したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

フィギュアスケート研究所

562きれじろう:2019/06/05(水) 23:08:40 ID:ique9wTI0
いちじくさん

アイスコープについて。

概要:
 ・バレーボールの球の軌跡を三次元CGで復元している技術の応用(球が人に変わるだけ)

基本構成:
 ・4Kカメラ×2(位置情報確定用)
 ・その他カメラ×8程度(軌跡表示用)
 ・三次元CGプログラムのインストールされた、多分PC(リスクヘッジの為に二重化されているかは不明)

・基本的な仕組み
 1)位置情報の確定方法
  ・4Kカメラをリンクの向かい側に双方1台づつ配置してリンク全域をカメラの視覚に入るようにする。
  ・このカメラ2台は最初から最後まで一切動かさない
  ・距離、高さの定義は、事前に会場の図面を入手し、リンク壁の高さなどから判断(図面と合わないこともあるらしいので、そのときは改めて現地にて計測する)
  ・画素数はCGプログラム上での距離の単位として考える
  ・4Kカメラの画素数は3840×2160ピクセル
  ・30×60のリンクをはめ込んで、リンク全体を区切ると、1ピクセルあたり3cm。(これは4Kの場合。2Kカメラだと6cmになり、8Kだと1.5cmになる)
  ・つまり、CGカメラはピクセルが距離の単位だが、人への提示単位はセンチであり、この2つをプログラムが紐付けて、人に対してセンチでの距離を提示できる
  ・実際にはカメラから近い部分、遠い部分では見かけの大きさが変わるが、それは三次元CGプログラムのほうで補正をかけて、どこの位置でも1ピクセルあたり3cmという定義を維持出来る
  ・従って、4Kカメラ2台を動かしてしまうと位置情報が取得不可能になる
  ・これらのセットアップ作業は全て競技会開始前に済ませておく。

 2)ジャンプの飛距離、高さの確定方法
  ・ピクセル間の移動距離によって確定
   →ジャンプの開始位置と着氷位置が90ピクセルであれば
3cm×90=2.7m
※掲載写真で見る限り2点間の距離は直線で計測している
    ※現在は2点のピクセル確定を手動で実施。

 3)速度確定方法
  ・カメラは1コマが1秒間に30枚=1コマあたり1/30秒
  ・かかとが完全に着氷した瞬間から5フレーム(5コマ)後までの速度を測るなら1/6秒
  ・従って、その間に移動した距離をこの時間で割れば速度は算出可能。

 4)軌跡の映像表示
    ※ここでの「軌跡」とは滑走跡のついている位置、つまりリンク上の軌道ではなく、映像的にジャンプの最初から最後までを映像で見せること。
  ・リンクの周りに8台程度設置されているカメラを使用
  ・ジャンプの始点から終点まで1台のカメラに収まっている、かつ進行方向が横方向に近い画像を採用する
  ・採用映像はジャンプ動作の間、固定する必要がある。その理由は1画面内に始点から終点までが入っていないと軌跡の放物線が1枚の画像として表示できない為
  ・映像情報取得後、画面上、手動で軌跡を描画するプロセスが発生。(踏切開始点、離氷点、最高到達点、着氷点などをつないでいく)
  ・描画データをスロー映像に重ねる

ちなみに、アクセルの映像ばかりだったのは、事前にそのように打ち合わせてあったから、だそうです。




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板