したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

彷徨い人

1日陰:2012/11/11(日) 20:18:56 HOST:softbank220024115211.bbtec.net
  どうも、知っている方は知っている、知らない方は知らない、日陰(ひかげ)です!

  第1作目も終わってない私が、第2作目を出すのは図々しいと思う方も入るかもしれませんが、暖かいお心で応援してください…!!

2終人:2012/11/11(日) 20:34:09 HOST:i220-99-160-178.s02.a018.ap.plala.or.jp
 日陰さん>>

 がんばれ!!!

3日陰:2012/11/11(日) 21:04:19 HOST:softbank220024115211.bbtec.net
 【登場人物、及び、用語説明】

 [龍ヶ崎・東] (りゅうがさき・あずま) 女
 生まれつき霊感が強く、妖怪に命を狙われている女子高校生。家系が巫女と陰陽師と言う事もあって、それなりに妖怪を対処している。

 [龍ヶ崎・元慶] (りゅうがさき・げんけい) 男
 東の祖父に当たる男。現代に続く陰陽師24代目で腕は確か。東が好きでいつもの様にチョッカイをかけている。

 [釘原・鋼] (くぎはら・はがね) 男
 陰陽師25代目を引き継ぎながら、死に行った東の父を継ぐ程の力を持っている男性。こちらも東が好きで、何時ものごとく元慶と喧嘩している。

 [奥園・玲羅] (おくぞの・れいら) 女
 巫女22代目の少女。東の高校の先輩で、東とは親しい。

 [龍ヶ崎・生命&龍ヶ崎・美琴] (りゅうがさき・せいめい&りゅうがさき・みこと) 男&女
 東の父と母。父は陰陽師25代目で、母は巫女21代目だった。二人とも東が小さい頃に他界。

  まぁ、人物説明はこのぐらいで……

 [妖怪] (ようかい)
 人を喰らって成長する生き物たち。それぞれ、決まった形はなく、全てが全て変わった姿をしている。

 [陰陽師&巫女] (おんみょうじ&みこ)
 妖怪を倒すことに力を持った人たちの集まり。陰陽師は男、巫女は女と、別れている。

  何か他に設定ないんで、このぐらいで……

4日陰:2012/11/11(日) 21:05:48 HOST:softbank220024115211.bbtec.net
  終人さん>>

 早速コメント有難うございます!!

 頑張っていくんで、応援よろしくです!

5精霊:2012/11/11(日) 21:40:03 HOST:i220-99-160-178.s02.a018.ap.plala.or.jp
日陰さん>> 

不死身ときて、陰陽師面白いと思います。
何年か前に、ブームがあったと思います。

話変わって、名前変えました。終人≫精霊

6日陰:2012/11/11(日) 21:58:22 HOST:softbank220024115211.bbtec.net
 【第零話】【これが私の日常だ】

 「……ッハ、ッハ………」
 一人の少女が、猛ダッシュで廃校を掛けている。
 足を高く上げ、手を頭まで上げ、必死に走っている。今の速さで行けば、100m13秒台でいけそうだ。
 少女、龍ヶ崎・東は、薄汚い体育館に逃げ込む。それと同時に、東を追ってきた怪物、妖怪等も体育館の壁を物凄い音を立たせ、壊して入ってきた。
 (……ここなら…!)
 東はそう思いながら、妖怪との距離を開け、手を妖怪たちに向ける。
 「血を飲み、肉を喰らい、皮を身にする野獣共よ!!我の手に宿りし拳の魂と、我の命に宿りし光の魂!!彷徨い餓える愚者たちに綻びの明かりを照らせ!!!」
 そう東が呪文のように唱えると、数十体の妖怪たちに、光り輝くものが降り立ってきて、妖怪たちの姿が消えていった。
 「――…ったく、毎日毎日、追っかけまわして……。こっちは体力もたないってのよ…」
 壊れた体育館の天井から静かに月明かりが差し込み、東を優しく照らした。
 「っま、これが私の日常だし…仕方ないか……」
 そうこれが、龍ヶ崎・東のいたって変わりのない日常なのだ――。

7日陰:2012/11/11(日) 22:03:47 HOST:softbank220024115211.bbtec.net
 精霊>>

 私ってこういうお話大好き!

 戦い系とか、ホラーとか、もう大好きすぎてたまらん!

