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彷徨い人
4
:
日陰
:2012/11/11(日) 21:05:48 HOST:softbank220024115211.bbtec.net
終人さん>>
早速コメント有難うございます!!
頑張っていくんで、応援よろしくです!
5
:
精霊
:2012/11/11(日) 21:40:03 HOST:i220-99-160-178.s02.a018.ap.plala.or.jp
日陰さん>>
不死身ときて、陰陽師面白いと思います。
何年か前に、ブームがあったと思います。
話変わって、名前変えました。終人≫精霊
6
:
日陰
:2012/11/11(日) 21:58:22 HOST:softbank220024115211.bbtec.net
【第零話】【これが私の日常だ】
「……ッハ、ッハ………」
一人の少女が、猛ダッシュで廃校を掛けている。
足を高く上げ、手を頭まで上げ、必死に走っている。今の速さで行けば、100m13秒台でいけそうだ。
少女、龍ヶ崎・東は、薄汚い体育館に逃げ込む。それと同時に、東を追ってきた怪物、妖怪等も体育館の壁を物凄い音を立たせ、壊して入ってきた。
(……ここなら…!)
東はそう思いながら、妖怪との距離を開け、手を妖怪たちに向ける。
「血を飲み、肉を喰らい、皮を身にする野獣共よ!!我の手に宿りし拳の魂と、我の命に宿りし光の魂!!彷徨い餓える愚者たちに綻びの明かりを照らせ!!!」
そう東が呪文のように唱えると、数十体の妖怪たちに、光り輝くものが降り立ってきて、妖怪たちの姿が消えていった。
「――…ったく、毎日毎日、追っかけまわして……。こっちは体力もたないってのよ…」
壊れた体育館の天井から静かに月明かりが差し込み、東を優しく照らした。
「っま、これが私の日常だし…仕方ないか……」
そうこれが、龍ヶ崎・東のいたって変わりのない日常なのだ――。
7
:
日陰
:2012/11/11(日) 22:03:47 HOST:softbank220024115211.bbtec.net
精霊>>
私ってこういうお話大好き!
戦い系とか、ホラーとか、もう大好きすぎてたまらん!
8
:
精霊
:2012/11/11(日) 22:16:31 HOST:i220-99-160-178.s02.a018.ap.plala.or.jp
日陰さん>>
ま、まさか東は見えるの?見えたら コワ
9
:
日陰
:2012/11/11(日) 22:27:44 HOST:softbank220024115211.bbtec.net
精霊>>
そう見えてんの…
でも私見えてないの…(霊感ホシィィィィナァァァァァ
10
:
日陰
:2012/11/11(日) 23:11:05 HOST:softbank220024115211.bbtec.net
【第壱話】【疲れるぐらいにメンドクサイ】
「――…ファ〜〜〜……!眠たい…」
ある日の朝型。黒く長い髪を揺らしながら、肌の白い少女が自分の家の廊下を歩きながら呟いた。少女、龍ヶ崎・東は寺の様な家の廊下を歩いて、ある一室の麩を開け、中に入っていく。
「おは「おはよ―――――さぁぁぁん!!東ちゃん!!」……おはよう、おじいちゃん…」
麩を開け部屋に入った途端、自分の祖父、龍ヶ崎・元慶が叫ぶように言われた。元慶は東を好きすぎる、バカ親ならぬ、バカ祖父なのだ。元慶は今は髪が生えぬ頭をポリポリとかき、着ていた着物の袖と袖に手をいれる。
「昨日も大変なお仕事だったみたいね、東ちゃん!…っさ、ご飯もう用意してあるから食べよ?」
部屋の真ん中に置いてある縦長机の横に正座して座っている奥園・玲羅。玲羅は、ただでさえ短い茶色の髪を後頭部で結んでいる。
玲羅にポンポンと座布団を叩かれ、東は眠たそうな顔を少し笑わせながら、その座布団に座った。目の前には、今出来たと言わんばかりの、湯気が立っているご飯と味噌汁が置いてある。
「いただ「東殿ぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」……ナンデスカ、鋼クン」
閉じられた麩を勢いよく開け、部屋に入ってきたのは釘原・鋼。鋼は部屋に入った瞬間、即座に東の横に座り
「毒が入ってるやもしれません!!この釘原めが毒見を「何ほざいとるんじゃ―――!!腹出しポンコツ狸ィィィィィィ!!!」
鋼のどうしようもない爆弾発言直後、元慶の脚が鋼の右頬を蹴った。
「……ッツったぁ…何すんじゃぁぁぁ!!この糞爺ィ!!!」
「儂の可愛い可愛い、孫にチョッカイかけるかけるなぁぁぁ!ストーカーで訴えるぞぉぉぉぉ!!」
この口論もいつものこと。東と玲羅はそんな二人を無視してサッサと食事に取り掛かる。
(……ったく、イッツモ、いっつも、疲れるくらいにめんどくさいんだから…)
東は箸で味噌汁の具を止めながらズズズッと汁を飲む――。
11
:
日陰
:2012/11/12(月) 12:40:42 HOST:softbank220024115211.bbtec.net
【第弐話】【思い】
「――…ウ〜ン………」
東の家、正式には「灯雷寺(とうらいじ)」。そこの本館で玲羅は唸っていた。目の前には何とも言えぬ大きさの大仏が備えられている。
「…どうしたのだ、玲羅?」
本館の麩を開けて、鋼が入ってきた、緑色の着物と、茶色の短い髪は、なんとも似合っている。
「…ん?…あ、いやぁ、先日、東ちゃんに巫女22代目を継ぐ気はないのかと聞いたら、全くないと言い返されてなぁ。元慶殿からは、無理に東ちゃんを22代目にしなくても、私が22代目になればいいと言っていたのだが、どうもシックリこなくてな…」
玲羅の長い不満タレタレ文句に、鋼も同じような思いだった。
「東殿には、巫女の血も陰陽師の血も流れている、男女の差別をなくし、陰陽師と巫女の両を継いでくれれば、我々も万媒材だ。……だが、東殿には全くその気がない。元慶殿からのお言葉でもあれば、場は変わるやもしれぬが………あのセクハラ爺さんは、全くその気がない…」
「東ちゃんに怪我させたくないんでしょう?生命様と美琴様が他界して、東ちゃんのことを動かせるのはあの人だけだから、無駄に気ぃ使ってんのよ……。だからこそ…」
玲羅は正座して、少々しびれた足を立たせる。
「私達をそばに置いてるのよ……いつでも、倒れてこれるように…」
玲羅はずっと麩のそばにいた鋼と向き合った。鋼も「……承知している」と答えた――。
12
:
精霊
:2012/11/12(月) 17:29:46 HOST:i220-99-160-178.s02.a018.ap.plala.or.jp
日陰>>
東ちゃんは、継ぐ気が無いのかぁーーー。
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