したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

一人と二人

44雛菊 ◆h28m2qQSeY:2011/09/09(金) 16:26:05 HOST:PPPbm6194.kanagawa-ip.dti.ne.jp
燐>おう!
  ありがとよーww
  コメントはしてないけど更新するたびに読んでますぜー!!
  夜那cに買ってあげた服かわいいw

45:2011/09/09(金) 16:28:09 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
雛菊>>www

それでエエよw

うんw

てか・・菊って呼んでエエ?

46雛菊 ◆h28m2qQSeY:2011/09/09(金) 17:09:35 HOST:PPPbm6194.kanagawa-ip.dti.ne.jp
私は子供のころみたいにたくさん泣いた。
涙がなくなるんじゃないかと思うくらいに泣いて、泣いて、泣いた。
「梓?どうしたの!?」
双葉が慌てて駆け寄る。
いきなり近くで友達がおお泣きしたらきっと誰だってそうなる。
「私が………私がっ…。」
「…落ち着いてからでいいんやで?」
蓮が私の頭をなでて言う。
私なんかにそんなに優しくしてくれなくていい。
なでてくれた手を払うように首を横に振った。
「ごめんっ………空……。」
「え??」
「私が…やりました…。」
「…え??」
空はまだよく状況を理解できていないような顔をしている。
「私がやったの。
 空を…。いじめようと…。」
私もすごく言いにくい。
言おうとしていた言葉もすべてふっとんでいってしまった。
「あず…「何それ。」
「双葉!」
喧嘩腰で「なにそれ」とつぶやいた双葉を
慌てて空が止めようとする。
「今まで空がどれだけ梓を心配してたのか分かってんの!?」
「それはっ…。」
「今回だけは双葉に同意だ。」
時雨も普段は何があっても双葉を違う意見を言おうとするが
今回だけは同意見。
それはそうだよ…。
「2人とも、落ち着いてって!!
 理由くらい聞こう?」
暴れたら絶対に手に負えない2人を
暴れる前に空が止める。
空に言われたらさすがに言い返せなかったらしく2人とも黙り込んだ。
「「………」」
「どうして急にそんなことしたんや?」
2人に代わって蓮が優しく話しかける。
「……。」
「大丈夫や、責めたりせぇへんから。ゆうてみ?」
「…本当?」
蓮と空が無言でうなずく。
時雨と双葉は同時に私から目をそらす。
「……この前玲美に言われたんだ。
 「もういじめられたくなかったら一週間以内に4人のうちの誰かをいじめろ」って。
 最初は絶対に嫌だって思ったけど…。
 どんどんひどくなって、耐えきれなくて、それで……。」
「要するに悪いのは玲美ってことだね!!」
双葉が急いで玲美のクラスに走っていこうとする。
「すぐに喧嘩を売りに行くのはやめなさい。」
空が双葉の制服のえりをつかむ。
普段は明るい空だが、本当に怒るとすごく怖い(らしい)。
「……はい。」
「まぁ…それならしかたねーか。」
「本当に…本当にごめんなさい!!」
空に思い切り謝る。
「ううん、全然いいよ。
 でもなんで4人の中で私を選んだの?」
「席が1番私から遠かったから…ばれにくいかなって。」
「自分でばらしてるやんか。」
少し馬鹿にした笑いで私を見る蓮。
「うるさい…。」
「でもよかった。私が1番嫌われてるとかそういうのじゃなくって。」
「そ、そんなわけないでしょ!!」
謝って、理由を話したら許してくれた。
それが本当にうれしくて、ほっとした。
「あれ?そういえばなんで4人なんだよ。
 未来は?」
ふと思い出して時雨が言う。
「「「あ、本当だ。」」」
「時雨でも的確なこと言うんだね。」
双葉がすごく感心している。
「うぜっ。」
また2人の喧嘩が始まる。
「…未来ね。
 私をいじめていた中の一人なの。」
「!?」
「多分…玲美に…だと思う。」
「また玲美かっ…。」
「あいつかよ…。」
双葉と時雨が顔を軽く合わせて同時に玲美のクラスに向かって走ろうとする。
「待て待て待て」
今度は空と私で2人を止める。
「…はい。」

47雛菊 ◆h28m2qQSeY:2011/09/09(金) 17:11:11 HOST:PPPbm6194.kanagawa-ip.dti.ne.jp
燐>うん、なんて呼んでもいいよw
  雛でも菊でもなんでもw
  がんばってねー!

