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フィギュアスケート研究所

28白猫:2017/01/19(木) 18:15:58 ID:zVznUZt60
片割月さま、こんばんは、お久しぶりです(有名じゃないですがまだ一応ブロガーではあります^^;)


>テクニカルパネルからの助言とは当該選手の演技を審査した人でしょうか?

審査したテクニカルパネルのことです。
何が問題だったのか課題点のみ簡潔に列記しているメモ的なもので、試合直後に提出という感じです。
不文律は不公平になるから問題なのであって、全選手が自分のプロトコルにはアクセスできるという形ならいいのではないかと。
ルールも、傾向も、常識も、時とともに進化していくものですし。
そういったことが叶えば、練習環境が異なる選手たちの不公平が少し緩和されるのではないかと思うのです(特にフィギュアスケート後進国の選手たちのために)。

>ただ、失礼ながら、このように大上段からバッサリ!と来られますと、身も蓋もないような(・・;)
「手厚くフォロー」の具体例のようなものを挙げて頂けると嬉しいのですが。

確かに(^^;)
長文になるのはまずいかな〜と。
むしろ断定的でまずいですよね、本当にすみません。
あくまでもわたし個人の印象というだけの話ですが書いてみます。

わたしが危惧するのは、「見えない不公平」です。

架空の例を出しますね。
本来はもっと複雑でしょうが、わかりやすくするため、単純に。

優勝候補のA選手とB選手がいたとします。
2人ともノーミスで演技を終え、わずか1点差でA選手が優勝しました。
B選手には映像判定はありませんでしたが、A選手は3Lzが映像判定されテクニカルパネルでも意見が割れた後多数決で認定されました。
現ルールでは順位を考える必要はありませんから、ジャッジ団は個々の演技のみ評価します。
しかし、選手間の順位ということで考えると、このグレーゾーンの判定が大きな影響を与えることになります。
何故なら、もしもこの3Lzがアンダーローテと判定されたとしたら順位が入れ替わるからです(3Lzの基礎点は6.00、<なら4.20)。
もちろん、選手にはそれはわかりませんし、観客にも、プロトコルを見たコアなファンにもわかりません。
そしておそらく、全体を把握する必要がないジャッジ団も意識していないでしょう。

グレーゾーンに関しては、判断が難しい場合は選手の利益になるように・・・不利にならないように評価するというのがルールにもあります。
が、順位点がない現ルールの場合、グレーゾーンのスケーターズフェイバーがあったとき、クリーンな実施のアドバンテージを奪う可能性があると思うのです(もちろん実際の競技はもっと複雑ですが)。

こういった見えない不公平へのフォローはありません。
対して、グレーゾーンの実施に関しては、映像判定があり、多数決もあり、スケーターズフェイバーの意識もあります。
回転不足もエッジエラーも今季から急に宣告されるようになったわけではなく、本当に長い時間をかけて、ゆっくり浸透させてきたと思います。
その意味でも、グレーゾーンの実施に関しては、細心の注意を払って選手の利益を考えてきたのではないかなと、個人的には思っています。

もちろんそれは、フィギュアスケートを大きな時間軸で捉えた視点です。
ひとりの選手がシニアの世界的な大会で活躍できる時間は短いですから、大好きな○○選手という視点で見れば理不尽極まりないと感じられることも多いと思います(ベテラン選手にとっては、基礎技術を学んだ時まだ現ルールはなかったのですからそう感じて当然ですよね)。




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