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後悔涙。
11
:
まかろん
:2012/08/13(月) 13:50:56 HOST:i125-204-95-55.s10.a045.ap.plala.or.jp
さてさて、みなさんこんにちは。
第2話が終わりました。
どうだったでしょうか?
新たな恋の、始まりです(^_^)
では、第3話はまた今度書きます。
お楽しみに(●^o^●)
12
:
Mako♪
:2012/08/13(月) 15:45:33 HOST:hprm-57422.enjoy.ne.jp
まかろんさん>>
お邪魔します☆Mako♪です。
な、なんか超面白そうで見たら、超面白くて、続きを楽しみにしてます!
頑張って下さいね〜☆
13
:
まかろん
:2012/08/13(月) 18:48:29 HOST:i125-204-95-55.s10.a045.ap.plala.or.jp
Mako♪様。
コメントありがとうございます。
面白いと言っていただけてとても嬉しいです(><///)
頑張ります。
本当にありがとうございました!
14
:
まかろん
:2012/08/13(月) 20:12:55 HOST:i125-204-95-55.s10.a045.ap.plala.or.jp
#3
そして私たちは教室に入った。
大体の女子はおしゃべりしていたが、横田さんが来ると、ほとんどの女子が横田さんに駆け寄る。
「純也さんっっ! おはようございますっ!」
「おー。おはよー」
横田さんがウィンクすると、もうみんなメロメロになって、キャーキャー騒ぎ出す。
あー・・・モテる、のね?
てゆーか横田さんチャラいな。
普通ウィンクとかしないでしょ。
まぁいいや。
私は自分の席に着いた。
「・・・はぁ」
自然にため息が出ちゃう。
前の中学校からは、とても遠いところから来たから、友達いないんだよね。
15
:
まかろん
:2012/08/13(月) 20:17:14 HOST:i125-204-95-55.s10.a045.ap.plala.or.jp
でも、積極的にならないと、友達できないもんね!
よーっし、誰かに話しかけるぞ・・・って、女子みんな横田さんのトコ行っちゃってる!!!
うっわ、どんだけモテんの?
ちょっとくらい地味系女子居ようよー・・・。
私に友達ができるのは、まだ程遠いかもしれない。
そう思っていたとき、誰かが無言で教室に入ってきた。
男子だ。
私は驚いた。
だって、その人は―・・・。
―私の初恋の人と、顔がとても似ていたから・・・。
16
:
まかろん
:2012/08/13(月) 20:21:53 HOST:i125-204-95-55.s10.a045.ap.plala.or.jp
「うぃーっス。龍おはよー」
「・・・おはよ」
龍、さん?
龍さんは、男子の中に紛れていった。
私の顔が熱くなる。
胸のドキドキがおさまらない。
どうしよう、私・・・。
憧れのセンパイと同じ顔の人に、恋をしてしまいました・・・。
17
:
まかろん
:2012/08/13(月) 20:35:23 HOST:i125-204-95-55.s10.a045.ap.plala.or.jp
どうしよう、話しかけようかな・・・。
で、でも何て?
「おはよー、龍さん」でいいの?
ちょっと軽くない?
あ、そーだ!
あんだけ顔が似てるんだから、もしかして、センパイと兄弟かも!
よし、これをネタにしよう!
私は立ち上がって、龍さんの方へ行く。
龍さんの目の前に立つと、龍さんは頬杖をついて、めんどくさそうに顔を上げた。
「何か、用?」
ドキンッ。
鼓動が早くなる。
「えっ、えっと! たいした用じゃないんだけ・・・」
「じゃー話しかけないで」
龍さんはバッサリ言った。
うぅ、冷たい。
でも、これでへこむ私じゃない!
