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一人と二人

50雛菊 ◆h28m2qQSeY:2011/09/10(土) 06:45:54 HOST:PPPbm6194.kanagawa-ip.dti.ne.jp
「あ、未来。」
何を話しているのかは話からなそうだったが、
急に泣き出した私を驚いた顔で他の人たちも見ていた。
見飽きてみんなが別々のことを始めた時に未来が私たちのところに来た。
「ごめん。」
急に未来が私に向かって頭を下げた。
「未来?」
「私…、今話してた梓の話を聞いて思った!!
 ちゃんと謝らなくちゃって!」
「未来…。」
ただただ頭を下げている未来の頭をポンと叩いて双葉が言う。
「大丈夫、せめたりしないから言ってみ?」
さっき蓮が梓にやっていたのと同じように優しく言う。
「………私も玲美に脅されたの。梓と同じように。」
「それで?」
「私、小学校6年生の時にこのあたりに引っ越してきたの。
 引っ越してくる前はずっと、ずっといじめられ続けてた。玲美に。」
「っ!?」
「それが原因で引っ越した。
 でも中学生になった時、偶然玲美も転勤が決まって…。」
「同じ中学になっちゃったってこと??」
未来がうなずく。
「最悪の偶然じゃねぇか!!」
「うん…。
 それで「またいじめられたくなかったら1番仲のいい人をいじめろ」って。」
「そうだったんだ…。」
そのことを聞いて思い出したかのように双葉が言う。
「だから小学校にいたときと中学校に来た時と性格も変わっちゃったてこと?」
「うん、大人しくしなきゃって思って…。」

「だから…本当にごめんなさい!梓、みんな…。」
「いいよ。しょうがない!」


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