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役割語 (老人語・女性語・武士語・擬似方言など) について語る

1名無しさん:2011/02/26(土) 11:55:19
架空の言葉遣いにも関わらず、話し方だけで話し手の人物像がかなりの程度推測できてしまう、役割語について語ろう。

2名無しさん:2011/02/27(日) 02:32:25
英語などの吹き変えは何であんなに役割語を強調してるんだろう。
なぜかタメ口率がやたら高いし、男は「もちろん〜さ!毎日〜してるよ!君は〜してるのかい?」みたいな口調、
女は「もちろん〜よ。〜してるわ!あなたは〜してるのかしら?」みたいな口調。こんな口調の日本人はいない。
吹き変えでなくてもドラマなど台本があるものでは男性語、女性語が強調されてるのもあるけど、吹き変えに特に顕著。
吹き変え独特の口調というのが明らかに存在する感じがする。

3名無しさん:2011/02/27(日) 08:00:18
ええがな。
日本は吹き替えにおいて外人っぽさを表すのをあれで表現したんだろ。
アメリカならそれぞれスペイン語訛り、日本訛り みたいに各地域の人が話す訛った英語で役割を出すけど

4名無しさん:2011/02/27(日) 08:01:39
なぜ老人はエセ広島弁を話すのか?

5名無しさん:2011/02/27(日) 08:06:34
吹き替えでは特に否定が
偉い人は「ん」、不良系が「ねえ」という使い分けがあるな。

6名無しさん:2011/02/27(日) 13:41:52
広島人を老人役に起用してみたい

7名無しさん:2011/03/02(水) 21:50:19
現在の老人語が「広島弁っぽい」のは、
江戸時代後期の江戸で「老人だけ上方語」という状況ができた名残だろう。

元々江戸は「べいべい言葉」と揶揄されるような西関東的な方言だったが、
江戸時代中期に上方語の強い影響を受け、上方の語彙や語法をかなり取り入れた。
しかし18世紀後半以降、江戸語の地位が上がり江戸文学なども確立すると、
上方語の影響は薄れ、やがて周りと同じ西関東的な方言に戻っていった。

しかしその過程で、知識層の老人だけが上方語という状態が生まれた。
そのため、当時の上方語が江戸では「老人語」という階層方言になった。
否定の「〜ぬ」、断定の「〜じゃ」、命令の「〜せい」、
ウ音便の「思うた」「高うなった」、終助詞の「〜のう」「〜わい」などは
いずれも当時の上方語。

現在、断定の「〜じゃ」が最も強く残っているのが広島であるため、
「広島弁っぽい」と言われるのだろう。
だが、否定に「〜ぬ」が現れるのが、古い上方語であることを示している。
今では広島でも「〜ん」だからだ。上方でも江戸後期には「〜ん」になった。
現在の方言で「〜ぬ」を残してるのは隠岐ぐらいだ。(「〜の」になっていることもある)

当時の上方語の直系の子孫である、現在のいわゆる「関西弁」では、
否定は「〜へん」、断定は「〜や」、ウ音便は「ワロタ」「ツコタ」と短呼化、
あるいは「タカナル」「ウレシナル」とクの脱落・無活用化と色々変わり
「〜のう」「〜わい」も廃れ、代わりに「〜ねん」などが隆盛になり
「老人語」とはかなり離れてしまった。

8名無しさん:2011/03/02(水) 21:55:39
広島弁の場合
「〜なあ」が「〜のう」となるのも老人語っぽい要因だろうな。
http://www6.ninjal.ac.jp/siryokan_data/drep_siryokan/gaj_map/GAJ_187_m.pdf
http://www6.ninjal.ac.jp/siryokan_data/drep_siryokan/gaj_map/GAJ_187_e.pdf

9兵庫の元年生まれ:2011/03/03(木) 02:29:51
>>7
東京式アクセントで「じゃ」「のう」「とる(ておる)」じゃさかいな。ほらぁそれ聴いたら広島弁が一番似ておるわのう。

今の「へん」は昔は名古屋みたいに「せん(せぬ)」と言うておったんじゃぁありゃせんのか?
「わい」は今の「わ」になっておるんじゃなかろうか。
ほうじゃ言うて、「わい」かて廃れてはおらぬし、大阪でも使われておると思う。

まぁ今の近畿で言うのじゃったら、播州があれじゃろうのう。

「のう」「わいや」を使うさかいのう。

10名無しさん:2011/03/03(木) 02:55:38
京阪が「てる」になったのは、これは逆に江戸の影響を受けたってことですか?
この近辺以外は名古屋から西は全部トル系だからそうとしか考えられない。

11名無しさん:2011/03/03(木) 05:23:21
日本昔ばなしの登場人物や、ドラゴンボールの悟空やチチが話してるのは長野弁風では?