8精霊:2012/11/11(日) 22:16:31 HOST:i220-99-160-178.s02.a018.ap.plala.or.jp
日陰さん>>

ま、まさか東は見えるの?見えたら コワ

9日陰:2012/11/11(日) 22:27:44 HOST:softbank220024115211.bbtec.net
  精霊>>

 そう見えてんの…

 でも私見えてないの…(霊感ホシィィィィナァァァァァ

10日陰:2012/11/11(日) 23:11:05 HOST:softbank220024115211.bbtec.net
  【第壱話】【疲れるぐらいにメンドクサイ】

 「――…ファ〜〜〜……!眠たい…」
 ある日の朝型。黒く長い髪を揺らしながら、肌の白い少女が自分の家の廊下を歩きながら呟いた。少女、龍ヶ崎・東は寺の様な家の廊下を歩いて、ある一室の麩を開け、中に入っていく。
 「おは「おはよ―――――さぁぁぁん!!東ちゃん!!」……おはよう、おじいちゃん…」
 麩を開け部屋に入った途端、自分の祖父、龍ヶ崎・元慶が叫ぶように言われた。元慶は東を好きすぎる、バカ親ならぬ、バカ祖父なのだ。元慶は今は髪が生えぬ頭をポリポリとかき、着ていた着物の袖と袖に手をいれる。
 「昨日も大変なお仕事だったみたいね、東ちゃん!…っさ、ご飯もう用意してあるから食べよ?」
 部屋の真ん中に置いてある縦長机の横に正座して座っている奥園・玲羅。玲羅は、ただでさえ短い茶色の髪を後頭部で結んでいる。
 玲羅にポンポンと座布団を叩かれ、東は眠たそうな顔を少し笑わせながら、その座布団に座った。目の前には、今出来たと言わんばかりの、湯気が立っているご飯と味噌汁が置いてある。
 「いただ「東殿ぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」……ナンデスカ、鋼クン」
 閉じられた麩を勢いよく開け、部屋に入ってきたのは釘原・鋼。鋼は部屋に入った瞬間、即座に東の横に座り
 「毒が入ってるやもしれません!!この釘原めが毒見を「何ほざいとるんじゃ―――!!腹出しポンコツ狸ィィィィィィ!!!」
 鋼のどうしようもない爆弾発言直後、元慶の脚が鋼の右頬を蹴った。
 「……ッツったぁ…何すんじゃぁぁぁ!!この糞爺ィ!!!」
 「儂の可愛い可愛い、孫にチョッカイかけるかけるなぁぁぁ!ストーカーで訴えるぞぉぉぉぉ!!」
 この口論もいつものこと。東と玲羅はそんな二人を無視してサッサと食事に取り掛かる。
 (……ったく、イッツモ、いっつも、疲れるくらいにめんどくさいんだから…)
 東は箸で味噌汁の具を止めながらズズズッと汁を飲む――。

11日陰:2012/11/12(月) 12:40:42 HOST:softbank220024115211.bbtec.net
  【第弐話】【思い】

 「――…ウ〜ン………」
 東の家、正式には「灯雷寺(とうらいじ)」。そこの本館で玲羅は唸っていた。目の前には何とも言えぬ大きさの大仏が備えられている。
 「…どうしたのだ、玲羅?」
 本館の麩を開けて、鋼が入ってきた、緑色の着物と、茶色の短い髪は、なんとも似合っている。
 「…ん?…あ、いやぁ、先日、東ちゃんに巫女22代目を継ぐ気はないのかと聞いたら、全くないと言い返されてなぁ。元慶殿からは、無理に東ちゃんを22代目にしなくても、私が22代目になればいいと言っていたのだが、どうもシックリこなくてな…」
 玲羅の長い不満タレタレ文句に、鋼も同じような思いだった。
 「東殿には、巫女の血も陰陽師の血も流れている、男女の差別をなくし、陰陽師と巫女の両を継いでくれれば、我々も万媒材だ。……だが、東殿には全くその気がない。元慶殿からのお言葉でもあれば、場は変わるやもしれぬが………あのセクハラ爺さんは、全くその気がない…」
 「東ちゃんに怪我させたくないんでしょう?生命様と美琴様が他界して、東ちゃんのことを動かせるのはあの人だけだから、無駄に気ぃ使ってんのよ……。だからこそ…」
 玲羅は正座して、少々しびれた足を立たせる。
 「私達をそばに置いてるのよ……いつでも、倒れてこれるように…」
 玲羅はずっと麩のそばにいた鋼と向き合った。鋼も「……承知している」と答えた――。

12精霊:2012/11/12(月) 17:29:46 HOST:i220-99-160-178.s02.a018.ap.plala.or.jp
日陰>>

東ちゃんは、継ぐ気が無いのかぁーーー。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板