は、くねらせずに直線状にしておくことです。

五つ目のチャ(ca)の字。これも、日本の真言では「シャ」とか「サ」と
書かれますが、今のカナ表記なら「チャ」になります。
日本語では昔は、「シャ」や「サ」と書いて、チャと読んでいたのです。

六つ目のナ(na)の字。「ナウ」とか「ノウ」と読むのはいわゆる中天音で、
「ナ」と読むのがいわゆる南天音です。
字形の特徴としては、真ん中の横線の左端に、下向きの突起あるいは小さな
丸があることです。

この他に、まだお分かりでないことがありましたら、お聞き下さい。
引き続き、分かる範囲でお答えします。

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