「龍さんってさ、お兄さんいる?」
「・・・なんでアンタに言わなきゃいけないワケ」
「いーでしょ! あ、あのね、龍さんとそっくりな、憧れのセンパイがいて・・・」
龍さんは読んでいた本から目を離し、私と目が合う。
ドキンッ。
やめて、そんな目で見ないで。
私の心臓おかしくなっちゃうよ・・・。
「アンタまさか、俺の兄ちゃんに告ったヤツ?」
「へ? お、おそらく・・・」
「バカだろ。兄ちゃん女嫌いなんだぜ。ま、俺もだけど」
そう言うと、再び本に視線を落とす。
私はカッとなって、叫んだ。
「センパイ、私に優しくしてくれたもんっ!!」
教室中が静まり返る。
みんなが私と龍さんに注目する。
龍さんもビックリして私を見る。
「せ、センパイは、バレンタインチョコもらってくれたっ・・・! 『瑞穂ちゃんのチョコだったら食べる』って嬉しそうに笑って・・・」
「アホか、アンタ」
龍さんの言葉がグサッと胸に突き刺さる。
「兄ちゃんチョコ嫌いだぞ。帰ってきたらソッコー捨ててたし」
ドクンッ・・・。
う・・・そ・・・。
捨てた・・・の・・・?
私が、悩んで、悩んで、頑張って作ったチョコ。
センパイ、捨てちゃったの!?
18
:
まかろん
:2012/08/13(月) 20:45:14 HOST:i125-204-95-55.s10.a045.ap.plala.or.jp
「そんなこともわからなかったのかよ? 兄ちゃんがフるのも当たり前だな」
え・・・?
「え? センパイ彼女いたんじゃ・・・」
「いねーよ」
「え?」
「めんどくさくなると、すぐウソつくんだ。『彼女がいるからムリー』ってサ」
龍さんはまた本に視線を落とす。
そんな・・・。
「俺、兄ちゃんと顔は一緒だけど性格は正反対だからな。共通点は女嫌い。それだけ」
「・・・」
ショックで、声も出なかった。
私、勝手に思い込んでた。
センパイは私に気があるって。
だけど、そんなのこれっぽっちもなかったんだね。
そう思うと、目頭が熱くなって、涙が出てくる。
また出ちゃった、後悔涙。
龍さんはびっくりしている。
「オイ、何で泣くんだよ?」
「ひっ・・・く・・・うぅっ・・・だっ・・・て・・・そんなコト聞いたら・・・」
「女ってすぐ泣くよな」
「・・・っ」
「俺、すぐ泣く女嫌い。どっか行ってくれる? 目障り」
龍さんの言葉が、刃になって私の心をズタズタにしていく。
私、バカだ。
また、叶わない恋しちゃったんだ・・・。
19
:
まかろん
:2012/08/13(月) 20:48:45 HOST:i125-204-95-55.s10.a045.ap.plala.or.jp
こんばんは。
第3話が終わりました。
一応、解説です。
瑞穂が前好きになったセンパイというのは、プロローグにある人です。
文才ないので分かりづらいですね、スミマセン。
では、第4話はまた今度書きます。
どうぞお楽しみに!
20
:
まかろん
:2012/08/14(火) 23:31:51 HOST:i125-204-95-55.s10.a045.ap.plala.or.jp
#4
私は耐えられなくなって、教室から出て行った。
屋上に続く階段を上る。
屋上に着くと、私はフェンスにしがみついた。
涙は止まらない。
こんな話、聞かなきゃよかった。
そしたら、こんなに泣かなくてよかったのに。
何で人間は恋をしてしまうの?
傷つくって分かってて、恋ってするんでしょ?
そのとき、屋上の扉が勢いよく開いた。
「相川さん、大変よ!」
振り返ると、ポニーテールの女の子がいた。
私は涙を拭って、振り返る。
「どうしたの?」
「純也さんと永野さんがっ・・・」
「え?」
「とにかく、来て!」
ポニーテールの女の子は、私の腕を引っ張る。
私は立ち上がって、屋上までの階段を下っていく。
教室に着くと、横田さんが龍さんの襟首を掴んでいる。
先生が止めに入ってるけど、他の男子(横田さんの取り巻き?)が先生を止めている。
「は、早く止めないとっ・・・」
私は横田さん達の間に割り込んだ。
「二人とも、やめて!」
二人は無視する。
私が二人を引き離そうとすると、横田さんに突き飛ばされた。
床に尻餅をつく。
「いったぁ・・・」
「大丈夫っ!?」
ポニーテールの女の子が私に近寄る。
「オイ答えろよ!!!」
横田さんが怒鳴る。
みんな肩を震わせる。
中には泣いてる女子もいる。
「はぁ? 俺は何にもしてねぇ。アイツが勝手に泣いたことだろ」
「あぁ!?」
私のこと・・・?