48:2011/09/09(金) 18:55:11 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
菊>>了解w

嫌やったらいつでも言ってなw

すぐ辞めるから!!!

49雛菊 ◆h28m2qQSeY:2011/09/10(土) 06:19:54 HOST:PPPbm6194.kanagawa-ip.dti.ne.jp
燐>うん、嫌なら言うねw
  多分言わないと思うけどw
  ありがとう^^

50雛菊 ◆h28m2qQSeY:2011/09/10(土) 06:45:54 HOST:PPPbm6194.kanagawa-ip.dti.ne.jp
「あ、未来。」
何を話しているのかは話からなそうだったが、
急に泣き出した私を驚いた顔で他の人たちも見ていた。
見飽きてみんなが別々のことを始めた時に未来が私たちのところに来た。
「ごめん。」
急に未来が私に向かって頭を下げた。
「未来?」
「私…、今話してた梓の話を聞いて思った!!
 ちゃんと謝らなくちゃって!」
「未来…。」
ただただ頭を下げている未来の頭をポンと叩いて双葉が言う。
「大丈夫、せめたりしないから言ってみ?」
さっき蓮が梓にやっていたのと同じように優しく言う。
「………私も玲美に脅されたの。梓と同じように。」
「それで?」
「私、小学校6年生の時にこのあたりに引っ越してきたの。
 引っ越してくる前はずっと、ずっといじめられ続けてた。玲美に。」
「っ!?」
「それが原因で引っ越した。
 でも中学生になった時、偶然玲美も転勤が決まって…。」
「同じ中学になっちゃったってこと??」
未来がうなずく。
「最悪の偶然じゃねぇか!!」
「うん…。
 それで「またいじめられたくなかったら1番仲のいい人をいじめろ」って。」
「そうだったんだ…。」
そのことを聞いて思い出したかのように双葉が言う。
「だから小学校にいたときと中学校に来た時と性格も変わっちゃったてこと?」
「うん、大人しくしなきゃって思って…。」

「だから…本当にごめんなさい!梓、みんな…。」
「いいよ。しょうがない!」

51雛菊 ◆h28m2qQSeY:2011/09/11(日) 05:27:40 HOST:PPPbm6194.kanagawa-ip.dti.ne.jp
「ありがとう…。
 みんな優しいんだね…。」
その言葉に私もうなずく。
未来が言った言葉は私もさっきから思っていたことだった。
「そう??
 どっかのお2人さんはすぐに殴りこむような凶暴な方たちだけど〜??」
空がどっかのお2人さんを見ながら笑う。
「うわぁ、いやみー。」「うわっ、ひでぇ。」
空と目があった2人が目をそらす。
私は思わず笑ってしまった。
「なんで笑うのさー!!」
双葉が私を見て驚く。
「だっておもしろくって…」
隣にいた未来も笑いだす。
未来の笑顔を見たのはずいぶんと久しぶりだ。
少しだけいじける双葉を見て空も笑った。
蓮も面白そうに笑っている。
皆で笑ったのはずいぶんと久しぶりだ。
双葉も時雨もだんだんと笑顔になった。

