[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
【資料】神秘主義の系譜【探索】
13
:
名無しさん
:2013/07/20(土) 04:15:01
>>12
[終末論] アベスターによれば,人の魂は死後〈選別者の橋(チンバトー・プルトゥ)〉で,自分自身のダエーナー(宗教,意識)に迎えられる。義者(アシャバント,真実者)の場合にはダエーナーはこのうえなく麗しい乙女の姿であり,不義者(ドルグバント,虚偽者)のときは醜い老婆の形である。この橋は義者には大道であるが,不義者には剣の刃のように狭まる。前者はダエーナーの先導で橋を渡って天上の楽園(ガロー・ドマーナ)に至り,後者は渡りきれず地獄に落ちる。以上が,すでにゾロアスター自身の教説に見られる個別審判の記述である。ここで再びササン朝期の文献に戻れば,前述の人類の始祖の2人はまず水,ついで草木,ついで乳,最後に肉を食するようになった。人間は最後の3千年紀には,千年ごとのゾロアスターの子孫の生誕に合わせて,この逆に肉以下を控え,最後は水だけで肉体を維持するようになる。このようにして,第4の3千年紀(ビザーリシュン,善悪分離期)には,逆の順序で原初の状態への復帰が行われる。この世の終末は善・悪両軍の決戦で始まる。オフルマズドの勝利の後に,火によって溶かされた山々の金属が,溶鉱の川となって大地を流れ下る。復活した人類は全員がこの流れを渡らなければならない。すなわち,最後の審判,死直後の個別審判に対する総審判である。溶鉱は義者には温かい乳のように快適である。一方,不義者はその中で焼かれ苦しむが,4日目には罪を清められてよみがえる。流れが退いた後,山は消え去り,谷は埋めつくされて大地は平たんとなる。地獄は閉ざされ,アフリマンは永遠に無力化される。人類は,もはや罪業を持たないように,影を持たず,至福の存在を享受する。この待望される原初の状態への回帰は,アベスターではフラショークルティ,中世語形ではフラシャギルドと称される。⇒インド神話 上岡 弘二
(C) 1998-2000 Hitachi Digital Heibonsha, All rights reserved.
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板