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スピノザ『エチカ』読書会
51
:
ムラタ
:2019/05/23(木) 22:55:59
>>49
横山さん
>この辺りを読むと、様態としてとらえられたときの世界の対象と、実体としてとらえられたときの世界の対象とは、同じものでありながら、まったく別の世界記述だとするべきように思われます。
その通りだと思います。
スピノザは第2部以降において、認識を
第一の認識・・・想像知
第二の認識・・・理性
第三の認識・・・直観知
と区別しています。
理性によって導かれ、ある個物を神(実体)の変容(かぎりの神)だとみなす認識(第三の認識)を直観知とし、一方、単に対象をそのまま認識(第一の認識)することを想像知だと表現しています。
>つまり、「実体は分割され得ない」と言われるときに語られる世界と「様態としての物質は分割され得る」と言われるときに語られる世界とでは、別の世界が示されていることにならないでしょうか。
示されているということになるでしょう。
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