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継続:科学と疑似科学を判別する

128Ken:2024/09/08(日) 11:57:21
>単純に伝播速度が凄まじく速かったから比喩として固体の方が適してると考えただけでしょ。

なぜ「伝播速度が速い」から「固体」に結びつくのでしょうか? 固体の方が硬い(弾性が大きい)以外の理由がありますか?

>ただ波動である、それだけです。
>波動方程式は∂²u/∂t² = v² ∂²u/∂t²の伝播速度部分が光速になるだけです。

尋ねているのは、熱や電気や磁気が「∂²u/∂t² = v² ∂²u/∂x²」の形をとることがどうして分かるのか、ということです。18世紀の波動理論は、その説明を要求します。ダランベールは、ニュートン力学とフックの法則から出発して、質量弾性系の波動方程式を導きました。

19世紀にマクスウェルが電磁波を発見した過程を知っていますか? まずファラデーやアンペアが見つけた電磁誘導があり、これを支配する方程式(いわゆるマクスウェル方程式)がある。このページに最初に出てくる4つです。
en.wikipedia.org/wiki/Maxwell's_equations

これを変形すると「∂²u/∂t² = v² ∂²u/∂x²」の形になることを見つけたからです。これはダランベールがニュートン力学とフックの法則から、質量弾性系が同じ形を取ることを導いたことに対応します。

ダランベールは、質量と弾性を支配する法則から出発して、波動方程式を導きました。
マクスウェルは、電磁誘導を支配する法則から出発して、波動方程式を導きました。

ダランベールに比べてマクスウェルの解析は複雑で、より高度の数学を駆使します。ファインマンは第2巻の20章までを費やしてこれを説明しています。
www.feynmanlectures.caltech.edu/II_20.html

(20.19)式を示した後、それが音の伝播と同じ形になることを、この1文で述べます。
We have seen the same differential equation before, when we studied the propagation of sound. It is the wave equation for one-dimensional waves.

もしも熱や電気や磁気その他が波動を作ると予測するのなら、これらを支配する法則がまずあり、そこから波動方程式を導かねばなりません。それをやってください。ダランベールもマクスウェルもやったのですから。そうでなければ、光波動説を優位に置くほどの根拠にはなりません。

>貴方の基本的物理の理解の話で出てきたものであって、別に現在の議論の本質には直接関係しません。

とんでもない。基本的な素養なくして、一切の具体論はできません。これは議論の共通基盤があるのかという問題なのです。上で紹介したウィキペディア記事やファインマン物理を読むにも、熱や電気や磁気から波動方程式を導けるかという考察も、最低限の基礎知識が必要です。


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