ていうか
長野が「おら」「するだ」を使うと知った時は おぉ!!!昔ばなしや!!!と感動した。

12名無しさん:2011/03/07(月) 23:16:35
文学やマスメディアに登場するステレオタイプな農民の言葉遣いは東関東方言に似ている。

13名無しさん:2011/03/08(火) 03:32:24
「よくってよ」みたいな「お嬢様言葉」は大正時代の女学生の間で流行した、
今で言うギャル語で、当時ははしたないと眉をひそめられたらしいな
今じゃマリー・アントワネットみたいなフランス貴族が言ってそうな
上流のイメージになってるんだから不思議なもんだ。これはベル薔薇の影響か

14名無しさん:2011/03/09(水) 00:30:37
大正時代だったら、高等女学校は大衆化を始めたばかりで、
まだまだ女学生というだけで上流の部類に入る。
「よくってよ」の類は、決して今で言うギャル語のようなものではなくて、
高小組に対する優越感が見え見えという意味で「下品」な言葉だったのだろう。

15名無しさん:2011/05/26(木) 23:44:22
小説の会話文も、口語のはずなのに結局は「言文一致」にはなってないな。
言文一致運動をした100年前の東京の口語で止まってる感じだ。

16名無しさん:2011/05/27(金) 07:37:15
流石に100年前は言いすぎだが、言わんとすることは分かる。
口語文といっても書き言葉なわけだから、実際の口頭語よりも保守的になるわな。

17名無しさん:2011/06/02(木) 21:29:02
日本語以外から日本語に翻訳したときの女性語のわざとらしさは異常
「〜なの」「〜かしら」「〜だわ」「〜するわ」「〜のよ」みたいな語尾がやたらと使われている
今の若い女性の話し方とはかけ離れてるけど、やっぱり明治時代の東京の女性の話し方由来なんだろうか

18名無しさん:2011/06/04(土) 00:55:12
よく小説などで「〜だもの」っていうが、あれは中部の「〜だもんで」と同起源と見ていいのか?

19名無しさん:2011/06/06(月) 16:19:00
>>17

「かしら」は女言葉とは限らないのでは。東京の方言。

使う人は老人世代に限られているが、いまだにwonder ifの訳として採用されている

20名無しさん:2011/06/06(月) 16:57:39
「だ」は除いて「もんで(もので)」は明らかに同じ語源で微妙に使い方が変わったもんでしょう

「だもんで」は「だもん(だもの)」に理由を表す「で」がついたもの。

でもよく考えて見れば、共通語でも「〜なもので」「もんで」なら使うね。
この時の「で」が理由を表すあらゆる場面に使われるようになったのが中部地方の「で」でしょう。

「だもんで」を共通語に翻訳すれば「なもので」だな


ちなみに、関西弁の「やねん」を語源をたどって、それを訳せば「なのだ」と対応する。

「やのんや」=(なのだ)→「やねや」→「やねん」

共通語ではこの場合、「だのだ」にはならず「な」に置き換える点で違いがある。

中部の「だもんで」の「だ」の使い方は関西的と言える。

まぁある意味関西が特殊である。

広島あたりの西日本では普通に「〜なんじゃ」と言う関東の「なのだ」と同じ用法だが、近畿方言では先に「何でや」と言ってしまってから「のん」と言うニュアンスが付け加えられて、さらにまた「や」でしめると言う形。

「〜なのだ」
「〜なんじゃ」となっているこの「な」の部分はもともと断定の「や」「だ」が入る場所だと言うこと。

なので、もし畿内方言の用法のまま関東風にしたら

「やのんや(やねや)」は「だのだ」

「やねん」になって最後の「や」が消失してるので、「だの。」みたいになる。
やはりこの場合、「な」になってるので実際は「なの」になってる

「じゃのじゃ」



「何でやねん」を無理矢理同じ形にしてみたら「なぜだの」
実際に存在する言葉であれば、(なぜなの)である。

21名無しさん:2011/06/15(水) 21:04:31
>>19
「ドラえもん」でのび太が使っていたが、子供心にかなり違和感があった。
作者は「〜かしら」を使っていたんだろうか。
東京やその近郊の人は男でも使う人を何人か見たが、やはり今でも違和感がある。

22名無しさん:2011/06/27(月) 19:51:35
>>21
おまおれw

23名無しさん:2011/09/20(火) 23:18:03
オイラはオネエ語なくしたくないダニ!


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