横田さんが龍さんを殴る。
教室中がざわめく。
「やめてって言ってるでしょ!!」
気がつくと、叫んでいた。
やっと横田さんが私の目を見る。
その目は、とても怖かった。
「龍さんの言う通りだよ。私が勝手に泣いたの! 龍さんは関係ない!」
「じゃあ何で・・・」
「謝ってっ!」
横田さんが目を見開く。
「何もしてないのに、殴られるっておかしいよ! 謝ってよ!」
横田さんは龍さんから手を離し、目をぎゅっとつぶった。
そして、小声で「ごめん」と言った。
21
:
まかろん
:2012/08/14(火) 23:38:37 HOST:i125-204-95-55.s10.a045.ap.plala.or.jp
そして、横田さんは席に着いた。
不機嫌そうに。
「・・・すごい」
「え?」
ポニーテールの女の子が言った。
「純也さんね、怒ると誰にも止められないの。相川さんすごいね、見直しちゃった」
その子は微笑みながら言った。
そうだったんだ・・・。
「あ、えっと、よろしく・・・」
私はその子の目を見る。
「深山 夏希よ。よろしく」
「うんっ」
私、新しいお友達ができました。
22
:
まかろん
:2012/08/14(火) 23:53:23 HOST:i125-204-95-55.s10.a045.ap.plala.or.jp
放課後。
「バイバイ、夏希」
「バイバイ、瑞穂!」
私達は軽く挨拶を交わすと、夏希は帰っていった。
私は時計を見る。
電車が来るまで、あと20分弱か。
携帯いじって待っとこう。
そのとき、ふと龍さんが視界に入った。
右の頬が赤くなっている。
嘘、保健室行ってないの!?
私は龍さんに駆け寄る。
「龍さんっ」
龍さんがめんどくさそうに私の目を見る。
「何?」
声を聞いただけでドキッとしてしまう。
「あの、保健室は? 行かないの?」
「・・・ダリィ」
「ダメだよ、行かなきゃ! ほら、行こう?」
「元はといえばお前が悪いんだろーが。ほっとけ」
「ダメっ! 私のせいだからこそ心配してるの!」
「うっぜー」
「いいから! 行くよ!」
私は龍さんの腕を掴んだ。
龍さんは嫌そうな顔をしてたけど、付いてきてくれた。
・・・はいいんだけどさっ!
保健室どこ〜?
「ね、ねぇ龍さん。保健室ってどこ?」
「正真正銘のアホだな。そこを右に曲がって真っ直ぐ」
「了解!」
「バカ! 何で左に曲がってんだよ!」
「え、こっち左!?」
「お前1からやり直してこい」
「うぅぅ・・・」
私はUターンして、進んでいった。
そういえば、何で知ってるんだろう。
「ねぇ、何で知ってるの?」
「イヤ、フツー分かるくね?」
「えっ!」
そういうもんなの!?
まぁ、いいや。
保健室着いたし。
龍さんが保健室に入っていく。
私も一応入っていく。
「あれ? 誰もいないね」
「じゃー帰る」
「だめっ! 私が消毒する!」
「まだ死にたくない」
「どーゆー意味っ!?」
私は保健室を見渡した。
23
:
まかろん
:2012/08/15(水) 00:04:05 HOST:i125-204-95-55.s10.a045.ap.plala.or.jp
あ、あった消毒液!
