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2021/5/2 私的言語は可能か?

100久保共生:2021/07/21(水) 00:11:22
>>97
「赤い」は感覚なのか、と問われたら、僕としての返答は、「場合による」です。
「赤い」を感覚(すなわち身体の態勢)として捉えるのか、知覚(世界の相貌)として捉えるのかは、ちょうどルビンの壺を「壺」と捉えるのか、「横顔」と捉えるのか、と問うているのと同じことです。
とはいえ、「赤い」というのは、普通には、身体の態勢よりも事物の相貌(あるいは事物の性質)と見做されることが多いのではないでしょうか?
ですから、「赤い」や「ドの音」を「感覚語」と呼ぶのは必ずしも適切ではないと思います。

勿論、「赤い」が感覚として捉えられることもあり得ます。
例えば、「赤い色ってどんな感じがする?」と問われたとき、「暖かい感じがする」とか「よく目立つ」とか「興奮する」などといった回答があるでしょうが、ここにおいては、「赤い」は世界の相貌(あるいは事物の性質)としてではなく、それに対する身体の態勢の様態にとして把握されています。

他にもご質問があるかもしれませんが、とりあえず重要な点にしぼって返答しておきました。


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