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フェミニズム/ジェンダーにわか勉強スレ
1
:
カマヤン
:2003/02/04(火) 04:50
「近代家族」「《子供》の誕生」など
某教授からの講義メモとか
44
:
・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*
:2003/02/10(月) 23:24
4 「M字型就労」
「M字型就労」
学校を出て就労→出産で離職→パート就労
卒業・就労
↑ ↓ 出産・離職
.. | ↓
.. |/\ /\
.. | \ / \
.. | \/ ↑
.. | パート就労
.. | ↑ 女性就職率
.. |__________ → 年齢
4−1
「専業主婦」と「企業戦士」のペアは、資本主義にとって合理的だ。
「専業主婦」によって、24時間働ける労働者(企業戦士)が成立する。
そのため、しばしば結婚を、職場の上司が世話をする。
「企業戦士」は、結婚すると、企業にとって労働能率が上がる。
45
:
・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*
:2003/02/10(月) 23:24
4−2
日本女性は、戦後に「主婦化」した。
1975年が女性労働率が最低で、45%だった。
逆に言うと、専業主婦率が最も高かったのが、1975年だ。
それでも、45%の女性が働いていた。自営業や農家の女性は、労働していた。
|
|
|_ ,r→ 職場へ働きに行く奥さん(キャリアウーマン)
| \ / (次第に増える)
| \/
| /\
|/ ̄ `ヽ→ 農家・自営の奥さん
| ↑1975年 (次第に減る)
|__________
「働く女性」のイメージが変化した。
自営業や農家の労働から、大企業で働くキャリアウーマン、というイメージに変化した。
「働くのがカッコ悪い」時代から、「働くのがカッコイイ」時代へ、イメージ変化が起きた。
大企業の数には限りがあるから、実際には大企業に勤めている女性もごく一部だ。
だが、「カッコイイキャリアウーマン」に憧れ、女性が働き出す。
マルクス的には、これを「イデオロギー」と呼ぶ。
46
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・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*
:2003/02/10(月) 23:24
4−3
政界/経済進出率は近代化した自由主義国家だと低い。
政治家に女性は少ない。
スエーデンでは女性政治家は多い。日本やアメリカでは女性政治家は少ない。
福祉が発達しているほうが、女性が働きやすい。
女性が政治家になるためには、福祉の発達が必要だ。
「男女の平等」との関係…男性も家事をするのなら、女性の進出が容易になる。
社会主義圏では女性進出が多かったが、市場経済化すると「主婦化」が進んだ。
ロシアも、中国沿海部も、「主婦化」が進行している。
インドでは、「低いカーストの男」より、「高いカーストの女」のほうが、エライ。
48
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・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*
:2003/02/10(月) 23:24
4−4
「国民経済」単位での労働力配置の「合理性」と、企業行動の「合理性」には、ズレがある。
「国民経済」単位では、女性も働かせるほうが、トクだ。
厚生省が「男女協同参画社会」を提唱しているのは、このままでは国民単位の
労働配置がもたないからだ。
各々の企業行動の合理性では、「企業戦士」+「専業主婦」によって、「企業戦士」を
24時間労働させるほうが望ましい。
だが、国民経済全体では、女性も労働させるほうが、個々の労働力は落ちても、
全体としては大きくなり、望ましい。
社会主義国、福祉国家では、国民経済単位で考え、女性も就労させた。
福祉国家は、広い意味での計画経済だ。
終身雇用の数は、雇用全体の25%程度だ。
終身雇用できるほどの大企業はそんなに多くは存在しない。
正社員には、保険料など、金がかかる。
49
:
・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*
:2003/02/10(月) 23:25
4−5
女性の雇用形態
「専業主婦」は上層のみで、下層女性は賃金労働をしている。
最低賃金が少なく、首を切りやすい、短期労働力化(パート労働)
「嫁入り前の若い女性」「子育てを終えた主婦」による、補助労働、小企業中心、「M字型就労」。
日本の男女の賃金差
日本の女性の生涯賃金は、男性の52%(1992)。
フランスでは81%、ドイツ72%、アメリカ70%、スリランカ71%、シンガポール69%。
(スリランカは男女とも農業が多いので、収入が似たようなものになる)
日本の女性の管理職は7%(1995)。
家事時間は無職妻8.5時間、常勤妻3.5時間、夫0.2−0.5時間(1975-85で無変化)。
(団地での調査)
4−6
高級公務員の採用試験では、ペーパーテストでは女性のほうが成績がいい。
面接で女性を「女枠」へ絞り込み、減らす。
「職場」の多くは、「男文化」だ。たとえば、職場に呑みに行く、といった文化。
日本では「残業」が多い。インフォーマルな重要な話は夜9時過ぎてから始める、という
文化があったりする。「子どもを迎えに行くから帰る」と、職場としては困る、といったことがある。
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・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*
:2003/02/10(月) 23:25
4−7
職種の「女性化」現象
地位の低い労働職種から、男性がより上級な職種へ移動し、女性がその雇用の穴を埋める、
それにより、特定の職種が「女性の職場」化することがある。
これは社会構造で占める位置の問題だ。エスニックの職業固定に似た問題だ。
短時間雇用者の女性の占める割合は、1960年には43%だった。1988年には72%になった。
小学校教員での女性の占める割合は、1960年には45%だった。1995年には61%になっている。
4−8
ステレオタイプの形成
「主婦」、補助労働,、看護婦、栄養士、芸術/保健、新聞の家庭部、宣伝部などが「女性の職場」
として、固定化されていく。
「女性はパート」「女性は子どもの扱いが巧い」などのステレオタイプが形成される。
江戸時代の女性は子育てが巧くない。男性向けの育児書は存在した。読書階級である
侍が、家督を継ぐ者を教育するための、育児書だ。女性向の育児書は存在しない。
このステレオタイプ形成は、エスニック問題に類似している。
4−9
「男並平等」vs「女性の特性重視」 という議論の不毛
この対立枠組は、現状の性役割の枠組を前提とした議論である。
性役割を入れ換えて、女性が「企業戦士」になり、男性が「専業主夫」になるのが解決なのか?