ピンセットと、ガーゼもあった。
私は手を伸ばすけど、消毒液だけどうしても取れない。
そのとき、うしろから手が伸びてきた。
ドキンッ。
その手は、ひょいっと消毒液を取った。
「チービ」
うしろを振り向くと、龍さん。
ヤバい、私の心臓壊れそうだよ−。
私は龍さんの目をドキドキしながら見ていた。
「何? 早くしてよ」
龍さんの口角が上がる。
ドキンッ。
初めて見た、龍さんの笑顔。
センパイの笑顔と重なって見える。
「センパイ・・・」
気がつくと、そう言っていた。
「は? 俺兄ちゃんじゃねーし。バーカ」
龍さんは笑った。
頭がクラクラする。
好きすぎてどうにかなりそう。
顔が熱い。
いや、体中が熱い。
どうしよう、この感情。
「と、とにかく、座ってっ」
私はベッドをポンポンと叩いた。
龍さんが座り、私に消毒液を渡す。
受け取るときに、二人の手が触れ合う。
私はビックリして、手の力が抜けてしまった。
消毒液が床に落ちる。
「わ、ごめん・・・」
私は消毒液を拾った。
24
:
まかろん
:2012/08/15(水) 00:09:50 HOST:i125-204-95-55.s10.a045.ap.plala.or.jp
そして、消毒が終わった。
ヤバい、すっごくドキドキした。
心臓が壊れたかと思った。
龍さんが消毒液を直しながら言う。
「ビックリした、お前本当に兄ちゃんのこと好きなんだな」
「えっ・・・」
バレた!?
顔がまた熱くなる。
「・・・俺までドキドキしたじゃねーか」
「え?」
「いや、何でもない」
よく聞こえなかった。
私の心臓の音がうるさくて。
「今日、ありがとな。帰る」
「えっ。あ、うん。バイバイ!」
龍さんは保健室を出て行った。
私は時計を見る。
「げっ! あと5分!」
私は保健室を飛び出した。
25
:
まかろん
:2012/08/15(水) 00:17:59 HOST:i125-204-95-55.s10.a045.ap.plala.or.jp
こんばんは。
第4話が終わりました(`・ω・´)
どうだったでしょうか?
ちょっと甘すぎましたかね・・・?w
自分でもドキドキしながら書いてました(*´∀`*)
個人的に龍君好きです(。・ω・。)w
では、第5話はまた書きます。
おやすみなさい(●^o^●)
PS…そろそろ宿題ヤバいです( ̄Д ̄;;
26
:
まかろん
:2012/08/15(水) 20:41:06 HOST:i125-204-95-55.s10.a045.ap.plala.or.jp
#5
翌日。
バスに乗り込むと、横田さんがいた。
「あっ。横田さーん」
私は横田さんに駆け寄る。
横田さんは席に座っていた。
まだバスはガラガラで、横田さんの隣もあいていたので、私は聞いた。
「隣、座ってもいい?」
「ああ」
私は横田さんの隣に座る。
あれ? もしかして、横田さん、機嫌悪い?
あっ! もしかして、昨日のコト!?
謝った方がいいかな?
うん、謝った方がいいね!
「「昨日はごめん!」」
二人の声がぴったりハモる。
「え? なんで相川が謝んの?」
「だ、だって! 出しゃばったというか何というか・・・」
「えぇ? 相川全然悪くねーよ。原因俺だし」
「イヤイヤ、泣いた私が悪いんデス」
「あ・・・うん」
会話終了。
えーっと、うん。
気まずい。
あと25分はあるよ〜!
どーしよ、何の話がいいかな・・・。
「・・・あのさ」
「えっ!? あ、うん! な、何?」
「相川のコト、〝瑞穂〟って呼んじゃダメ?」
「ううん。いいよ」
私は微笑む。
「それって、俺のコト好きだから?」
横田さんが近づいて、ニヤリと笑う。
バスが大きく揺れたら、キスしちゃいそうな程近かった。
「ばっ・・・!! 好きじゃないっ」
私は目を逸らす。
びっ・・・くりしたぁ。
超顔近かった。
横田さんが顔を遠ざける。
「そっかー。瑞穂、永野のこと好きだもんな」
「えっ!?」
な、何でバレてるの!?
私は自分でも顔が赤くなってるってわかった。
「ははっ。瑞穂単純。わかりやすーい」
横田さんがクスクス笑う。
「アイツのドコがいーわけ? 確かに俺と違って勉強はデキるけど、愛想ないぜ? 俺、永野の笑ってる顔見たことねーもん」
「えっ・・・」
じゃあ、私だけ・・・?
そんな、やめてよ。
前みたいに勘違いしちゃう。
〝永野は私に気がある〟って―。
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