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本流対策室/2 板

133トキ:2012/03/23(金) 20:50:28 ID:Xd3NP8Us
 玄峰老師は「人間は負い目をしないように心掛けよ」とよく言われました。負い目をするなとは、
借りをするなということであり、これは老師一代の処世法であったと思います。
 「人に金や物を借りたならば必ず返せ。返すだけでなく、寧ろ人に施すことを考えよ。人
に恩を受けたならば、必ず恩を返せ。恩を返すだけでなく、寧ろ恩を施すことを考えよ。借り
をしないのは物品や恩だけでなく、人に対して思ってはならぬようなことを思った場合、例
えば、あいつはいやな奴だなあとか、羨ましい奴だなあとか、あんな人間は不幸になればよ
いんだ、など良くない心が起こった時には、すぐ心の中で申訳ありません、と憤悔の心を起
こして、悪い心を帳消ししておけ。或いは食事で野菜を食べたり、魚や肉を食べたりするが、
これは尊い物の生命を犠牲にして負い目を受けたことになるのだから、食事の度に相済まぬ
と漸塊と感謝の心を起こして、罪業消滅をして置かねばならぬ」
 と言っておられました。老師が九十歳を過ぎても常に溌刺としておられたのは、この人生に
 負い目をしないという気概を持っておられたからだと思います。

回想 山本玄峰 p200


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