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ウィトゲンシュタイン『哲学探究』読書会

105おぐす:2024/03/02(土) 12:53:26
参考までに「言語哲学大全」旧版に飯田氏が書かれた「まえがき」を抄出しておきます。

本書は、まさしく啓蒙的、ということは純粋に利他的な動機から書れたものである。その啓蒙的精神から言っても、
本書が予想している読者は「フレーゲ」とか「ラッセル」とかいった名前を聞いたことはあるが、そうした哲学者が
何をなぜ主張したかについては、ほとんど知らないといった(しかし、知りたいと思っている)人びとである。
どうか「哲学」という名前がついているからと言って敬遠しないで頂きたいというのが、私の望みである。

この件りを目にしたとき、まさしく私が著者の想定した読者に含まれていることに安堵したことを覚えています。ただ研究者というものは意図せずハードルを上げてしまうものらしく、中途半端な予備知識は要らずとも、自前の頭を使わされる、しっかり骨太の「入門書」でありました。
なので私のような浅学には、著者の志は高くとも、読者の低い目線にまでかがんで「言語哲学がはじまる」のような優しい本も書いてくださる野矢先生のような存在は非常に有りがたいですね。


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