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継続:科学と疑似科学を判別する

517Ken:2025/08/29(金) 22:33:22 HOST:p934042-ipxg03101akita.akita.ocn.ne.jp
新しい理論が立てられ、旧来の理論が否定されることはあります。ですが、18世紀のエーテル理論は、そのような新理論としての条件を満たしません。旧来の理論を覆した例に挙げられる相対性理論と比較してみましょう。

相対性理論が登場してニュートン力学の「誤り」が明らかになったのは周知のことですが、従来の理論に代わる理論は、従来の理論の根拠となった観測事象も説明せねばなりません。

よく知られるように相対論は「√(1-v²/c²)」という補正係数を導入しました。cは真空中の光速ですが、ある物体の長さをLとすると、この物体が速度vで動く時の長さはL√(1-v²/c²)になるわけです。ニュートン力学ならLはLのままですが。

ニュートン力学:L = L
特殊相対論:L = L√(1-v²/c²)

しかしながら物体の速度vが光の速度cよりずっと小さい場合、補正係数の影響は無視できるのです。たとえば地球の公転速度は30km/s程度で、今の最高の宇宙船よりもはるかに速いのですが、それでも光速の1万分の1で、√(1-v²/c²)の値は0.99999999。ニュートン力学に従って1と見なしても問題はありません。つまり新しい相対論は、ニュートン力学で説明されていた、従来の観測事象も説明できます。ニュートン力学が相対論に置き換わったからとて、それまで説明されていた事象が、説明できなくなる矛盾は生じません。

ところがエーテルを持ち込むのは事情が異なります。物体を無抵抗で透過したり、質量をもたない物質が、波の媒質になるということになると、ニュートン力学で説明されていた事象が説明できなくなる。ニュートン力学は相対論とは両立できますが、エーテル理論とは両立できません。もしエーテル理論が正しいなら、ニュートン力学は根幹から崩れ、ニュートン力学に基づいて構築されたホイヘンス、ダランベール、オイラー等の波動理論も崩れます。

エーテルは光波動の媒質だから、通常の波動の媒質とは異なる力学に従う、などという弁明は通用しません。推奨された文献を読めば分かるように、エーテルとても弾性波を伝える媒質とされたのだから、ニュートンとフックの法則に従わねばならず、もし従わないのなら物理的矛盾になるのです。

光波動説を主張するには、弾性波以外の波動を想定せねばなりません。それは粒子説が想定したFitsのような、また現在のダークマターのような、観測されない存在でもよいのですが、その特性は具体的に語らねばなりません。「弾性波ではないなにか」なんて抽象表現をしてもだめです。

そのような問題があることを承知の上で、光波動説は主張されました。これでは、科学の本分というべき合理性を真摯に追及したとはいえません。


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