3.3.2 生体内分化能<訳注:目次では3.3.2 Differentiation potential of cells in vivoとなっているので、小保方さんがいろいろと編集中であることがわかる。これを見て草稿だと気づけない頭というのもどうなのか。>
骨髄のスフィア及びES細胞が、それらの腫瘍形成能力を調べるために、免疫欠損マウスに皮下移植された。その結果、6週間後にES細胞は腫瘍を形成した。我々はスフィア細胞の増殖能がES細胞よりもはるかに弱かったと結論付けた(図13)。
次に我々は移植された細胞が移植後に生体内で分化するかどうかを調査した。移植された細胞は6週間後に回収され、免疫組織化学的分析に供された。免疫組織化学的分析の結果によると、スフィアは生体内で三胚葉に由来した組織に分化した(図14)。