そうではないはずだ。
51
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・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*
:2003/02/10(月) 23:26
5 ジェンダーという問題
5−1
「性」を、3種類に分ける。
A;sex 生物学的な「性」
B;gender 社会的に構築された「性」(たとえば、「女性は子供を育てるのが巧い」など)
C;sexuality 性的行為について語る知のあり方
5−2
ジェンダーとは何か
「ジェンダー」は、文法用語からの転用語だ。女性名詞、男性名詞の別だ。
当初は「文化的な性」を指していた。たとえば「女性はスカートを履く」「女性は髪が長い」など。
やがてポスト構造主義により、「女性」「男性」という認識(言葉)の枠組そのものへの懐疑に至る。
現在では、「ジェンダー」は、「社会的に構築された性」ないし「肉体的差異に意味を付与する知のあり方」
という定義になっている。
言葉の枠組、認識の枠組に注目する。
たとえば、「兄/弟」という言葉がなく brother という言葉しかなければ、兄弟のどちらが
年長であるかは気にしない。認識しない。
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・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*
:2003/02/10(月) 23:26
5−3
社会構築主義 social constructionism
「sex と gender の一体性/先天性を前提」とする「本質主義」を、社会構築主義は批判する。
ジェンダーは、教育やマスメディア、労働市場、「近代家族」内などで再生産される。
たとえば「専業主婦」というイデオロギーの再生産。
他者からの視線を受け、隔離や、規律/訓練を経て、「男」「女」の同一性を獲得した主体が
形成される。
sex も gender から構築される、という主張へ至る。
そんなバカな、女性と男性では染色体が違う、と、反論があるだろうが、そもそも、
ジェンダーがなかったら、染色体を調べたか?
生物学的性差も、ジェンダーが先に存在し、その後に注目がなされる。
生物学的性差も、ジェンダーから構築される。
「老人」という言葉のない社会では、「髪が白い人」といった認識しかしない。
sexuality の歴史学的研究。フーコーなどにより、「認識の枠組」が研究される。
コイツは変態である、コイツは変態ではない、という、「認識の枠組」。
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:2003/02/10(月) 23:27
5−4
「男性学」
「男らしさ」は幸福か? という疑問から生まれる。
「男らしさ」の名の元、過重労働、再生産生活能力の喪失、責任の増大、「私」領域からの
疎外が要求される。
近代的「男らしさ」成立の歴史の研究。
たとえば「勇敢」は「男らしさ」だと現在は考えられているが、中世の商人にとって「勇敢」は
美徳ではなかった。
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:2003/02/10(月) 23:27
5−5
法律用語になった「ジェンダー」
「女性差別撤廃条約」が、1979年国連総会で成立。性役割分業の固定を批判。
私的領域や「事実上の差別」での、性役割分業固定も批判の対象となる。
http://www.mars.sphere.ne.jp/jhrf21/Doukou/UN20001108.html
フェミニズムの台頭により、男女を加味した経済学が成立。
日本においても、女性官僚 フェモクラット が増大。とくに、厚生労働省に多い。
自民一党体制が揺らぎ、公明党・社民党の意見が反映するようになる。
少子化により、女性労働力を引っ張り出す必要に迫られる。
1985年、外圧により、日本も「女性差別撤廃条約」に批准する。
アリバイ作り的に、駆込みで、「男女雇用機会均等法」が成立する。
http://www.campus.ne.jp/~labor/kintou.html
家庭科共修が行なわれる。
男女共同参画ビジョン 1996、男女共同参画基本法 1999、
ポジティブ・アクション(優先的採用)の提唱。
「男女共同参画ビジョン」には、「社会的・文化的に形成された性別(ジェンダー)に縛られず」の
文言が入る。「性別」の英訳は gender
だが、日本国内での圧力が熟成しているのかどうかには、やや疑問がある。
「海外に対し、体面を整えるための法制」としての性格が、まだ強い。
どう中身を豊かにしていくのかは、まだ、今後の課題であり続ける。
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・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*
:2003/02/10(月) 23:27
井上 輝子 『女性学への招待―変わる 変わらない女の一生』 有斐閣選書
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4641182833/qid=1044886128/sr=1-2/ref=sr_1_0_2/249-7961025-7377149
上野 千鶴子 『近代家族の成立と終焉』 岩波書店
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4000027425/qid%3D1044886215/249-7961025-7377149
江原 由美子, 金井 淑子 『フェミニズム ワードマップ』 新曜社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4788506114/qid=1044886290/sr=1-1/ref=sr_1_2_1/249-7961025-7377149
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