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創作メモ

33管理人:2012/03/16(金) 00:26:05
>>31の⑤の母はヤカハエヒメ。和邇のヒフレノオオミの娘と書かれている。
この古墳時代にちょいちょい出てくるワニ氏というのは、なかなかに謎めいた連中なのだが、
まあそれはいいとして、>>18に出てきたタケフルクマという奴が和邇の祖ってことになっている。
タケフルクマは武内と共にオシクマ王を倒した人物であり、勝ち組サイドである。
神功東征軍に参画し、畿内平定後に山城あたりに根付いたのだろう。(ヒフレノオオミは宇治の木幡に住んでいる。)
まあ、ここでは、ヤカハエヒメは官軍タケフルクマ系の女である、というくらいに考えていればよろしい。

さて、>>26-27の王の課題の話である。これは応神が③ヤマモリと④ササギに対し、
「大きい子供と小さい子供はどっちが可愛いと思う?」などと尋ね、空気の読めない脳筋ヤマモリは「大きい子やろ」と答え、
そんなことはどうでもいいから女の尻でも追っかけていたいササギが適当に「若い娘の方がええわ」と答えたところ、
応神が「ササギよ、よくぞワシの考えを見抜いた! 末子のウジノワキを世継ぎにする!」などと言い出す茶番である。
こんな風に古事記には、応神にとってヤカハエヒメは最愛の妻であり、その子であるウジノワキは可愛くて仕方ないという感じで書かれている。

つまり応神は、内輪モメを抑えたいと苦労しつつも、動機が政治的なものなのか家庭的なものなのかは分からないが、
いずれにせよ争いの種を撒いてしまったわけだ。はたから見ればこの選択は旧王家軽視にしか見えなかっただろう。


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