廊下で私たちを見ていた一人は気に食わない顔をしていたらしい。
けれど再びいじめがおこることはなかった。

52雛菊 ◆h28m2qQSeY:2011/09/11(日) 06:13:38 HOST:PPPbm6194.kanagawa-ip.dti.ne.jp
あれから1年半がたち、もう高校受験も終わってそれぞれ別の道に行こうとしていた。
3年生のクラスは1組が私。2組が時雨、双葉。3組が空。4組が蓮。5組が未来(玲美もいた。)
ちなみに担任は私のクラスは声が大きくてハゲた先生だった。
美香先生は2組。
時雨を去年の担任として居眠りないようにしたい、ということや
クラスで1番授業中に話す双葉を大人しくさせたいということで頼んだらしい。
他の担任も「美香先生が1番怒ると怖いし、2人に好かれてるから」という理由で承諾したそうだ。
そんなんでクラスが決まるのかと思うと私は少し驚いた。
6人の中で1番変わったのは未来だったと思う。
いじめられるという不安もなくなって、性格が一気に明るくなった。
「梓、みんなそろったよ。」
卒業式の日。
私と未来で2年2組の教室に皆を呼んだ。
「なんでここに呼んだか分かる…よね?」
私が皆の顔を見た。
皆なんで呼ばれたのか分かっているようだった。
時雨は少し分かってなさそうな顔をしていたが。
空が歩いて昔の私の机に手をかける。
「ここ…懐かしいね。まだ2年経ってないのに。」
私は自分の席に座る。
「ここで私たちたくさん話したんだね。」
未来は近くにあるロッカーの上に座る。
「他の席でも話したけどねー。」
双葉が笑いながら教室の床にあぐらをかく。
「今はクラス違うからあんまり話せなくなっちゃったけどね。」
空は私の机だった机の上に座る。
「でも時雨と双葉は相変わらず喧嘩してそうやなぁ。」
蓮は予定を書くホワイトボードの前にあったくるくる回る椅子を持ってきてすわりながらくるくるする。
「してねぇよ!!」
時雨は自分の机だった机と蓮の机だった机をくっつけてその上に寝転がる。
「そない事ゆうて〜。喧嘩してなかったら仲良く話しとるんか?」
「それもちげぇよ!!っていうかお前こそ誰かと仲良く話してるんじゃねーの?」
「そんなことありまへん、俺は心に決めた女の子がいるんや〜」
「あ、絶対ウソだ。言い方がすっごいわざとらしい。」
蓮と時雨はやっぱり男同士だからかすごく話が盛り上がっている。
こうしていられるのも今日で最後だと思うと悲しくなる。
また遊ぶ約束をすればいいだけだけど、遊ぶこともあまりなくなるだろう。
「……平気だって梓。
 会いたければいつでも会えるよ?」
空が優しく話しかけてくる。
「…。」
「うわぁぁっ、泣くなぁー!」
空が慌てる。
「泣き虫やな、梓は」
蓮が軽く笑う。
「でも…卒業式は…泣かなかったもん…。」
「おぉー。偉いねー。」
未来が軽く私の頭をなでる。
「…いつでも会えるのは分かるけど…いずれ忘れちゃうでしょ?」
「大丈夫だって、忘れないよ。」
双葉がニコッとほほ笑む。

時雨が机から降りて言う。
「てかさ。
 俺らが行く高校って皆別々だけど降りる駅は近いし始まる時間も同じくらいだから
 一緒に行けるんじゃねぇか??話しながらでもさ。」

「あ、確かに。」


       -END-

53雛菊 ◆h28m2qQSeY:2011/09/11(日) 06:15:33 HOST:PPPbm6194.kanagawa-ip.dti.ne.jp
終わりましたw終わり方がグダグダ…。書きなおしたいです全部をw
私長い話は好きだけど書くのはアレなので、
今回は初めてって言うのもあって早めに終わらせてみました。
また別の話書こうかなって思ってます。

54:2011/09/11(日) 09:44:37 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
www

短編ですか!?

私は断然、長編ですw

55雛菊 ◆h28m2qQSeY:2011/09/11(日) 10:48:37 HOST:PPPbm6194.kanagawa-ip.dti.ne.jp
なんていうか…
短編でも長編でもなく、
中編が好き←
読むのは長編かな?

56:2011/09/11(日) 10:49:56 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
中編!?

読むのは長編かw

私は読むのも書くのも長編じゃないと・・と言うプライドがあるねんw

57志摩 雛菊 ◆h28m2qQSeY:2011/09/11(日) 11:10:50 HOST:PPPbm6194.kanagawa-ip.dti.ne.jp
短編でも長編でもない感じww
ウダァーっとしてる長編は苦手だけどね;
かっこいいプライドだww

58:2011/09/11(日) 11:14:00 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
菊>>wwww

説明テキトーやろww←

中編って・・。小説にないやろ・・。;;


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板