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生長の家 「今の教え」と「本流復活」を考える
1900
:
初心者
:2012/07/03(火) 09:25:04 ID:TfQ0e6RA
さくらちゃんへ
ヘーゲルについて書きます(といっても、孫引きのようなものですが)。
ヘーゲルという人は、体験を否定して、思考に重きをおいていたような
ところがあったみたいですね。
たとえば、信仰によって病気が治ったというような体験は、ヘーゲルによれば、
それは、魔王マーラによって支配された感性的世界の出来事でしかなかった
のです。
「感性的世界」とは、生長の家的にいえば現象世界ですね。それはあるように
みえていても本当はないのだと、おそらくヘーゲルはこのように考えていた
のでしょう。だからこそ、体験を否定するという傾向があったと考えられます。
では、思考になぜ重きを置くかというと、これが並の理由ではないのですね。
感性的世界に引きつけられたような思考、それは魔王マーラによってつくり
出された幻覚のようなものでしかないので、ヘーゲルはこれを否定しました。
そうした思考を、引き算につぐ引き算をつづけて、すべてをそぎ落としていく
という作業を続けました。そして、そのあとに残った純粋思考こそを、ヘーゲル
は重視したのです。
純粋思考とはなにかというと、これがヘーゲルによれば、自分の思考ではなく、
宇宙の思考であったのです。感性的世界に引きつけられた思考をすべてそぎ
落としたあとに残ったもの、それがヘーゲルによれば宇宙の思考だったのです。
純粋思考を体験しているときのヘーゲルは、「自分が思考しているのではなく
宇宙が思考しているのだ」と考えていたのでしょうね。
ヘーゲルが追い求めていたのは、思考する宇宙を自分のなかに実現させる、と
いうことだったのでしょう。ヘーゲルは、「宇宙は思考する」と考えていたので
しょうね。
じつはこうしたことは、ヘーゲルのみならず、たいていの人が望んでいること
なのです。もちろんそれは、純粋思考という形ではなく、人それぞれにちがった
形なのでしょうけども、たいていの人は、自己の宇宙的根拠を回復させたい、
自己の宇宙的起源に回帰したいといった願望を、心のどこかに秘めているもの
なのですね。
それが表に出てこないのは、思考が感性的世界にあまりに引きつけられすぎて
いるためですね。ちょっと前に「現代人の心性」ということを問題にしましたけど
も、現代人の心性はあまりにも「保身」という意識が強すぎるために、感性的世界
でいかに生き延びるかということに興味の大半が振り向けられていますね。こう
したことが阻害要因となって、そうした願望が表に出ないようになっているのだ
ろうとおもいます。
このような心性が支配的だと、宇宙的起源への回帰願望は強く抑圧されてしまい
ます。なぜなら、そうした回帰願望は、いまある自分を否定することでもあるので、
保身を第一とする現代人にとって、それは危険な衝動でもあるからです。
現代人の心性はどのようにしてつくられてきたのか、宇宙的起源へと回帰しようと
する衝動がどのような現象を引き起こしてきたのか、こうしたことを、できればの
話ですが、コリン・ウィルソンにからめて考えていきたいとおもっています。
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